リプレイスメンツ 1987年の5thアルバム『Pleased To Meet Me』が最新リマスター＆ボーナストラック大量追加の3CD＋LPデラックス盤で再発　元祖オルタナティヴロックバンドの過渡期を捉えた意欲作

リプレイスメンツ 1987年の5thアルバム『Pleased To Meet Me』が最新リマスター＆ボーナストラック大量追加の3CD＋LPデラックス盤で再発

元祖オルタナティブロックバンドとして、80年代を中心に活躍したザ・リプレイスメンツ。初期はハードコアパンク色の強いサウンドだったが、アルバムリリースを重ねていくにつれ、パンクをルーツとした自身のアイデンティティを維持しつつも、フロントマンのポール・ウェスターバーグのソングライティングを生かしたルーツ色の強いサウンドへと変化していった。そんな彼らのキャリアの中で、パンクロックから、ジャズ、ソウルまで、多様な音楽性が凝縮された意欲作と呼べるのが1987年発表の通算5作目のスタジオアルバム『Pleased To Meet Me』である。

メンフィスのアーデントスタジオで、プロデューサーにジム・ディッキンソンを迎えてレコーディングされた、パンクバンドからより幅広い音楽性を持つ成熟したロックバンドへと成長していく彼らの姿が反映された、『Pleased To Meet Me』がこのたびデラックスエディションで発売となる。3枚組CDにアナログLPを加えた形でリリースとなる本作は、収録曲の半分近くが未発表音源となり、その中には、デモ音源、ラフミックス、アウトテイクのほか、アルバム発売前にバンドから脱退するギタリスト、ボブ・スティントンとの最後のレコーディング音源 (1986年録音) も収録されている。

Pleased To Meet Me (Unboxing Video)

I.O.U. (Demo) (Official Audio)

デラックスエディションのCD1には、1987年4月にリリースされたオリジナルアルバムの最新リマスター音源に加え、シングルのB面曲、そしてジミー・アイオヴィンがリミックスを手掛けた「Can't Hardly Wait」の別リミックスが収録されている。

CD2には、アルバムの制作過程を垣間見ることができるデモヴァージョンを収録。全15曲のうち11曲が今回初公式音源化となる貴重なコレクションだ。このデモがレコーディングされたのは、1986年夏、ミネアポリスにあるブラックベリーウェイスタジオ。ここに収録されている序盤の7曲は、リプレイスメンツのオリジナルメンバー4人が揃った最後の音源となる。このデモセッションの後、オリジナルギタリストのボブ・スティントンと袂を分かつこととなった。CDの後半に収録されている8曲のデモは、トリオ編成でのレコーディングとなり、アルバム収録曲「Shooting Dirty Pool」のデモや、冒頭の歌詞がアルバムタイトルのインスピレーションとなった「Even If It's Cheap」などが採り上げられている。

CD3には、スタジオエンジニアのジョン・ハンプトンによるラフミックス音源を収録。ここに収められている全13曲が初公式音源化となり、アルバム収録曲に加えて、「Election Day」「Birthday Gal」など貴重なアルバム未収録曲音源もフィーチャーされている。ほか、「Run for The Country」「Lean How To Fail」「Trouble On The Way」といった未発表曲や、後に1997年発表のコンピレーション「All For Nothing / Nothing For All」にも収録されたアウトテイク曲「Beer For Breakfast」「I Don't Know」も収録されている。

向こう見ずなハードコアパンクバンドとしてキャリアをスタートさせたリプレイスメンツが、長年の経験や柔軟な発想、飽くなき探究心のもとその音楽性を変化させていった、その通過点の一つを捉えた貴重なコレクションの登場だ。

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  CD1

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  CD2

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  CD3

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  LP

収録曲

 

 

 

 

 

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