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特価 フローベルガー鍵盤楽器作品集(2CD)

2016年11月15日 (火)


フローベルガー:鍵盤楽器作品集(2CD)
ジークベルト・ランペ(チェンバロ、オルガン)


バロック初期のドイツの作曲家、フローベルガーはウィーンの宮廷オルガニストとして活躍、鍵盤楽器の名手として知られ、作曲した作品もほとんどが鍵盤楽器のためのものとなっています。フローベルガーはイタリアやフランスの音楽の要素も積極的に自身の音楽に取り入れ、なおかつ演奏に際しては自在なルバートなどで人々を楽しませたとも言います。フローベルガーの顔はよくわかっておらず、そのせいか、このアルバムも含めて、彼がウィーンで長年に渡って仕えたハプスブルク家の神聖ローマ皇帝、フェルディナント3世の肖像画が使用されることが多くなっています。
 顔は不明ですが、フローベルガーの楽譜は数多く遺されており、華やかに装飾された自筆譜など、作曲家であると同時に優れた演奏家でもあったフローベルガーの、自分の作品への強い思いが伝わってくるかのようです。
 演奏は1964年ドイツ生まれの鍵盤楽器奏者、ジークベルト・ランペ。ケネス・ギルバートやトン・コープマンらに師事し、ヘルムート・ラッヘンマンのもとで作曲も学んだという幅の広い人で、かつて吉田秀和氏が絶賛したことでも知られる自在なスタイルが特徴の演奏家です。
 ランペはこのアルバムの録音当時はまだ30代前半でしたが、すでに古楽器アンサンブルを結成して指揮者としての活動もおこなうなど、多彩な才能を発揮していました。
 収録内容は、ドイツ・エレクトローラ(EMI)が制作し、ヴァージン・クラシックスがライセンス発売していた2枚のレギュラー・アルバムをまとめたというもので、フローベルガーのチェンバロ曲、オルガン曲が取り上げられており、各種の楽器を弾きこなしたというフローベルガーの音楽に手軽に接することができるようになっています。
 録音は1995〜1996年、会場は、チェンバロ曲が、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のハッセルブルク城、オルガン曲が、ザクセン=アンハルト州、タンガーミュンデのシュテファン教会で、音の状態も優秀なものとなっています。参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

Disc1
フローベルガー:
・トンボー FbWV632
・パルティータ FBWV619
・ラメンテーション FbWV633
・パルティータ FBWV606
・クーラント・ソプラ・Mayrin.Double
・サラバンド・ソプラ・Mayrin
・トッカータ FbWV121
・カプリッチョ FbWV506
・パルティータ FbWV631
・トッカータ FbWV 103
・パルティータ FbWV611a
・トッカータ FbWV101
・パルティータ FbWV612

Disc2
・トッカータ FbWV102
・パルティータ FbWV614
・フーガ FbWV407a
・カプリッチョ FbWV504
・パルティータ FbWV602
・カンツォン FbWV305
・リチェルカル FbWV412
・トッカータ FbWV108
・パルティータ FbWV617
・トッカータ FbWV110
・トッカータ FbWV106
・ファンタジア FbWV202
・トッカータ FbWV111
・ファンタジア Sopra UT RE MI FA SO LA

 ジークベルト・ランペ(チェンバロ、オルガン)

 録音時期:1995年、1996年
 録音場所:ドイツ
 録音方式:ステレオ(デジタル)
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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