【インタビュー】マックス・ジェンマナ 〜 盛り上がるタイのインディーシーンから満を持して日本デビュー

2020年06月23日 (火) 17:45

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YouTube再生回数2.5億回を誇るタイ人シンガー、マックス・ジェンマナ (Max Jenmana) の新作EP『555!』が6/24(水)に発売。国内初インタビューに成功!

国内盤CD

555!

CD

555!

Max Jenmana

価格(税込) : ¥1,650

会員価格(税込) : ¥330

発売日: 2020年05月20日

今回のEP『555!』は、バイリンガルな英語詞を中心に、LUCKY TAPESの高橋海、TempalayのAAAMYYYをフィーチャーした楽曲を携えて、アジアンポップマニアのみならず、幅広い層にアピールできる楽曲の勝負作となっている。LUCKY TAPESの高橋海、TempalayのAAAMYYYをフィーチャーした楽曲を収録。初の日本語詞となる意欲作「Little Darling」も日本盤にのみ収録。

デビュー以降ほぼDIYで活動しながらも、2017年4月に発表された「Into the woods」が脅威のYouTube再生回数2.5億回を記録し、タイの大型フェスに軒並み参加。美しいメロディーと甘いマスクと裏腹にボーカルに関しても、表現力に定評のあるマックス・ジェンマナは、時には掠れた声で力強いメッセージを発信したり、時には退廃的で濡れた雰囲気を醸し出したりと、曲ごとに幅広い表現力を発揮している。

01. Drunk Texting (feat.橋海)

02. Walk The Line (feat.AAAMYYY)

03. Little Darling

04. Little Darling (Japanese version)



  マックス・ジェンマナ インタビュー

ー 今回が日本デビュー盤になるということで、まずは自己紹介をお願いいたします。

Hi! マックス・ジェンマナといいます。バンコク出身のソングライターです。今回の日本での発売は本当にワクワクしています。自分の作品を日本のリスナーの方々に聴いていただくことが夢でしたから。

マックスさんの音楽的なルーツはどういったものですか?

タイのローカルで伝統的な音楽から、それこそメタルコアのような音楽まで色々ですよ(笑)。身の周りの全てのものに影響されてきたと言えますね。一番好きなのはジャンルでいえばオルタナになります。聴くたびに様々なアイディアの元になりますし、決して退屈しないですからね。

なるほど。その中でも最も好きなアーティストを挙げるとしたらどなたですか?

一番のお気に入りは何と言ってもジョン・メイヤー! 一日中聴いていられますよ(笑)。彼の曲は自分に語りかけられているような気分になるんですよね。他にはフォスター・ザ・ピープルザ・ネイバーフッドも好きですね。

今回の新しいEP『555!』についてですが、ブルース的な要素も感じましたが、同時にポップなテイストもあるように思います。シティポップ的な要素がある曲とアコースティックな雰囲気のある曲のギャップが素晴らしかったです。

ありがとうございます。この新譜ではもっと自分自身を掘り下げようと思いました。ミュージシャンとしてだけではなく、いちリスナーとしてもです。今までYouTubeや音楽業界、それこそファンの声にも気を取られていたように思うのですが、今回は自身ともう一度しっかり向き合って自然と湧き出てきたものを曲に込めたつもりです。

歌詞についてはどうですか? どういったことから着想を得るのでしょうか?

うーん、そうですね・・・ 自分の個人的な実体験や内面の感情などを元にしています。あと、どの歌詞もシネマティックになるように心がけています。僕は絵を描くのが好きなんですが、それも影響しているかもしれませんね。

今回の新譜で最もチャレンジだったことは何ですか?

自分自身に正直になることですね。そして自分自身を再発見したことかと思います。あと、このCOVID-19の影響で自宅から出ることができない状況下で、日本のアーティストとコラボできたのも大きな収穫でした。

ところで、タイトルの「555!」にはどういう意味が込められているのでしょうか?

555はタイ語で「ハー」と発音するので、SNSなんかで笑うことの表現で使うんです。日本語だと「ゴ」ですよね。この発音は英語の「Go」に近いので、複数の言語をつないだ言葉遊びってところですね。

先ほどおっしゃった様に今回の新譜には日本人アーティストとのコラボが含まれていますね。LUCKY TAPESの高橋海さん、TempalayのAAAMYYYさん、それぞれの印象はいかがでしたか?

LUCKY TAPESのことは元々好きでずっと聴いていたんです。彼らはタイでもよく知られているんですが、そのずっと前から僕は目を付けていて(笑)。海さんに言ったかは忘れましたが、僕と彼のスタイルはお互いに独特だし、それぞれ違う特性を持っています。でもこの2つの個性を融合して曲を作ることが僕がやりたかったチャレンジなんです。あと、TempalayのAAAMYYYさんについては、あの声は天使みたいって思っちゃいましたね。彼女がボーカルを録音した曲のデータを送ってくれて、初めて聴いた瞬間は信じられないくらいに最高でした。出来の良さに完璧にやられたって感じです。

Drunk Texting feat. Takahashi Kai

1曲目の「Drunk Texting」の歌詞について教えていただけますか?

ですよね(笑)。この曲は酔った時、LINEなどで深く考えずメッセージを相手に送ってしまうっていう、誰にでもあるような状況のことを歌っています。みんな大人になってもこういう経験ってあるでしょ?(笑)

多くの人が似たような経験がありそうです(笑)。この新譜では日本というテーマがフォーカスされているように思いますがいかがですか?

その通りです。僕のクリエイティブなセンスは、子供のころから影響を受けている日本のカルチャーによって形作られたといっても過言ではないです(笑)。一時は漫画家になりたいって思ったくらいですから。日本語のタトゥーもいくつか彫ってありますよ。

しかも今回は日本語でも「Little Darling」を歌ってますしね。日本語はいかがでしたか?

難しかったです! 今までのスタジオワークで一番大変でした。日本語が流暢な友達に手伝ってもらい、なんとか歌えました。でもあまりネイティヴのような発音にならないように注意したんです。僕が一生懸命に日本語で歌ったことがリスナーに伝わるように(笑)。

前作『Let There Be Light』を出してから数年経過しました。マックスさんの中で変化したことってありますか?

前作を出してからこの数年ずっとツアーで演奏をしてきました。その環境の中でよりプロとしての意識を持つようになりましたし、物事のポジティブで明るい側面を見るようになりましたね。あとはこのSTAY HOME期間中に、より自分自身を取り戻せたような気がします。

では、せっかくなのでマックスさんの視点でタイの音楽シーンについて教えていただけますでしょうか?

とても活気があるしクリエイティヴだけど、ビジネスライクな面もあるから、競争も激しいです。大多数のリスナーは典型的なスタイルの音楽を求めがちな気はしますが、同時に若い世代のアーティストは新しいスタイルの音楽にどんどん挑戦してますし、それがタイのエンタメ業界全体に良い影響を与えつつあるとも思います。あとタイの音楽シーンは海外のアーティストにも非常にオープンですよ。何人かの日本のアーティストはタイのリスナーにとっても馴染み深いですしね。

最近では日本でもプム・ヴィプリットなど認知度があり、高い評価を受けているタイのアーティストも増えてきました。他にもおすすめのアーティストはいますか?

たくさんいて困っちゃいますね。たとえば、ソリテュード・イズ・ブリス、テンプ、シラチャ・ロッカーズ、ウォール&ドルフはおすすめです。

ありがとうございます。では、最後に今後の目標を教えてください。

湖畔にプライベートスタジオを建てられるように頑張ります。あとは27才で死なないように。まあ、この目標はすでに達成されてますが(笑)。

【取材協力:Parabolica Records】 


国内盤CD

555!

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555!

Max Jenmana

価格(税込) : ¥1,650

会員価格(税込) : ¥330

発売日: 2020年05月20日


Max Jenmana(マックス・ジェンマナ)
1989年生まれ、タイ出身のシンガーソングライター(言語:タイ語・英語)
2017年4月に発表された「Into the Woods」が脅威のYouTube再生回数2.5億回を記録し タイ国内の大型フェスに軒並み毎年参加。前作『Let There Be Light EP』(2018年発表/すでに完売)がタイ国内で高く評価され、「Best Male Artist In 2018」「Song Of The Year」など多数の賞を受賞し、アーティストとして確固たる地位を固めた。2018年にタイ国内でGoogle検索されたTOP10の楽曲に選出。

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