【全曲解説】 アシュラシンドローム 『ロールプレイング現実』

2019年03月18日 (月) 17:00

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全曲解説テキスト by 青木 亞一人(Vo) NAGA(Gt) NAOKI(Ba) カズマ(Dr)



1. ロールプレイング現実

MV曲でもあるタイトルナンバーです。
アシュラシンドロームの新たな境地に向かった、挑戦した楽曲なんですけど、特に歌に関しては俺の TM NETWORK が好きすぎる一面が垣間見れる仕上がりになってます。ふんだんに使っているシンセ音、もうたまらんですね。
“ゲームじゃねーぞ 戦えあんたの現実を”ってことで、メッセージ性も強いです。
キャッチーと攻撃的な物が見事に溶け合った楽曲です。(亞一人)


今回のテーマであって新しい試みの曲です。
最初に書いた歌詞が膨大すぎて曲サイズにまとめるのが大変でした。
最終的には小学生でも分かる内容にまで削ぎ落としたつもり。
モニター画面でやるゲームに対する警笛でもなんでもなくて現実世界とゲームの世界を交互に置き換えると面白いね。っていう。
みんなゲームでは伝説の剣をかざして世界救うレベルの唯一無二の主人公やってるんだけど、現実世界では毎日机に向かってパソコン打ってる主人公だったりするわけで。
まあ最終的にはあんたが戦ってんのは現実だぞ。という念押しを。
あとこの曲は完全なるEDMに仕上げるつもりだったんだけど、結局最終的にしっかりバンドサウンドになっちゃった。そこはやっぱりバンドと言えばギターだろ!というギター至上主義がついついでちゃった。
いー曲です。(NAGA)


打ち込み音をふんだんに使った曲で
このアルバムのタイトルであるように全体のテーマ曲
ベースで言えばゲーム音楽にありそうな感じの小難しさやダンジョン感を意識したフレーズをAメロに盛り込み Bメロは歪ませてユニゾンリフで豪快に
サビはシンプルにルートでメロディを押す
新しいアシュラの代表曲の予感
戦え!何を!?人生を!
とは筋肉少女帯の名曲なのである
パルプンテ!(NAOKI)


この曲の作り始めは今までのアシュラでもやってたようなオルタナロックだったんです。けど、なんだか上手くまとまらないしつまらなくなってしまってボツ曲になりかけていたある日、NAGAさんがビカビカなシンセを乗せたデモ音源を送ってきて邂逅。アシュラ的EDMが完成しました。(カズマ)


2. Final Fight

俺の手掛けた歌詞としては確実に指3本に入る出来です。なぜなら、愛するゲームをここまで大々的に表現できたから。
自分の幼少からの思いとリンクさせて、更には後の時代に伝えていきたいという想いを込めてます。
レコーディング中はずっと頭の中でゲーム画面がちらほらして楽しかったです。(亞一人)


タイトルどおりのあのゲームを連想してください。
テーマフレーズを録音当日に思いついた曲。
気付いたらロッ○マンみたいなフレーズになった。Final Fight なのに。
とりあえずおっさん達はあの頃を思い出しながら聴いて欲しい。
今回レコーディングでギターを4本用意してて、テーマフレーズにぴったりの音がするギターを選ぶつもりだったんだけど激ムズすぎて結局一番弾き慣れたメインギターで録音した。(NAGA)


この手のいわゆるサンバ感が結構好きで
デモの段階で曲の構成はほぼ完成していた
イントロのベースに注目しがちだがそんなことより
サビのベースライン
コーラスを取りながら弾くことが結構難しいのでライブではこちらに注目して頂きたい
イントロのベースは実はsuicidal tendenciesを意識しているのである(NAOKI)


曲中の“オーマイガー!”って言うところ、カズマボイスVer.があったんですがボツになりました。結構頑張ったんですがボツになりました。悲しみ。(カズマ)


3. 中野新橋ラプソディー

今回ボーカル録りでもっとも苦労した楽曲です。本当に難しかった。
このシャッフルというリズムは俺にとってはまだまだ学んでいかなくてはならないリズム。なかなか満場一致の仕上がりにならず、レコーディング中に現在のメロディと歌詞を捻り出し“おお!それだ!”となったのです。8年住んでる中野新橋の情景、実際に存在してる友人、お店が歌詞の中では登場してて、結局俺はこの街を捨てられないし、出る気も無いからね、でも誰でもいつかは居心地の良い場所からの旅立ちの時がくるんだぜ!という気持ちを歌詞に込めた楽曲です。(亞一人)


これはTHE アシュラシンドローム。
「男が女を唄うとき」同様のアシュラ流の歌謡曲。メンバーみんな歌謡曲好きなので作ってて楽しいしアイデアも豊富だったからアレンジではそこから削ぎ落とす作業が多かったかな。
歌詞は録音当日までみんなで考えた。全員参加。
歌メロなんかもアイトが直前になって変えたけどとても満足。
誰にでもいつかは訪れる旅立ちの歌です。
これカラオケに入ったら歌うのめちゃくちゃ難しいと思います。アイトも結構苦労してましたし……。(NAGA)


哀愁を求めさまよっていたらこの曲は出来上がった
当初もう少しお祭り騒ぎな感じで作ってきたのだがNAGAさんの見事な哀愁アレンジを元に
哀愁の海をみんなでさまよいこの曲は出来上がったのである
真冬の波止場でビットに足を掛け膝に肘をつき海峡の向こうを見つめているトレンチコートの男を指先に宿らせベースはレコーディングしました(NAOKI)


ラプソディー(狂詩曲)ということで青木亞一人が愛する町、中野新橋を題材にした物語です。カズマ得意のロックなニュアンスをなるべく削り、スウィングするリズムに歌の世界観に寄り添ったジャジーなドラム演奏を目指しました。“スウィングとはなんぞ?”と、勉強したおかげでドラムがちょっと上手くなりました。カズマはレベルが1上がった。(カズマ)


4. DORORO

アシュラシンドロームの楽曲の中では、歌という面に関しては最も難しいんじゃないかなと思います。
物凄く早口、そして呼吸の間を間違えるとえらいことになります。
歌詞はタカシを狙う二人のJK女子の恋愛模様から生まれるおどろおどろしい部分を書いてみたんですが、メロディに見事に乗り移ってます。
中に出てくる身長148、上から90、58、80
というのは俺の大好きなグラビアアイドルRaMuちゃんのスリーサイズです。(亞一人)


ふとしたきっかけで出てくる悪意なく人を傷つける言葉だったり気持ちだったりを歌にしようと思ってて、自分の歌詞を持っていってアイトの歌詞と合体させたらコレになった。お互い思ってたストーリーと全然違う方向に走っていって喫茶店でなんじゃこりゃーってなりながら書き上げた曲です。
ジャンル的にはミクスチャーになるんだろうか。なんだか懐かしい感じ。
歌の息継ぎがないのでアイト可哀想。(NAGA)


なんとなくひょうきんでちょっとおどろおどろしくてカッコいい
そんな雰囲気を醸し出すこの曲
目には見えない人間の内面に潜む“ドロロ”と名付けられた妖怪をうまくリフ部分とアウトロで表現出来てるんじゃないかなぁと
曲と歌詞とのハマり具合がすごくいい感じ
今回のアルバムの中でベース単体では一番気にいってるかな(NAOKI)


マーチングバンドの先頭に僕らがいてワァワァ歌ってる感じ。それかミュージカル映画の挿入歌?何か4人でバンド演奏してる感じがしないんですよね。もっと大人数巻き込んで演奏してそう。ドラムは“デイヴ・グロールがベニー・グッドマンにドラム演奏お願いされたら”って気持ちでいってみました。ミクスチャー。(カズマ)


5. チェーンソー

アシュラシンドローム史上最もどストレートなハードコアチューンに仕上がりました。それではやり足りんと言わんばかりにレゲエの要素やキャッチーなメロディも織り混ぜてます。
俺は元々好きでも得意じゃないのがデス声なんですが、この楽曲においては挑戦してます。難しい事は考えずブチかましたれ的な気持ちよすぎるくらいのナンバーです。(亞一人)


今回最後に出来た曲。
勢いが大事なときもあるんです。
頭に浮かんだ映像のみで仕上げました。デスボイス解禁。
絶対伝わらないと思うけど曲の舞台はニューヨークです。(NAGA)


ちょっと歌詞が意味不明なハードコア調な楽曲
よくわからぬままに“ゥアーボーチィエーソー!!”って全力で叫んでコーラス録った翌日声は出なくなりましたね
各セクションでアイト君に“○○の○○っぽく歌って〜”と注文をつけてはゲラゲラ笑いながら歌録り楽しんでました(NAOKI)


めっちゃ速い曲で疲れるのにレコーディングで何テイクか録ってから“やっぱここのドラム○○な感じが良くない?”、“フィル変えない?”ってメンバーから色々言われてカズちゃんムカついてちょっと空気が悪くなりました。あの時はすみませんでした……。(カズマ)


6. プレリュード・オブ・デスポイネ

ついに辿り着いた竜王デスポイネの居城。そしてその扉が開かれる……。みたいな最後の曲に繋がるプレリュードです。
ライブでは目を閉じて皆で祈りを捧げてください。(NAGA)


その名の通り前奏曲
次曲カルディア・オブ・デスポイネへの導入
この繋げ方はどうしても今回やりたかったので
レコーディング完パケ後に急いで作ったのである
竜王の待つ城の扉を開きこの後始まる壮絶な闘いを想起させる大事なイントロダクションとなっている
だんだんと細かく刻まれるティンパニーの音とともに悪に向かう勇者の心臓の鼓動は早くなっていく
そして闘いの幕が上がるのである
できればアルバムの1曲目に置きたかったが
思い返した
我々はメタルバンドではなかった……。(NAOKI)


タイトル通り、アルバムの最後を飾るメタル曲「カルディア・オブ・デスポイネ」の前奏曲。何だかピンチっぽいカルディア王国に、トムソンとかセルフィーヌとか何の説明も無しに現れる数々のキャラクター。リスナー置いてけぼり待った無し。しかし、この曲から続けて聴くとあら不思議!すんなり世界に入り込めちゃう。しかしながら、この曲を思いついてから一日くらいで一人書き上げたナオキさんって凄いと思うんです。(カズマ)


7. カルディア・オブ・デスポイネ

ここまで壮大になるとは思ってなかったけど、結果的には面白すぎる仕上がりになりました。俺達なりのメタル、まさに挑戦でした。ナオキがいなかったら100%生まれなかったでしょう。
歌詞も中世時代を舞台とした架空の街や
人物、物語、バカらしいくらいの名前がついた武器、そして最終的には竜王デスポイネを倒すという分かりやすすぎる内容。
今までのアシュラシンドロームには無かった側面にこれまた挑戦したと言える楽曲です。最後の大サビは胸に手を当て歌って欲しいです。(亞一人)


メタル解禁。北欧の神々に捧げた曲です。
巷でクイーンが流行ってたのでギターソロで3本重ねたけど全然クイーンにならなかった。(NAGA)


この曲のデモを作り上げる前夜
私は悪魔払いの動画を見漁っていた
アシュラシンドローム×メタル
はどうなるのか
なかなか見事に昇華出来たのではなかろうか
イントロのブラストから暗黒臭ぷんぷんで始まるこの曲
“選ばれし勇者が国を支配するドラゴンを倒しに行く”
HELLOWEENよろしくラストの壮大なサビとともに勇者は悪を切る
正義は勝つのだ
わかりやすいストーリーとキャッチーなメロディ
随所に散りばめられたメタルフレーバーが光るアシュラシンドローム流メロディックスピードメタル第一弾
この曲のレコーディングの一部で始めてピック弾きが使用されNAOKIXモデルのピックがついに日の目をみたのである
欲を言えばハイトーンボイスやギターソロでの早弾き、スイープ、タッピング
と注文したかったが
思い返した
我々はメタルバンドではなかった……。(NAOKI)


興味はあるけどやったことないものって色々ありましてね。例えばボルダリングとか麺打ちとか富士登山とかね。いつかやってみたい、けどそこに割くエネルギーや時間が作れないってことあるじゃないですか。はい、メタルもそうです。めっちゃ好きだけどメタルバンドやったことない!15年前のディスクユニオンお茶の水ハードロック/ヘヴィメタル館でソナタ・アークティカのCDを手に取ったカズマ少年よ、お前30歳過ぎてからブラストビート叩くことになるから覚悟しろ。(カズマ)


アシュラシンドローム 『ロールプレイング現実』

GENRE:LOUDROCK
2018年を駆け抜けたアシュラシンドロームが放つ
多彩な世界観を展開する2019年第1弾作品

ミニ・アルバム『俺たちが売れたのは、全部お前たちのせいだ。』のリリース、“俺売れツアー”の開催、国内外フェス出演、自身最大キャパの渋谷CLUB QUATTROでのワンマンと、2018年を駆け抜けた彼ら。今作ではのっけのタイトル曲から“ガンガンいこうぜ”と気炎を上げる。高速のスラップ・ベースと跳ねるビート、上昇するメロディでテンションを上げる「Final Fight」、このバンドの哀愁と情緒ある歌謡世界を担う「中野新橋ラプソディー」、バンド力が光るミクスチャー「DORORO」、絶叫ハードコア&軽快スカ・パンク「チェーンソー」とめくるめく多彩なアシュラワールドを展開。ラスト「カルディア・オブ・デスポイネ」まで振り切ったアレンジで楽しませる。本領発揮の底知れなさだ。
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