Octaviagrace 実稀さんコラム。

2015年5月13日 (水)

Octaviagrace
Octaviagrace L to R Reanne(key), 実稀(vo), Youske(ba), hanako(g), Ko-ichi(dr)
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HMV ONLINEをご覧の皆様。
はじめまして、Octaviagraceで歌を担当している実稀です。

 今回このような場を頂けて、まず最初に私がしたことと云えば「…そもそもコラムってなに?」と、グーグル先生にお伺いすることでした。(ちなみに、どうやらコラムとは元々「円柱」のことのようです…。)
 そんな具合で公の場へ文章を書くようなこととは無縁の生活を送ってきた私ですが、なにを書くべきかここ数日色々と逡巡した結果、やはりOctaviagraceにおける私の役割である、歌や作詞についてのお話に戻って参りました。稚拙な文章ではございますが、最後までお付き合い戴けると嬉しいです。

さて、既に1stEP 『RESONANT CINEMA』をお手にとって下さった方はご存知かもしれませんが、Octaviagraceでは歌の他に全曲作詞をさせて頂いております。個人的には現在ほかの活動では、ほぼほぼ歌詞は担当していないので、こんなにがっつりと作詞に打ち込むのはとても久しぶりでした。

 正直に言ってしまうと、私には俗にいう「音楽を通して伝えたい熱い想い」といった類の情熱をあまり持ち合わせていないので、メッセージ性溢れるストレートな歌詞の曲はできません(笑)。
  ただ良い曲があがってきてそのデモを聞いていたら、浮かんでくる情景がある。それは静止画だったりある一場面だったり色々なんだけど、私はそれを追いかけて文字という形にして組み立てていくだけ。浮き上がってきたそのワンシーンを元にどうやってそのシーンに至ったのか、この後どうなるのか…、登場人物の人生を手繰り寄せて膨らませていくことで一曲が完成する。そこに私の伝えたいことを隠しているときもあるし、ないときもある(笑)。でも、そんな隠している何かをわかってほしい訳ではなくて、小説を読むように、映画を観るように、単純にその世界を楽しんで戴ければと思っています。

 とは言っても、今回はせっかくこういう場を頂いたので収録曲の内容についてすこしだけ小噺でも。

 リード曲でもある1曲目『Dramatic Quiet』は、タイトル決めの時に歌詞についてきかれて「RPGで勇者についていく仲間の気持ち」と言ったところ、略称が某RPGぽくなる仕様となりました。とにかくストレートで明るい曲なので、歌詞も前向きに、声もなるべく明るいトーンを意識しました。ドラマでは描かれない何気ない瞬間の中に本当の幸せがあるように、最高のドラマティックは言葉のない瞬間の中にこそある、と私は思っています。

 2曲目、『茜』はOctaviagraceで初めて歌詞を付けた曲。仮タイトルに「桜」という言葉が入っていたので、春のイメージ。歌詞に出てくる「花びら」は全部桜です。桜並木の道で花びらの隙間からこぼれる夕陽がみえたなら私の思惑通り(笑)。サビ前の「ただ」が三回続くところは、私の小さな遊び心です(笑)。あまりこういう言葉遊びはしないので面白かった!あと、タイトルの「茜」はダブルミーニングになっているんだけれど、ひとつはもちろん空の色。比較的あからさまなので、もう一つの意味も気づいてもらえると嬉しいなぁ(笑)。

  3曲目『Hardenbergia』は、再会をテーマにしています。「後悔"先"に立たず」というけど、その後悔よりも"先"に立てる機会が今この瞬間だとしたら?というところから入りました。わかりやすく云えば、"あの時"ああしておけば…の"あの時"が今この瞬間だとしたら?ってことなんだけれど。自分の中では人生を揺るがすくらいに大きなことなのに、その相手は首の振り方や返答一つでそれを造作もなく容易く捌いてしまう。理不尽。だけど恋ってそんなもの。この曲では敢えて、"君"が首を縦に振ったのか横に振ったのか明確にはしていません。是非、想像のなかで幸にも不幸にもしてやってください(笑)。

 4曲目『ラストノスタルジア』では、作曲も担当しました。この曲は先にできていた5曲目の"君"の視点で描かれています。きっかけは、Youskeくんの4曲目と5曲目に連続性を持たせたいという希望から。 時々、不意に幼い頃のある瞬間の記憶が蘇ることがあります。どうでもいい本当に些細なこと。そういう時、たぶん今日以降この記憶を引っ張りだすようなことはないんだろうな、次に思い出すことはもうないんだろうな、と私は思うんだけれど。真ん中に持ってきたのは「忘れてしまうということは罪なのか」という部分だったけど、そういう、自分の意思とは関係なく完了してしまう「忘れる」ということについて考えながら書きました。

 そして、最後5曲目『ロストモラトリアム』。ラストノスタルジアの反対側。ということでタイトルもカタカナで同じ文字数。この二曲に共通して出てくるのは"変わっていく街並""空を見上げる"といった描写。"思い出す"というところも共通しているかも。二曲のリンクには言わなくても気づいて貰えるかな?と思っていたのですがわかりにくかったのかそんなに気づいてもらえなかったです(笑)。大人になれない彼女が大人なってしまう彼を見送る。私なりの「爽やか」を詰め込みました。

 曲については色々なところでメンバーやそれこそリスナーさんが語ってくれていたりするので、今回は敢えて私にとってなかなか大仕事だった歌詞を中心にお話してみました。
 もし、興味を持って頂けたなら、meola様のため息の出るくらい美しいイラストに囲まれた歌詞カードの文字を字幕を追うように眺めながら、まさに映画を観るようにして『RESONANT CINEMA』を聴いて欲しいです。
そうそう、ジャケットといえば今回私、デザインも手がけさせて頂きましたので、小さな遊びを入れてみたりもしています。目ざとい方は見つけてくださっていることでしょう(笑)。
そんな『RESONANT CINEMA』、ここHMV様でもお取り扱い頂いておりますので、お買い上げは是非HMVで!(笑)

それから最後に、この『RESONANT CINEMA』の楽曲を生でお聴かせできる場についても宣伝させてください。
5/9(土)吉祥寺クレッシェンド。Octaviagrace初ライブにして初レコ発にして初主催です(※終了しました)!さらに大阪7/20(祝)西九条ブランニューでのライブも決まっております!
 新曲もいくつか披露する予定ですので、是非、お時間があればいらしてください!

ここまで気長にお付き合い下さったあなた、ありがとうございます!
それでは、またいつか。
『RESONANT CINEMA』を沢山の方に手にとって戴けること、そして、ステージ越しに沢山の皆様にお会いできるよう願いを込めて。

Octaviagrace Vo.実稀

絶賛発売中!Octaviagrace/1st EP『RESONANT CINEMA』!

Walküre Records
WLKR-008

【収録曲】
01, Dramatic Quiet
02, 茜
03, Hardenbergia
04, ラストノスタルジア
05, ロストモラトリアム




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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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発売日:2015年04月08日
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