【映像】ザルツブルク音楽祭2019/オッフェンバック:『天国と地獄』
2020年06月05日 (金) 16:49 - HMV&BOOKS online - クラシック
奇才バリー・コスキー演出によるハチャメチャなエンターテインメント!
2019年ザルツブルク音楽祭ライヴ。オッフェンバック『天国と地獄』
オッフェンバックの生誕200年を記念して上演された『天国と地獄(地獄のオルフェ)』、2019年ザルツブルク音楽祭のライヴ映像。19世紀パリでオペレッタの華を咲かせたジャック・オッフェンバックは、オペラ『ホフマン物語』や多くのオペレッタを作曲しています。その中でも『天国と地獄(地獄のオルフェ)』は特に有名。運動会でよくかかるフレンチ・カンカンの『地獄のギャロップ』は、誰しも一度は耳にしたことのある楽曲でしょう。ギリシャ神話をもとにグルックがオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』を作曲、それをオッフェンバックがパロディ化したのが『天国と地獄(地獄のオルフェ)』です。
今回の演出は、現在ベルリンのコーミッシェ・オーパーの総裁を務めている奇才バリー・コスキー。息つく暇もないほど目まぐるしく変化する舞台、エロティックな衣装、オッフェンバックの風刺と皮肉を存分に利かせた、ハチャメチャなエンターテインメントを満喫できる上演です。
配役は、世論のアンネ・ゾフィー・フォン・オッターは、さすがの貫録。ウリディス役のキャスリーン・リーウェックも体当たりの演技と圧倒的な歌唱で聴かせます。なんと言っても一番の活躍はジョン・ステュクス役のマックス・ホップ。冒頭から登場し、全員のセリフ、擬音語も一人で行い、他の登場人物は口パクという大胆な演出。そして演奏は、エンリケ・マッツォーラ指揮によるウィーン・フィルという何とも贅沢な布陣です。(写真c sf-monika-rittershaus)(輸入元情報)
【収録情報】
● オッフェンバック:喜歌劇『天国と地獄(地獄のオルフェ)』全曲
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(世論)
マックス・ホップ(ジョン・ステュクス)
キャスリーン・リーウェック(ウリディス)
ホエル・プリエト(オルフェ)
マルセル・ビークマン(アリステ/プリュトン)
ナディーネ・ヴァイスマン(キュピドン)
レア・ドゥサンドル(ヴェニュス)
マルティン・ヴィンクラー(ジュピテル)
フランシス・パパス(ジュノン)
ラファウ・パウヌク(マルス)
ヴァシリーサ・ベルザンスカヤ(ディアヌ)
ペーター・レンツ(メルキュール)
ベルリン・ヴォーカルコンソート
ダーヴィット・カヴェリウス(合唱指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
演出:バリー・コスキー
舞台:ルーフス・ディディスカス
衣装:ヴィクトリア・ベーア
照明:フランク・エヴィン
振付:オットー・ピヒラー
ドラマティック・アドヴァイザー:スザンナ・ゴールドベルク
収録時期:2019年8月
収録場所:ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
収録時間:140分
画面:カラー、16:9、1080i
原語:仏独
字幕:英韓日