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2016年6月23日 (木)
リッカルド・ムーティ/ヴェルディ・コレクション(28CD+DVD)
ボーナスDVDは日本語字幕付き
ムーティがEMIで制作したヴェルディ作品のコレクション。『ナブッコ』、『エルナーニ』、『アッティラ』、『マクベス』、『リゴレット』、『椿姫』、『シチリア島の夕べの祈り』、『仮面舞踏会』、『運命の力』、『ドン・カルロ』、『アイーダ』の11のオペラと、レクィエム、聖歌四篇を収録。
ボーナスDVDには、2012年制作のドキュメンタリー『ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ』を収録。リハーサル&演奏風景、インタビュー、レクチャーが収められており、すべて日本語字幕付きで見ることができます(KKC9051と同一内容)。これは非常に興味深い映像作品で、最後にインタビュアーが、「もしヴェルディに会えたとしたら何といいますか?」と質問すると以下のように答えています。ムーティのヴェルディへの思いがダイレクトに伝わる言葉だと思います。
「音楽家としてずっと尊敬してきました。そして一生懸命あなたのために働きました、またはそう努力しました。でも私が上手くやったかそうでないかは、どうか言わないで下さい。もしも私がきちんとできていないとおっしゃったとしたら私は完全に途方に暮れてしまいます。恐ろしい死刑をくらうようなものです。」
なお、ボックス付属のブックレットはごく簡単なもので、歌詞対訳は付属しません。参考までにかつてのジャケット画像を表示ておきます。(HMV)
【収録情報】
Disc1-2
● ヴェルディ:歌劇『ナブッコ』全曲
ナブッコ:マッテオ・マヌグエッラ (Br)
アビガイッレ:レナータ・スコット (S)
イズマエーレ:ヴェリアーノ・ルケッティ (T)
ザッカリア:ニコライ・ギャウロフ (B)
フェネーナ:エレーナ・オブラスツォワ (MS)
大司祭:ロバート・ロイド (B)
アバダッロ:ケネス・エドワーズ (T)
合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
合唱指揮:ジョン・マッカーシー
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1977年7月、1978年2月
録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
ムーティ若き日の血気盛んな表現が、ヴェルディ若き日の作品の個性と完全に一致した素晴らしい演奏。序曲での俊敏をきわめたリズムなど後年の演奏にはみられないもので、全編にわたってとにかくパワフル。序曲に出てくる有名な動機で盛り上がる第1幕幕切れなど最高の迫力。歌手陣ではスコットの猛女アビガイッレ役が入魂の表現で聴かせるほか、父親ナブッコ役にふさわしいマヌグエッラの温厚な声、ギャウロフによる重厚な祭祀長ザッカリア役、ルケッティの朗々と力強いイズマエーレ役に加え、オブラスツォワ全盛期の壮麗な声が美しいフェネーナ役が聴きものです。
Disc3-4
● ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』全曲
エルナーニ:プラシド・ドミンゴ(T)
エルヴィーラ:ミレッラ・フレーニ (S)
ドン・カルロ:レナート・ブルゾン (Br)
ドン・ルイ・ゴメス:ニコライ・ギャウロフ(B)
ジョヴァンナ:ヨランダ・ミキエーリ (S)
ドン・リッカルド:ジャンフランコ・マンガノッティ(T)
ヤーゴ:アルフレード・ジャコモッティ(B)
合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
合唱指揮:ロマーノ・ガンドルフィ
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1982年12月
録音場所:ミラノ・スカラ座
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
山賊や国王が絡む面白い筋書きはヴィクトル・ユーゴーの原作によるもので、ヴェルディ初期の率直な音楽づくりが魅力的な傑作です。単独に演奏されるアリアやデュエット、合唱曲も多く、全3幕128分間飽きることがありません。
開始早々第1幕第1場が最初の見せ場になっており、ドミンゴの壮麗な美声とスカラ座コーラスの迫力ある合唱、ムーティの見事としか言いようのないカバレッタさばきなど息つく暇もありません。続く第2場ではヒロインのフレーニの熱唱と、スカラ座オケの弦楽セクションの巧さに脱帽、といった具合に全編聴きどころだらけです。歌手陣は上記二人のほか、ギャウロフのシルヴァ、ブルゾンの国王と充実しています。
Disc5-6
● ヴェルディ:歌劇『アッティラ』全曲
アッティラ:サミュエル・レイミー (B)
オダベッラ:シェリル・スチューダー (S)
フォレスト:ニール・シコフ (T)
エツィオ:ジョルジョ・ザンカナーロ (Br)
ウルディーノ:エルネスト・ガヴァッツィ (T)
レオーネ:ジョルジョ・スーリヤン (B)
管弦楽及び合唱・ミラノ・スカラ座管弦楽団及び合唱団
合唱指揮:ジュリオ・ベルトラ
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1989年6月〜7月
録音場所:アバネッラ (ミラノ)
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
マクベスの前年に書かれたこの作品は、強大な騎馬遊牧民族であるフン族の侵略王、アッティラについて描いたもので、悲劇的な序曲から力強い開幕の合唱など、独特の旋律美とダイナミズムによって、オペラ好きにはけっこう人気があります。ムーティ率いるスカラ座の演奏は作品の内容にふさわしい力強いカンタービレが印象的なもので、前奏曲からテンション高い悲壮美が際立ちます。
歌手陣も充実しており、スタミナの要求される主役アッティラにサミュエル・レイミー、超絶技巧の難役オダベッラにシェリル・ステューダー、トロヴァトーレの“見よ恐ろしい炎を”を思わせる場面(Disc5,TRACK:19)が聴きもののフォレスト役にニール・シコフ、エツィオ役にジョルジョ・ザンカナーロといった具合で、手ごたえ確かな仕上がりです。
Disc7-8
● ヴェルディ:歌劇『マクベス』全曲
マクベス:シェリル・ミルンズ (Br)
マクベス夫人:フィオレンツァ・コッソット (MS)
バンクォー:ルッジェーロ・ライモンディ (Br)
マクダフ:ホセ・カレーラス (T)
マルコム:ジュリアーノ・ベルナルディ (T)
合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
合唱指揮:ジョン・マカーシー
管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1976年7月
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
若きムーティの強烈なアタックと切れ味鋭いフレージングの効果は前奏曲から顕著。開幕の魔女の場を経て、マクベス夫人の登場に至ると感激もひとしお。フィオレンツァ・コッソットの同役での歌の凄みについては有名で、何度聴いても感銘深く、この夫人ならばミルンズ演じるマクベスがいかにパワフルなマッチョでも従わざるをえないのだなという実感も湧いてくるというものです。また、バンコーにライモンディ、マクダフに若きカレラスというキャスティングも素晴らしく、前者はDisc7のTRACK:23に代表される荘重な歌唱が、後者はDisc8のTRACK:10での端正な中にも力強い情熱の示された歌唱が実に魅力的。なお、ここではムーティの徹底した指導のもと、一時の不調を完全に払拭し、実にホットなアンサンブルを聴かせるニュー・フィルハーモニア管弦楽団の活躍も忘れられません。
Disc9-10
● ヴェルディ:歌劇『リゴレット』全曲
ジョルジョ・ザンカナーロ
ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラ
ダニエラ・デッシー
パータ・ブルチュラーゼ
ヴァレリア・エスポジト
フランチェスカ・フランチ
ニコレッタ・クリエル
マルタ・セン
エルネスト・ガヴァッツィ
エルネスト・パナリエッロ
ジョルジョ・スルヤン
ルチオ・ガッロ、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1988年7,10月
録音場所:ミラノ・スカラ座
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
前奏曲からピリピリと張り詰めた雰囲気が凄まじく、ムーティの強力な指揮ぶりに圧倒される思いですが、全編通じてこれほどの緊迫感を獲得した演奏は他に無く、その意味ではこの演奏の存在価値には計り知れないものがあると言えるでしょう。
さすがのムーティも1994年盤(SONY)では悔い改めたのか(?)、だいぶ穏やかになっていますが、それでこの演奏の価値が減じるわけでもなく、たとえば第1幕のモンテローネの呪いの場面や、リゴレットと殺し屋のやりとりの場面などはやはりこのくらい緊迫していないと面白くありませんし、ジルダ登場の場面にしても、リズミカルだからこそ独特な喜びの心理が示され、続くカンタービレとのコントラストも明確化するというものです。
以下、聴きどころは多数ありますが、特筆すべきはザンカナーロにデッシー、ラ・スコラという美声の主役3人が、指揮者の意図に完璧に従い、無用なデフォルメをせず、緊密なドラマを構築すべく克明な歌唱を聴かせている点でしょう。
Disc11-12
● ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲
ヴィオレッタ:レナータ・スコット (S)
フローラ:セーラ・ウォーカー (Ms)
アンニーナ:シンシア・ブキャン (Ms)
アルフレード:アルフレード・クラウス (T)
ジェルモン:レナート・ブルゾン (Br)
ガストーネ:スーゾ・マリア・テグウィ (T)
合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
合唱指揮:ジョン・マッカーシー
演奏:王立海軍楽隊 (王立海軍音楽学校)
管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1980年7月5日〜15日
録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
クラウス、スコット、ブルゾンというベテラン歌手たちによる味わいのある歌と、ムーティのきわめてレンジの広い指揮が聴きもの。特にクラウスは素晴らしく、第2幕冒頭の8分間で示されたアルフレードの心理描写の巧みさはさすが。また、この部分では原典主義者ムーティらしさも光っており、カバレッタはカットをせずきちんと反復され、しかも最後の慣習的な張り上げもおこなわれないなどヴェルディの原意を尊重する態度が立派。続くスコットとブルゾンの20分に及ぶかけあいも聴きものです。両者ともに繊細かつ大胆な表現テクニックを駆使して、この場面での心理の変化を深い真実味をもってあらわしています。ムーティの指揮も濃やかで(特にTRACK:19の0:40〜)、適切に演奏されたヴェルディのオーケストレーションがいかに効果的なものかよく判らせてくれます。
Disc13-15
● ヴェルディ:歌劇『シチリア島の夕べの祈り』全曲
エレーナ:シェリル・スチューダー (S)
アッリーゴ:クリス・メリット (T)
モンフォルテ:ジョルジョ・ザンカナーロ (B)
プロシーダ:フェルッチョ・フルラネット (Br)
ニネッタ:グローリア・バンディテッリ (Ms)
ダニエーリ:エルネスト・ガヴァッツィ (Br)
管弦楽及び合唱:ミラノ・スカラ座管弦楽団及び合唱団
合唱指揮:ジュリオ・ベルトラ
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1989年12月〜1990年1月
録音場所:ミラノ・スカラ座
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
『ドン・カルロ』と並ぶ大規模な作品。特に、原典尊重を貫くムーティは、第3幕の約30分に及ぶバレエ「四季」もカットせずに上演しているため、演奏時間は199分に達しています。
題材はヴェルディの好む“統治−反逆”もので、単独でもよく演奏される血気盛んな序曲からしてすでに実にホット。この序曲の素材が使用される本編は、親しみやすいメロディと激しい表現が交錯するもので、ボレロはじめアリアも聴きもの多数。幕切れはシチリアの晩鐘が鳴り響く中、民衆が宮殿に乱入するというもので迫力も満点です。
歌手陣は、ステューダーのエレナ公女、クリス・メリットのアリーゴ役、ザンカナーロのモンフォルテ総督、フルラネットのプローチダ医師と有名どころが揃っており、全体に高水準な歌唱が楽しめます。
1989年12月と1990年1月、ミラノ・スカラ座で評判になった公演のライヴ収録盤。
Disc16-17
● ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』全曲
リッカルド:プラシド・ドミンゴ (T)
アメリア:マーティナ・アローヨ (S)
レナート:ピエロ・カップチッリ (B)
ウルリカ:フィオレンツァ・コッソット (Ms)
オスカル:レリ・グリスト (S)
サムエル:グウィン・ハウエル (B)
トム:リチャード・ヴァン・アラン (B)
シルヴァーノ:ジョルジョ・ジョルジェッティ (B)
判事:ケネス・コリンズ (T)
アメリアの召使:デイヴィッド・バレット (T)
合唱:コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
合唱指揮:ロビン・ステイプルトン
女声合唱:ハバーダッシャ―ズ・アスクズ女子学校(エルストリー)
合唱訓練:ジーン・ポーヴィー
演奏:メディチ弦楽四重奏団
コントラバスロドニー・スラットフォード
管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1975年6月〜7月
録音場所:ウォトフォード・タウン・ホール
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
若きムーティがウィーン・フィルとの来日公演の2か月後にセッション録音した全曲盤。バーンスイタインのお気に入りでもあったドラマティック・ソプラノ、マーティナ・アーロヨは、オペラからシュトックハウゼンまで歌う才人。ここでも完璧なフォルムと美しい声により、ハイテンションのドミンゴ、カップッチッリすら圧倒するほどの歌唱を聴かせています。ウルリカ役のコッソットも迫力歌唱で、グリストの可憐なオスカルとのコントラストを際立たせます。ムーティの指揮は、終幕での対話場面で弦楽四重奏とコントラバスを用いて、より明晰な表現を志向するなど熱いだけではない細部へのこだわりが見事なもので濃密な二重唱も魅力的に盛り上げています。
Disc18-20
● ヴェルディ:歌劇『運命の力』全曲
レオノーラ:ミレッラ・フレーニ (S)
ドン・アルヴァーロ:プラシド・ドミンゴ (T)
ドン・カルロ:ジョルジョ・ザンカナーロ (Br)
プレツィオシッラ:ドローラ・ザジック (Ms)
修道院長:ポール・プリシュカ (B)
修道士メルトーネ:セスト・ブルスカンティーニ (Br)
トラブーコ:エルネスト・ガヴァッツィ (T)
女中クッラ:フランチェスカ・ガルビ (Ms)
カラトラヴァカ伯爵:ジョルジョ・スリアン (B)
市長:シルヴェストロ・サンマルティーノ (B)
外科医:フランク・ヘイドリアン (B)
合唱及び管弦楽:ミラノ・スカラ座合唱団及び管弦楽団
合唱指揮:ジュリオ・ベルトラ
指揮:リッカルド・ムーティ
録音時期:1986年7月6日〜15日
録音場所:ミラノ・スカラ座
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ムーティならではの力強い演奏。トータル・タイム約164分、おまけに筋書きも少々入り組んでいるというこのオペラでは、全曲を貫くテンションの高さは不可欠であり、オケも合唱も十分な気合で各エピソードを活写してゆきます。
ムーティ指揮するスカラ座のオーケストラを背景に、あるいは前景に、ドミンゴ、フレーニ、ザンカナーロの主役3人が、完成度の高い歌唱を展開。重唱でのかけあいの自然さに象徴されるように、的確な表現が見事で、ディテールまで克明に聴き取れる鮮明な録音とあいまって聴きごたえがあります。
また、脇役ながら重要な性格を有するプレツォシッラ役のドローラ・ザジク、修道院長役のポール・プリシュカも、はっきりしたキャラクターの声が配役のイメージと合致して、演奏全体に大きく貢献しています。
Disc21-23
● ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』全曲
ルチアーノ・パヴァロッティ(T:ドン・カルロ)
サムエル・レイミー(Bs:フィリッポ2世)
ダニエッラ・デッシ(S:エリザベッタ)
ルチアナ・ディンティーノ(Ms:エボリ公女)
パオロ・コーニ(Br:ロドリーゴ)
アレクサンダー・アニシモフ(Bs:大異端審問官)
マリオ・ボロネージ(T:使者)
オルフェオ・ザネッティ(T:レルマ伯爵)
ヌッチ・フォーチレ(S:天の声)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音時期:1992年12月
録音場所:ミラノ・スカラ座
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
ヴァルディのオペラ中、最大規模の作品。このアルバムでも演奏時間は176分かかっていますが、全編、ゴージャスなアリア集とでも言いたくなる美しいメロディの連続なので退屈しません。また、原作がシラーの重厚な戯曲ということもあり、場面によって、華麗、重厚、荘厳、神秘的な雰囲気も満点という実に変化に富む劇進行がオペラティックな快感にどっぷり浸らせてくれます。
ここでの演奏は、1992年12月、ミラノ・スカラ座で評判になった公演のCD化であり、ゼッフィレッリ演出の大スケールのプロダクションを舞台裏の合唱にいたるまで完全に掌握した巨匠的なムーティの統率が何よりの魅力。
歌手陣も粒揃いであり、主人公のドン・カルロにパヴァロッティ、その親友でドン・カルロとの美しい二重唱で名高いロドリーゴ役にパオロ・コーニ、終幕の長大なアリアが印象的なヒロインのエリザベッタにダニエラ・デッシ、ヴェールの歌ほか聴きどころの多いエボーリ公女にはルチアーナ・ディンティーノ、第3幕の大アリアが聴きものの国王フィリッポ二世にサミュエル・レイミーと実に豪華。
Disc24-26
● ヴェルディ:歌劇『アイーダ』全曲
アイーダ:モンセラート・カバリエ
ラダメス:プラシド・ドミンゴ
アムネリス:フィオレンツァ・コッソット
ランフィス:ニコライ・ギャウロフ
アモナスロ:ピエロ・カプッチッリ
エジプトの王:ルイジ・ローニ
伝令:ニコラ・マリヌッチ
女司祭:エスター・カサス
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:ロベルト・ベナーリオ)
イギリス軍音楽学校のトランペッターたち
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音時期:1974年7月
録音方式:ステレオ(セッション)
ムーティ初のオペラ全曲盤。一気呵成というほかはない颯爽たる前進性、熱気を帯びたカンタービレの強靭さ、燦然と輝く“歌”の見事さは、録音当時のムーティのキャッチ・コピー“若獅子”がまさにピッタリ。豪華キャストが繰り広げる歌の饗宴はそれに輪をかけて素晴らしく、絶頂期のカバリエによる美しいアイーダ、若々しく豊麗な美声がたまらないドミンゴのラダメス、強さと品格を備えたコッソットの圧倒的なアムネリスの文字通りの三つ巴に、カプッチッリ、ギャウロフの充実の低音陣が絡むありさまは、実に素晴らしいものです。 ちなみに、コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団の様式指導をおこなっているのはスカラ座合唱指揮者のロベルト・ベナーリオです。
Disc27-28
● ヴェルディ:レクィエム
レナータ・スコット
アグネス・バルツァ
ヴェリアーノ・ルケッティ
エフゲニー・ネステレンコ
アンブロジアン合唱団
フィルハーモニア管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音時期:1979年6月
録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール
録音場所:ステレオ(アナログ/セッション)
セッショを組んで細部までじっくり取り組んだ優れた演奏。振幅の大きい作品の魅力をドラマティックに克明に描き出しています。ムーティは後年、スカラ座とシカゴ響でライヴ録音をおこなっていますが、繊細な部分における集中力あるバランスの良さでは、音の条件の良さもあってこのスタジオ盤が抜きんでています。
● ヴェルディ:聖歌四篇
アーリーン・オジェー
スウェーデン放送合唱団
ストックホルム室内合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
録音時期:1982年11月
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
録音場所:ステレオ(デジタル/セッション)
エリクソンの鍛えたスウェーデン放送合唱団とストックホルム室内合唱団による清澄な合唱を得た希有な演奏として高く評価されてきた録音。
【DVD】
● ドキュメンタリー『ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ』
プロデューサー&ディレクター:ガブリエーレ・カッツォーラ
2012年収録、収録時間:100分、カラー、16:9、PCMステレオ
字幕:日本語、伊、英、仏、独、NTSC、Region All
【ヴェルディ年表】
オペラ最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
featured item
輸入盤
リッカルド・ムーティ/ヴェルディ・コレクション(28CD+DVD)
ヴェルディ(1813-1901)
価格(税込) :
¥17,820
会員価格(税込) :
¥15,503
まとめ買い価格(税込) :
¥14,256
入荷日未定
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featured item
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輸入盤
『ナブッコ』全曲 ムーティ&フィルハーモニア管、マヌグエッラ、スコット、他(1978 ステレオ)(2CD)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥1,914
まとめ買い価格(税込) : ¥1,650発売日:2016年05月06日
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輸入盤
『エルナーニ』全曲 ムーティ&スカラ座、ドミンゴ、フレーニ、ブルゾン、他(1982 ステレオ)(2CD)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,420
会員価格(税込) : ¥2,105
まとめ買い価格(税込) : ¥1,815発売日:2012年10月01日
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輸入盤
『アッティラ』全曲 ムーティ&スカラ座、レイミー、ステューダー、他(1989 ステレオ)(2CD)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥2,970
会員価格(税込) : ¥2,584
まとめ買い価格(税込) : ¥2,227発売日:2010年01月25日
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輸入盤
Attila: Muti / Teatro Alla Scala Ramey Studer Shicoff Zancanaro
ヴェルディ(1813-1901)
価格(税込) : ¥4,510
会員価格(税込) : ¥3,924発売日:1990年03月20日
-
販売終了
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輸入盤
Macbeth: Muti / Npo Milnes Cossotto Carreras Raimondi
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥3,457
会員価格(税込) : ¥3,009発売日:1999年07月25日
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販売終了
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輸入盤
La Traviata: Muti / Po Scotto A.kraus Bruson
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 4点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥5,709
会員価格(税込) : ¥5,253
まとめ買い価格(税込) : ¥5,253発売日:1987年07月02日
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輸入盤
Rigoletto: Muti / Teatro Alla Scala
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥6,600
会員価格(税込) : ¥5,742発売日:1989年11月21日
-
販売終了
-
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Rigoletto: Muti / Teatro Alla Scala, Dessi(S)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥5,238
会員価格(税込) : ¥4,820発売日:2000年09月06日
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販売終了
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輸入盤
『シチリア島の夕べの祈り』全曲 ムーティ&スカラ座、ステューダー、メリット、他(1989−90 ステレオ)(3CD)
ヴェルディ(1813-1901)
価格(税込) : ¥2,970
会員価格(税込) : ¥2,584発売日:2012年06月04日
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販売終了
-
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La Forza Del Destino: Muti / Teatro Alla Scala Domingo Freni Zancanaro
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥7,857
会員価格(税込) : ¥7,229発売日:2000年09月06日
-
販売終了
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輸入盤
Don Carlo: Muti / Teatro Alla Scala Pavarotti Ramey Dessi Coni D'intino
ヴェルディ(1813-1901)
価格(税込) : ¥6,600
会員価格(税込) : ¥5,742発売日:1994年07月11日
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販売終了
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輸入盤
『アイーダ』全曲 ムーティ&ニュー・フィルハーモニア管、カバリエ、ドミンゴ、他(1974 ステレオ)(3CD)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (4件のレビュー)
価格(税込) : ¥3,619
会員価格(税込) : ¥3,149発売日:2010年10月18日
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販売終了
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輸入盤
ヴェルディ:レクィエム、ケルビーニ:レクィエム ムーティ&フィルハーモニア管(2CD)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 4.5点 (4件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,694
会員価格(税込) : ¥1,474発売日:2004年10月02日
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販売終了
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聖歌四篇 ムーティ&ベルリン・フィル、ストックホルム室内合唱団、スウェーデン放送合唱団
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (2件のレビュー)
価格(税込) : ¥1,540
会員価格(税込) : ¥1,417
まとめ買い価格(税込) : ¥1,309発売日:2014年08月20日
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ドキュメンタリー『ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ』 ガブリエーレ・カッツォーラ監督(日本語字幕付)
ヴェルディ(1813-1901)
ユーザー評価 : 5点 (1件のレビュー)
価格(税込) : ¥4,190
まとめ買い価格(税込) : ¥3,687発売日:2013年10月25日
-
販売終了
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