3月は、打首獄門同好会、アシュラシンドロームをクローズアップ。その他、レコメンド全8ルのレビューを公開。
HMV&BOOKS online-ジャパニーズポップス|2019年03月18日 (月) 17:00
2019年03月18日 (月) 17:00
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全曲解説テキスト by 大澤 敦史(Gt/Vo)
とりあえずライブのスタートナンバーだね!それしか考えてないくらいに、如実にあからさまにそういう曲です。1曲目はそういう役割になりがち、このバンド。ちなみに“こどものねごと”っていうタイトルはですね、実際にどっかの誰かが子供時代に言った寝言がそのまま歌詞になっているのですよ。歌詞のどの部分かはご想像におまかせします。まあいずれにしても寝言ハキハキしすぎよな。
歌詞が面白いバンドと評価いただくようになって早幾年。まあそれはそれで、やぶさかでは無いんだけれども!でも歌詞抜きにしたってサウンドで勝負できるんだからねっ!というわけで中年に訪れた厄介な反抗期が牙を剝いて極めてナンセンスな曲が生まれました。でもホラね〜サウンドだけでも行けるでしょう〜?とか言いつつ最終的に魔が差して歌詞にもなんかオチがついてしまったのは忘れてくれ。
エースコック“スーパーカップMAX”コラボソングとして生まれたこの曲。我々なりの“CMソング”を作ってみたらばこんな具合になりました。キメる所はキメつつも全体的に偏った描写の無い歌詞、15秒でも30秒でもちょうど良く切れるサビ、そして曲尺トータルはスーパーカップができる3分間。なんか遊び方がいぶし銀になってきたよね。ただ想定外の出来事として、3種の味のうち味噌だけは熱湯4分だったと判明したのはだいぶ後の話だ。
ゲームソフト“WORK×WORK”のテーマソングという依頼で生まれたこの曲。働くゲームなのに働きたくないとはこれいかに。知らないもんこのテーマで行こうって最終的に決めたのゲーム会社の人だもん。しかしまあ作る側としては感情込めやすいよね良い曲になったよね。共感も呼ぶよね人気の曲になったよね。はたらきたくないねー。いやこの文章打ってるのも働いてるんだけどさ。はたらきたくないねー。
はごろもフーズ“シャキッと!コーン”コラボソングとして生まれた曲。そもそもシーチキンのCMに出演して“なんか曲作れたら面白いよね!”ってなノリであたためてたコラボ企画、どの食品で攻めようと考えてる最中“シャキッと!コーン”の産地がアメリカと知った瞬間俺の脳裏に浮かぶは広大なアメリカ大陸のとうもろこし畑。脳内で“シャキッと!”はすでに“Shake it!”と響きを変え、浮かぶサウンドはもちろんアメリカンロックテイスト。え、ラウドロックはどうしたって?いやまあ、こういうのも大好きなんだよね、実は!
かと思えばこの曲は、俺なりのJ-ROCKさ。ラウドロックはどうしたって?いいんだよ、ミニアルバムくらいのサイズじゃなきゃこっそり1曲遊んだりできないだろ!というわけでシングルとかじゃ絶対入らない曲ですよね。うん……歌詞的にもね。え、でもすごく共感タイプでしょこの曲?思い出したいエピソードか否かは別として。つらいよね、ああいう時どうすればいいんだろうね。いやホントにさ、なぜ神は人間を、自らの身体をもっとコントロールできるように作ってくれなかったのかと。君もいつまた、つらい目に合うかもわからない。でも諦めるなよ。我慢しろよ。
はい、カバーソングですね!知らない人はいないんじゃないかという曲ですね。まあこのタイミングでこの曲を収録した理由はと言うと、ズバリ!さくらももこ先生の追悼という意図でしょう。うん、そうなんです。実はこのカバーは去年の夏前にはできていましてね。アレンジも我ながら気に入っていて、いつか先生にも聴いていただきたいと密かに思っていたのですよ。いつか、なんて悠長に生きてちゃいけませんね。
さて最後の曲。わたくしごとではございますが。大澤敦史、昨年より静岡県は浜松市の、浜松市やらまいか大使という役職に就いておりまして。浜松市の魅力を対外的にアピールするという任務を担っているのですよ。具体的にどうしたものかと考えてできたのがこの曲。メロディー的なところはですね、毎年GWに“浜松まつり”なるものが開催されてまして、そこで町中に吹き鳴らされるラッパのテーマをモチーフにしております。歌詞は浜松案内を片っ端からしておりますよ、皆様どうぞおいでませ浜松。って言っても実は大使がなかなか帰省できてないんだよね最近。最近どんな感じなの、教えて浜松の皆さん。
GENRE:LOUDROCK
他の追随を許さぬ“生活密着型ラウドロック”を磨き抜いて、ついに15周年
“中堅”打首の遊び心と反抗心が詰まったミニ・アルバム
今作は、今一度褌を締めてかかる激しいサウンドで、クリエイティヴなロック精神とユーモアを凝縮し、サウンド的な懐の深さやアレンジ力の高さを改めて堪能できる作品だ。メタリックなショート・チューン「こどものねごと」で始まり、歌詞が“パ”のみで展開する「パ」はSYSTEM OF A DOWNを彷彿させる中毒性の高さだ。「Shake it up 'n' go 〜シャキッと!コーンのうた〜」はアメリカン・ロックのギターやビートがカラッとした熱風を吹かせる。生理現象との戦いを描くドラマチックな「我が内戦」や大澤敦史(Gt/Vo)の地元を紹介するレゲエ&ハードコア「HAMAMATSU」は歌唱にも注目……と、この3人なればこその日常をエンターテイメントにする変換能力の高さを見せつける作品。
吉羽 さおり 【ライター推薦】
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