アバド&ルツェルン/ブルックナー:交響曲第1番、第9番(2CD)

2019年07月12日 (金) 19:15 - HMV&BOOKS online - クラシック


アバドが晩年心血を注いだルツェルン祝祭管弦楽団とのブルックナー
最晩年のアバドが達した最高の演奏!


2014年1月20日、80歳で惜しくも亡くなった指揮者のクラウディオ・アバド。2002年にベルリン・フィルの首席指揮者を退いた後2003年よりルツェルン祝祭管弦楽団の音楽監督に就任。オケは、マーラー室内管弦楽団を母体とし、アバドを慕う世界的な名手たちが集結して結成されました。このディスクは、既発の音源ではありますが、アバドが晩年心血を注ぎ、また友人のようなオーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団とのブルックナーを収めたもの。
 ディスク1には、2012年の音楽祭で演奏されたブルックナー交響曲第1番。ブルックナーの交響曲は版の問題が複雑ですが、この第1番は大きく分けてリンツ稿とウィーン稿があります。ウィーン稿は作曲から25年後(第8番第2稿より後)に作曲者自身によって改訂されており、ウィーン稿の響きは初期の作品というより、後期ロマン派を感じさせるものとなっています。アバドはブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ないこの第1番を好んで取り上げています。これまでの録音ではリンツ稿を主に使用していますが、今回はウィーン稿。ウィーン稿でのブルックナーの第1番といえば、ヴァント&ケルン放響とシャイー&ベルリン放響などがあげられますが、今回のアバド&ルツェルン祝祭管の演奏は初期作品の活気ある雰囲気を残しつつも、後期の洗練されたオーケストレーションを堪能出来るウィーン稿の良さが、より味わうことのできる演奏となっています。
 そしてディスク2には、すでにDGからリリースされている交響曲第9番が収録されています。この録音は「Accentus Music」によってライヴ録音されていました。この時よりアバドの健康状態は芳しくなく、直後に予定されていたルツェルン祝祭管弦楽団との来日は中止されました。来日公演でもこの第9番を演奏予定でありましたが、来日を果たすことなく、翌年1月に亡くなってしまったのでした。そうした背景もあり、アバドを慕う楽団員が想いを込めて演奏し、そしてアバド自身も音楽の高みに達したかのような、崇高で慈愛に満ちた演奏を聴かせています。(写真c Peter Fischli)(輸入元情報)


【収録情報】
Disc1
(50:14)
● ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB101(ウィーン稿1891)ギュンター・ブロシェ版

Disc2(63:09)
● ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB.109

 ルツェルン祝祭管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 録音時期:2012年8月17,18日(第1番)、2013年8月21-26日(第9番)
 録音場所:KKL ルツェルン・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ルツェルン音楽祭、ライヴ)

交響曲第9番、第1番 クラウディオ・アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団(2CD)

CD輸入盤

交響曲第9番、第1番 クラウディオ・アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団(2CD)

ブルックナー (1824-1896)

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