川上未映子最高傑作と話題!長編新刊『夏物語』。HIBIYACOTTAGEトークイベント≪花田と新井の答えのない読書討論会 vol.3≫の模様(※外部リンク)も。

2019年09月20日 (金) 10:30

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HMV&BOOKS online - 文芸


イベントレポート
花田と新井の答えのない読書討論会 vol.3
川上未映子『夏物語』について語る

8/24 (土) にHMV & BOOKS HIBIYA COTTAGEで行われたトークイベント「花田と新井の答えのない読書討論会 vol.3 川上未映子『夏物語』について語る」。本をめぐる著書もある同店の花田菜々子店長と、ショップクルー新井見枝香が、最高傑作との呼び声が高い『夏物語』について、著者・川上未映子さんと語り合った濃密なトークの模様をお届けします。→コチラ≫(※外部サイト)

◆最新刊

夏物語

夏物語

川上未映子

価格(税込) : ¥1,980

発行年月: 2019年07月

作品紹介
パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤―― 生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く、21世紀の世界文学! 世界十数ヵ国で翻訳決定!

<あらすじ>
大阪の下町に生まれ育ち、東京で小説家として生きる38歳の夏子には「自分の子どもに会いたい」という願いが芽生えつつあった。パートナーなしの出産の方法を探るうち、精子提供で生まれ、本当の父を捜す逢沢潤と出会い、心を寄せていく。いっぽう彼の恋人である善百合子は、出産は親たちの「身勝手な賭け」だと言い、子どもを願うことの残酷さを夏子に対して問いかける。この世界は、生まれてくるのに値するのだろうか―。
生まれることに自己決定はない。だが産むことには自己決定がある。この目も眩むような非対称を、 どうやって埋めればよいのか? 母になる女たちは、この暗渠をどうやって越したのか? どうすれば、そんな無謀で勝手な選択ができるのか? 作者は、「産むこと」の自己決定とは何か? という、怖ろしい問い、だが、これまでほとんどの産んだ者たちがスルーしてきた問いに、正面から立ち向かう。
――上野千鶴子(「文藝」秋季号)

笑橋で今日も生きる巻子の、物語終盤での言葉に、誰もが泣くだろう。(中略)
この作品は間違いなく傑作である。
――岸政彦(「文學界」8月号)

この作品は、全方向からの意見に耳を傾けているような、極めてフェアな作りになっている。
それも生殖医療を論じる難しさの中で、
子どもを持つ、というシンプルな願いをどう叶えるかと、模索した結果であろう。
川上未映子は、難しいテーマを、異様な密度で書き切った。
――桐野夏生(「文學界」8月号)

これ以上ないほどシリアスな倫理問題を扱っているが、
大阪弁を交えた語りやセリフの爆発的な笑いの威力よ。
破壊と創造を同時になしとげる川上語も堪能されたし。
――鴻巣友季子(「毎日新聞」7月28日書評)



◆文庫情報



◆対談集


花田菜々子

◆プロフィール◆
1979年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。 2003年ヴィレッジヴァンガードコーポレーション (株)入社。東京、神奈川、宇都宮、京都で「ヴィレッジヴァンガード」の店⻑を務めるほか、新業態の 立ち上げや新店の書籍MDなども手掛ける。 2015年(株)CCCデザインカンパニーに入社、「二子玉川 蔦屋家電」にてブックコンシェルジュを務める。2016年、東京・日暮里の個人書店「パン屋の本屋」に転職、店⻑を務める。同じく2016年、架空の本屋を20人以上の書店員が執筆する「まだまだ知らない 夢の本屋ガイド」を企画・編集し、朝日出版社より刊行(北田博充・綾女欣伸との共編著)。2018年1月より、(株)ローソンHMVエンタテイメントに入社し、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE店長に就任。著書に、実体験を綴った私小説『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)。

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新井見枝香

◆プロフィール◆
1980年生まれ。書店員。2019年4月まで三省堂書店に勤務。2019年5月よりHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに勤務。 個人的に推したいと選定した本に贈られ、直木賞・芥川賞発表の同日の夜に発表される「新井賞」を2014年からSNSなどを通じて発表・主催。 著書に『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』(秀和システム)、『本屋の新井』(講談社)など。
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