インタビュー ONEGRAM『Beginning』

2020年09月23日 (水) 15:00 - HMV&BOOKS online - ジャパニーズポップス

「音楽の街」渋谷を拠点に活動し、レゲエを基調としながらも、ジャズやファンク、ソウル、ディスコなど、あらゆるジャンルのエッセンスを取り入れたエクレクティックなバンドサウンドで注目を集めるONEGRAMにインタビュー。2013年の1stデモCD発表以降、精力的に作品をリリースし、DJからも熱狂的な支持を得てきた彼らに、バンド結成の経緯から、10月7日(水)にリリースするニューアルバム『Beginning』制作の苦労話まで伺うことが出来た。

--- まずはメンバー紹介をお願い致します。

Sakko  Vo  宮崎県出身
yath  Sax  リーダー  宮城県出身 
Br’z(ブレイズ)  Gt  宮城県出身
Pupty  Dr  東京都出身
Yabu  Bs  愛知県出身 ※藪本裕人(ex.Banderas) 8月に新加入

--- シンガーSakkoさんは宮崎出身という事ですが、どのようなきっかけで、ONEGRAMを始めたのでしょうか?結成のいきさつなどお聞かせください。

yath : ONEGRAMは最初はヴォーカルのいない状態から始まったバンドなんです。ただ、歌が欲しいとは思っていて、インスト状態でやりながら探していました。

Sakko : 元々私がレゲエシンガーのSister Kayaさんに師事していて、KayaさんがギターのBr’zと知り合いだったんですね。 その繋がりで紹介してもらって、一度スタジオに入って、そのまま加入しました。

--- 2011年結成で都内のクラブ、ライブハウスを中心に活躍との事ですが、どのようなイベントに、またどのような方と一緒にやる機会が多いでしょうか?

yath : 渋谷Club Ballで偶数月第4水曜日に「Grammin‘」と言うONEGRAM主催のイベントをやっているので、やはり渋谷での活動が中心になります。 このイベントは毎回ゲストをお迎えして、そのゲストの方の曲をONEGRAMがバックバンドになって演奏するというイベントです。 基本的にはそのイベントを中心に活動している為、お迎えするゲストの方と共演という形で一緒にやらせてもらう事が多いですね。 コロナの影響があって、今はゲストを迎えない形で再開しましたが、直近ではシンガーのKeycoさんをお迎えして2周年パーティーを開催しました。 後は声を掛けて頂いたイベントに出させてもらっています。 最近ですとAlegreに出させてもらったり、仲良くさせてもらっている渋谷Rootsでもライブさせてもらいました。

--- 2013年、1stデモCDを発表。2014年夏にはライブ会場限定販売のアルバムCD『ONE's Ground』をリリース。また、ROOM FULL OF RECORDSより1stデモCD収録の「Hope Of Life」の10"アナログを発売。2016年には初の全国流通CDをリリースと怒涛のリリースラッシュだったと思うのですが、各レーベルと音源を出すに至った経緯と、音源出したことによって変わったことなどあればお聞かせください。

yath : バンドを結成して何か音源を作ろうと言う事で、まずは1stデモを作りました。それを聞いて気に入ってくれたDJの石塚チカシさんが、西麻布の新世界で当時店長をしていた長谷川ケンジさんを紹介してくれて、「GRAM JAMMIN'」と言うイベンントを始める事になり、そこから色々動き出しました。 ROOM FULL OF RECORDSから出した1stデモCD収録の「Hope Of Life」の10"アナログの話もチカシさんからです。まさか自主で作ったCDが10"でちゃんとしたレーベルからリリースされるなんて思ってもみなかったので、本当にありがたかったです。チカシさんとケンジさんはアルバム先行シングル「Diggin’」のMVにも登場してもらっていますが、バンドの初期から本当にお世話になりっぱなしです。以降も新世界で「GRAM JAMMIN'」をやりながら、そろそろアルバムを作ろうと言う事になって、自主で『ONE's Ground』を作り、しばらくしてそのイベントを見にきた当時ポジティブプロダクションにいた松本さんを紹介してもらい、松本さんが立ち上げたMacondoというレーベルから全国流通版の「○〜en〜」と「Glowing」、そこに収録されている曲の中から4枚の7"アナログをリリースしました。やはり全国流通盤を出した事で、ONEGRAMと言うバンドがある事を広められたと思います。少しずつですが地方でのライブも増えていった事でそれを実感出来ました。


--- ライブ・イベント「GRAM JAMMIN'」を主催との事ですが、どのようなイベントでしょうか?いままで出た方などもお教え頂けますでしょうか?またクラブレゲエシーンの最近の潮流はどのような感じでしょうか?

yath : 今主にやっているイベントは前述した「Grammin‘」になります。 ただ、「GRAM JAMMIN‘」も不定期ではありますがやっています。 「Grammin’」はこれまでにSister Kayaさん、光風さん、iCas(ORESKABAND)さん、RUEEDさん、Metisさん、a.yu.mi(Q.A.S.B.)さん、Stickoさん、ナツ・サマーさん、ランキン・タクシーさん、キミーゴさん、カラムシさん、Keycoさんに出てもらいました。

Sakko : レゲエシーンの中でも細かくジャンルがありますが、私は色んな現場に割と足を運ぶので、そこで思う事はダンサーだけでなく、女性のセレクターやDeejayが増えてきたなという事です。クラブシーンも今の時代を表していると言えますね。

--- メンバー皆様それぞれ趣味が違うかと思いますが、どのような音楽がお好きで、どのような影響を受けたのかお教えてください。

Sakko : 私はブラックミュージック全般、後は演歌なんかも小さい頃に歌っていたので、影響を受けていると言えます。

yath : 自分は元々Soul、R&BやHip Hop、Afro Beatなどが好きでしたが、Reggaeは正直それほど聞いていませんでした。

Br‘z :十代の頃はROCK少年でした。そこからFUNKやJAZZに引き込まれて、Hip HopやR&B、Soulなどブラックミュージックにグルーヴなどの影響を受けました。30歳辺りから音楽の仕事を始めた事もあり、POPSの奥深さにのめり込んでいます。 Reggaeに関してはONEGRAMを始めてから掘り進めてきた感じですね。 若い頃はアンダーグラウンドな音楽のカッコよさに大きな影響を受けてきましたが、今はどうポップスへと生かして行くか!みたいな事を常に考えています。

Pupty : 最も影響を受けていると自分で感じるのは70-80年代の日本のポップスです。 作曲面でもドラムのサウンド的な部分においてもほぼ大半を占めていて、ドラムプレイ的な部分ではYMOの高橋幸宏さんからの影響が特に強いかなと感じています。

Yabu : 最初にはまったベーシストは、TOP(タワー・オブ・パワー)のロッコ・プレステア。彼のタッチ、奏法やタイミングが今も自分の基本です。 その後JazzやFusionに興味を持ち出し、アンソニー・ジャクソンのジャンルに捉われないスタイルに魅了され、徐々にワールドミュージックに興味を持ち出しました 今はLatin、Reggae、African等を吸収しつつ、ジャンルに囚われない自分だけのスタイルを模索中です。

--- CD/レコード屋には良く行きますか?また最近レコードブームと言われておりますが、CDレコードなどフィジカルは良く購入されますか?

Sakko : 頻繁ではありませんが、たまにレコード屋さんには行きます。昔からミックスCDをよく聴いていたので、今でも買ったりします。 レコードは私はセレクターをする訳ではないので、アルバムを買う事が多いですね。

--- 今回の作品では特にどのようなところに意識した。レコーディングの苦労などあれば教えて頂いてもよろしいでしょうか?

yath : 今回のアルバムは自分が作曲や編曲しているものが多いのですが、本格的にアルバム制作に入る際、プロデューサーの高宮さんにこれまでの曲を全部聞いてもらったんです。 その感想が「レゲエの中でも色んな曲をやっているせいか、ONEGRAMと言えばコレだと思い浮かぶような曲や曲調がないように思う」というものでした。 Flower Recordsから最初に出したアナログ「Crazy Love」のカバーが非常に好評だった事もあり、今回はディスコレゲエ的なアプローチを意識して、統一感を出したつもりです。 今回のレコーディングで特に苦労したのはやはりリードシングルの「Diggin’」の制作です。実はアルバムのレコーディングは去年の時点で終わっていたんです。元々は別の曲をリード曲として出す予定だったのですが、高宮さんから悪くないけどリードとしてはやはり弱いので、追加でレコーディングしようというお達しを受けまして… そこからまた5曲位トラックを作って、候補を絞って、何度も修正してを繰り返してやっと出来たという感じです。苦労はしましたが、結果的に納得いくものが出来たのでとても満足しています。


--- 今後の活動の予定など。未来のご予定をお教え頂ければと思います。

yath : まずは10/28に自主イベントの「Grammin‘」をやる予定です。コロナの影響で今回もゲストを呼ぶのは難しいので、ONEGRAMだけで新しいアルバムの曲も織り交ぜてやれればと思っています。そして、11/21に下北沢のLIVEHAUSでレコ発ワンマンライブ※を行う予定です。こちらは配信もします。配信チームを入れて、事前にしっかり打ち合わせをして臨みますので、クオリティの高い配信ライブをお届けできると思います。 現状お客さんを入れての開催で考えていますが、コロナの影響によっては配信のみになる可能性もあります。その際はHPやSNSなどでお知らせします。 豪華ゲスト、DJをお迎えして盛大に開催する予定ですので楽しみにしていて下さい。

※ライブ情報は9月25日、フラワーレコーズ・オフィシャルサイトにて公開予定


--- 最後にCDを買って聴いてくれたお客様に何かメッセージなどあればお願いします。

Sakko : アルバムの『Beginning』というタイトルは「始まり•序章」という意味を込めてつけました。今年に入ってからコロナの影響もあり、全世界の人々、我々アーティストにとっても全く新しい時代に突入したと言えます。そして、ONEGRAMとしてはFlower Recordsから出す初めてのアルバムであり、これまでと違った新しい一面を表現する事が出来たと思います。そんな全ての意味を込めての『Begining』。でもまだこれは「始まり•序章」であり、このアルバムを聴いて、これからのONEGRAMの動きを楽しみにして頂ければ嬉しいです!

ONEGRAM『Beginning』 商品情報

Label : Flower Records
Release Date : 2020年10月07日(金)
Format: CD (デジパック仕様)
Cat No. : DQC-9053
なお、本CDは完全初回限定プレス、更に購入特典として「Crazy Love」のジャパニーズ・バージョン収録の7インチが付いてきます。



「レコードをこよなく愛するディガーたち」に捧げたリード曲「Diggin'」(M-03)は、レゲエ+ファンク+ディスコなダンサブルなナンバー!MVではホンモノのディガーも多数友情出演し、彼らの活動拠点である「渋谷」のバンドらしい意思表明!そして横浜を中心に大活躍中のレゲエDJ、RUEEDをフィーチャーしたご機嫌なスカの「Seaside Driving」(M-04)、ステッパーなリズムが印象的な「Drama」(M-05)、'60sモータウンを彷彿とさせる「woman」(M-12)や、ロックステディな「マジック・スパイス」(M-1)。そして発売日即完売の7インチ、Alton McClain & Destinyの大ディスコクラシック・カバー「Crazy Love」をフルバージョン収録(M-08)。こちらもアナログで完売御礼のティーナ・マリーの代表曲「Ooo La La La」(M-11)、ロフト・クラシックスとして名高い「Aeo」(M-07)、'80sヒット曲、カトリーナ&ザ・ウェーヴの「Walking On Sunshine」(M-02)など、多彩なカバー曲群も耳に楽しい、あらゆるダンスミュージックのエッセンスを散りばめた渾身の全12曲。ボーナストラックには、今や世界中を飛び回るDJ Koco aka Shimokitaによるエディットを収録!

収録曲

  • 01. マジック・スパイス (Sakko / Takuya Watanabe)
  • 02. Walking On Sunshine (Kimberley Rew / Kimberley Rew)
  • 03. Diggin'(Sakko / Yasuhiro Suenatsu)
  • 04. Seaside Driving feat. RUEED (Sakko, Rueed / Takuya Watanabe)
  • 05. Drama (Album Version) (Sakko / Yasuhiro Suenatsu)
  • 06. Steal (Sakko / Yasuhiro Suenatsu)
  • 07. Aeo (John a Holbrook)
  • 08. Crazy Love (Full Length Version) (Terru McFaddin / John Footman)
  • 09. wanna back (Sakko / Yasuhiro Suenatsu)
  • 10. Peek-a-boo (Sakko / Br'z)
  • 11. Ooo La La La (Album Version) (Teena Marie / Allen McGrier)
  • 12. woman (Sakko / Yasuhiro Suenatsu)
  • 13. Walking On Sunshine (DJ Koco a.k.a. Shimokita edit / Bonus Track)

Beginning

CD特典

Beginning

ONEGRAM

価格(税込) : ¥2,970

発売日: 2020年10月07日


ONEGRAM『Diggin’』 商品情報

Label : Flower Records
Release Date : 2020年09月23日(水)
Format: 7インチシングルレコード
Cat No. : FLRS131

収録曲

  • Side A: Diggin' (Sakko / Yath)
  • Side B: Aeo (7inch edit) (John A Holbrook)

Diggin' / Aeo (7インチシングルレコード)

7inchシングル

Diggin' / Aeo (7インチシングルレコード)

ONEGRAM

価格(税込) : ¥1,650

発売日: 2020年09月23日

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