【全曲解説】 RED in BLUE『MUTANT CIRCUS』

2019年12月02日 (月) 18:00

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全曲解説テキスト by 高橋 祐揮(Vo) 田口 悟(Gt/Cho) 磯村 駿介(Ba/Cho) 山崎 慧(Dr/Cho)


1. FRANKEN MUSIC


“君にぴったりのミュージック”という歌詞にあるように、3分で病みつきにさせる、とっておきの一曲になりました。音楽を手頃にきける時代だからこそ、ジャンルや棲み分けではなく、雑種の僕らが雑種のまま産み出した一曲を最後の一口まで味わってほしいです。“踊るのさ 舌の上で 君の中で”の後に来る全員コーラスの迫力は必聴です。リード曲であるこの曲をきっかけに、より多くの人にRED in BLUEを知ってもらえればなと思います。(高橋)

いきなりシンガロング、さらにAメロでシンガロング、Cメロでシンガロング、サビもシンガロング。シンガロングの金太郎飴です。
しかし合唱盛りだくさんに見えて絶妙なさじ加減にまとまっています。
という感じでRED in BLUEの今持てるキャッチーを詰め込みました。エフェクターの音色やフレーズも洗練して、ドッシリとしたダンスナンバーに仕上がりました。デカイ声と高いジャンプが似合う曲です。(田口)


2. さよならのかわりに

地元広島を舞台に制作された、再生や復興への祈りを込めた曲です。応援してくれる周りの方々や家族、一緒に土砂を掻いた仲間、広島の街を思い浮かべながら歌いました。より感情を込める為に、息の使い方をかなり意識しながらレコーディングやライブに臨んでいるので、それがため息のようにも、祈りのようにも聴こえてくれたらいいなと思います。自分の故郷のこと、昔のこと、会えなくなった友人のこと、思い浮かべながら聴いてくれたら嬉しいです。(高橋)

この曲をライブで演奏しながら、僕は地元の海沿いの街並を想像します。
ギターは難しいことしてませんが雰囲気作りが大事です。ディレイをかけて風になったり波になったりリバーブをかけて雨になったりします。
シンプルですが全パートに歌心と海風を感じる曲になったと思います。
そしてたった7秒ですが雷のようなギターソロが録れました。
沁みる曲です。一緒に歌ってくれたら嬉しい。(田口)

豪雨災害を経験して作られていった楽曲なのですが、決してネガティブな感情ではなく、ここから未来に向かって進んでいこうという思いの詰まった楽曲です。
歌詞の世界観とリンクして、美しく儚いサウンドの楽曲なので、後半に向かうにつれての盛り上がりや広がり感、各パートの演奏のメリハリを楽しんでもらえると幸いです。(磯村)

去年の夏に起こった豪雨災害などの復興活動をしていく中で感じた思いや人との繋がりで出来た曲です。哀愁のメロディとシンガロングの壮大さを感じて欲しいと思います。(山崎)


3. テレポーテーション

十代の葛藤や焦燥を表現しました。
手数はバキバキですが、屋上に吹き抜けていく風のような爽やかさとナイフのような切れ味を持った曲になりました。
誰かの言動に心の居場所をあっちこっちに引っ張り回されてわからなくなります。
イントロのギターとベースのタッピングユニゾンからの急なドラムのブラストビートが聴きどころです。(田口)

先程の曲達とは打って変わって、開幕からドライブ・サウンドのベースのタッピングから始まる楽曲です。一曲通して音数が多く、テクニカルな印象をうけるかもしれませんが、あくまでメロ重視で、全体として聴きやすく仕上げました。アルバムのこの位置に置くことで、今までの流れをズバッと変えるような効果も生まれたなと思っています。(磯村)


4. CINDERELLA

ベルの音からはじまるユニークな曲ですが、ライブではアッパーチューン的立ち位置を確固たるものにしています。ベースとドラムのグルーブ感で引っ張っていくAメロから、全体を徐々に巻き込んでいくシンガロング、そしていよいよサビで大爆発です。この曲のサビの爆発感はアルバムの中でもピカイチじゃないでしょうか。軽快かつ爆発感のある音に、メルヘンな歌詞が入り混じった曲。ぜひライブをイメージしながら聴いてみて欲しいですね。(高橋)

歌詞の世界観や合間に入るベルの音が童話チックな印象ですが、サウンドは激しく、非常にロックな楽曲です。ベースソロのフレーズを、ギターソロでもう一度弾く流れもお気に入りです。
サビのメロディも爽快で突き抜ける感じなので、ライブで聴いてもとても楽しいんじゃないかと思います。(磯村)


5. MONKEY STATION

作ってからかなり経つ曲なのですが装いを新たに収録されました。
avengers in sci-fiや星新一の影響で、宇宙の持つ光と闇の世界観にとても憧れているのですが、そんなRED in BLUEの宇宙曲の始祖曲になります。リニューアルに際してかなりいろんな音を足しました。宇宙船のレーダーや流れ星、重苦しい闇の宇宙空間の様子までより鮮明に描けたように思います。
構成がAからGメロくらいまであるのですが何故かどのセクションも全然くどくなくて不思議な曲です。(田口)

宇宙を連想させるような歌詞や音色が沢山入っていて、沢山展開があるのに聴きやすい不思議な楽曲です。
リズミカルでファンキーな物になるよう心がけて録ったので、ベースで言うと、今回のアルバムの中で1番お気に入りです。
細かいこだわりが沢山詰まっているので、ベースの音をしっかり聴いてもらえると嬉しいです。(磯村)


6. テラー・オブ・ミラー

ライブで一番形を変えてきたのがこの曲です。楽曲の展開、歌詞の内容、全てがライブを通して変わってきたのもあり、メロディと歌詞が曲の展開によりフィットしたんじゃないかと思いますし、なによりサビで言い聞かせるようにしっかり歌えたと思います。自分と向き合える人こそが、前に進めるんじゃないか。そういう曲です。(高橋)

ドライブ感を大切にするため、指弾きと人生初のピック弾きをフレーズに分けてレコーディングしました。実は、一番苦戦した楽曲です……。
サビの軽快さや、ベースのコード弾き、突然激しくなるドラムなど、セクション一つ一つに魅力のある楽曲だなと思います。
まだライブではあまりやれてないので、ライブでできるのが楽しみです。(磯村)

疾走感のある、メロディアスな曲です。アッパーなテンションをキープしつつ様々なビートが表情を見せたりするので、聴いてて楽しいです。個人的には一番好き。(山崎)


7. ディスコード


1分30秒、黄金のビートで駆け抜けるRED in BLUE魂の一曲。後悔した気持ちは、力に変えることができるし、もっというとその先で自分を成長させてくれるに違いない。今なら言える、だから、さよならはまだ言わない。一瞬で終わってしまうので、ライブでは遅れずについて来てください。(高橋)

怒涛の90秒。内16秒命がけのカッティングが収録されてます。
エモーショナルロックってこういうのを言うと思います。悲しさや後悔を歌とスピードで振り切る。振り切ろうとするけどその面影にもがきながら背負って進もうとする。そういう負の過去をガソリンにして進めたらいいなという曲です。(田口)

駆け抜けるビートとストレートな歌詞。真っ向からぶつかるイメージで聴いてみてください。(山崎)


RED in BLUE 『MUTANT CIRCUS』

GENRE:LOUDROCK
広島発の4人組、RED in BLUE
タイトルを体現したアクロバティックなニュー・ミニ・アルバムをドロップ

ラウドロック+歌謡メロ+ダンス・ミュージックなんて公式には収まりきらない、まさにミュータント然とした全7曲。それぞれの超絶テクがぶつかり合う、アクロバティックな演奏も聴きどころであることを考えると、タイトルで謳う“CIRCUS”は、言い得て妙だ。収録されているのは、漲る自信と、自分たちの存在がまだ全国に知れ渡っていない悔しさを込め、8月21日にリリースした「FRANKENMUSIC」を含め、ライヴで磨き上げてきたキラーチューンばかりだという。レゲエのリズムを取り入れるなど、旺盛な雑食ぶりは相変わらずながら、全体的には思いの丈を歌い上げるエモーショナルな歌を際立たせてきた印象も。そして、ラストの「ディスコード」は栄光に向かってメロコアの2ビートで駆け抜ける。
山口 智男 【ライター推薦】


MUTANT CIRCUS

CD

MUTANT CIRCUS

RED in BLUE

価格(税込) : ¥1,800

発売日: 2019年11月06日


RED in BLUE ライブ情報


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