アレクサンドル・タロー/コンテンポラリー・コンチェルト〜委嘱作品集

2019年12月10日 (火) 14:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


世界初録音のアレクサンドル・タロー委嘱作品集

バロック期の作品を端正に演奏するかと思えば、偉大なる歌手バルバラへのオマージュを滔々と演奏、その時々に全く異なる表情を見せるアレクサンドル・タロー。今回のアルバムは、彼自身が今を生きる3人の作曲家に委嘱した「オーケストラとピアノのための」作品を収録した興味深い1枚です。
 冒頭に置かれたハンス・アブラハムセン[1952-]の『レフト・アローン』はタイトル通り左手のための作品。とはいえタイトルの「Left」には様々な意味を込めたとアブラハムセンが語るように、さまざまな要素が組み込まれた色彩豊かな音楽になっています。
 アメリカの詩人T.S.エリオットの詩からインスピレーションを受けたというジェラール・ペソン[1958-]の作品は、ピアノが奏でる3つの音を中心としてユニークな形に成長していく音楽。もちろんタローのユニークな演奏を念頭に置いて作曲されています。
 オスカー・ストラスノイ[1970-]の『クレショフ』は、ソヴィエト時代の映画製作者レフ・クレショフからインスピレーションを受けた作品で、「クレショフ効果=映像群がモンタージュ(編集)され、映像の前後が変化することによって生じる意味や解釈の変化」をそのまま音にしたという実験的な協奏曲は、聴き手に不思議な感動を与えます。(輸入元情報)

【収録情報】
1. アブラハムセン:レフト・アローン(左手と管弦楽のための) (2015)
2. ペソン:ピアノと管弦楽のための『色あせた未来への歌』 (2012)
3. ストラスノイ:クレショフ(ピアノと室内オーケストラのための) (2015-2017)


 アレクサンドル・タロー(ピアノ:1-3)
 ヤニク・ネゼ=セガン指揮、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(1)
 ティート・チェッケリーニ指揮、フランクフルト放送交響楽団(2)
 マチュー・ルシエ指揮、レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ(3)

 録音:
 2016年12月9日 ロッテルダム、デ・ドーレン・ハレ(1)
 2012年12月8日 パリ、シテ・ドゥ・ラ・ミュジック(2)
 2017年6月2日 モントリオール美術館、サル・ブルジー(3)
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