【インタビュー】JiLL-Decoy association『ジルデコ6 〜Just a Hunch〜』
2014年10月21日 (火)
-- アルバムタイトルに『〜Just a Hunch〜』とありますが、“直感・予感”が本作のテーマでしょうか?
kubota: このアルバムのために曲を作り始めた時は特にテーマやコンセントを決めずに、今こういう感じの曲をギターで弾いてみたい!とか、こんな感じの曲やってみたい!というひらめきや衝動を優先していました。その瞬間、その時々のひらめきや直感を頼りに今だからできること、やりたいことを感じるままにやってみたという感じです。
towada: レコーディング演奏、音作りの姿勢として自分達の“直感・予感”を意識してアルバムを制作に取り組みました。“直感・予感”に頼る事は、その結果が良い時とそんなに良くない時がありますが、スリルや奇跡もあり楽しいです。“直感・予感”無くして演奏は成り立たないとすら思う事もしばしば。
chihiRo: 6作目というところから第六感をテーマに1曲書きたいなと思い、そこから浮かび上がってきたサブタイトルではあるのですが、思い起こせば直感を大切に作って来たアルバムになりました。言葉にしたら安っぽくなるような気持ち、目を閉じても耳を塞いでも感じることの出来るもの。そういう言葉にしづらいようなものを今こそ大事にしたいという想いが強いです。
-- 昨年リリースし「第55回日本レコード大賞」優秀アルバム賞を受賞された前作『ジルデコ5』はジャジーな要素も含みつつ非常にポップな作品となりましたが、今回はその前作との対比など意識する部分はありましたか?
chihiRo: 『ジルデコ5』が完成した時に「次は真逆のものを作りたい」と言う想いが湧き上がっていました。女のリアルを描いた前作に比べて、今回は「ユニセックス」な歌詞を意識しました。それから、「言い切らない美しさ」も大事にしました。
towada: 自分個人的には対比を意識したわけでも無いのですが、制作前に音楽以外のテーマを話し合ったらメンバーの今やりたい事の共通点が浮き出てきました。それを順番に具体化していったら、このような前作との色合いの違いが出ました。
-- 本作ではマンディ満ちる、森雅樹(EGO-WRAPPIN')のお2人がゲスト参加されています。お2人との制作で印象的だったエピソードは?
chihiRo: マンディ満ちるさんとはライブでご一緒する機会もあり、今回、来日とジルデコのレコーディングのタイミングが合ったことでお願いしてみました。青春の憧れの方でしたので、レコーディングの時にスピーカーから聞こえてくる声に震えました。
towada: あのマンディ満ちるさんとジルデコが一緒にレコーディングという事で初め実感が無かったのですが、モニタースピーカーから聞こえた歌声とグルーヴで、昔から耳なじみのある憧れの人と曲作りをしている実感が湧きました。
kubota: マンディ満ちるさんがレコーディングスタジオに現れた時は感動しました。学生時代から彼女の作品を本当によく聴いてきたし憧れの大先輩ですから。 実際レコーディングが始まると、マンディ満ちるさんの作業のテンポの速さにびっくりしました。ものすごい勢いでいろんなアイデアがひらめいてそれを片っ端から試していく様子は圧巻でした。
森さんはアレンジャーとミュージシャンのコーディネートという立場で参加して頂きました。リハでお会いして一緒に音を出した時に、森さんがスカという音楽を心からリスペクトして愛していらっしゃるのがひしひしと伝わってきました。物腰の柔らかい物静かな方ですが強いこだわりを持ちながらも柔軟さも絶妙なバランスで併せ持つ類稀な方です。リハの時に森さんの「バタやんギター」を弾かせてもらったのかいい思い出です。
chihiRo: 森さんは心底音楽のちからを信じてる方だという印象でした。音楽に対するどこまでも真摯な姿勢から学ぶことが沢山ありました。
towada: 森さんとのレコーディングでは、彼がセンスの固まりである事をひしひし感じました。 リハーサルでのやりとりもそうですが、何より一緒に音を出した時のその音の説得力は凄いエネルギーを感じます。
-- Pat Methenyの「so may it secretly begin」を日本語詞でカヴァーされています。日本語詞でのカヴァーという方法を選んだのはどのような理由から?
kubota: この曲は英語詞でのカバーは存在しますが、日本語でカバーされてる方はまだいませんでした。ですが、この曲のメロディーの持つ節回しや哀愁感は日本語と相性良さそうだなと。
chihiRo: 日本語にこだわってやってきた私達にとってはとっても自然なことでした。歌モノっぽくない曲ほど、歌詞を入れるのに燃えます。
towada: パットメセニーの楽曲は、もともとインストゥルメンタルの曲でありながら後で鼻歌で歌ってしまうような馴染みやすいメロディが多いです。そんな彼の曲が好きですし、「so may it secretly begin」はトリッキーなベースラインと美しいメロディーが絶妙に解け合うサウンドがジルデコにとって最も理想とするサウンドの一つでした。
-- HMV限定特典の CD-R『JiLL-Decoy 6 LinerNortsRadio 音声版』、こちらはどのような内容になっていますか?
chihiRo: 私がアルバム収録された全曲に対する想いをひとり喋りをしています。30分もお話してるので軽い気持ちでお付き合いいただければと思います。
-- コンスタントに作品をリリースし続けているジルデコの皆さんですが、楽曲作りの秘訣とは?
kubota: ライブを重ねることと、締め切りに追われることです!
towada: 自分自身を追い込む事。
chihiRo: 私も、ライフワークとしてコンスタントな曲作りはしないタイプなのですが・・・その時々の書きたいという衝動を大事にしています。
-- メンバーの皆さんそれぞれ、今一番興味があることとは?(音楽以外でも)
chihiRo: DIYです。
towada: 文房具、特にノートなど。
kubota: 芋焼酎飲み比べ。そして、地方に行った際にジャズクラブなどにフラっと寄って、地元の人達と飲んだくれながらジャズのセッションをすることです。
-- 11月からはツアーも始まります。意気込みをお聞かせいただけますか?
kubota: アルバムに収録された新曲達を早くライブでお聞かせしたいです!前作とはガラッと雰囲気の違うジルデコをライブで体験してもらえたら嬉しいです!頑張ります!
chihiRo: リリースされた曲達をお客さんと一緒に育ていていく気持ちでいます。会場によって曲が違う表情を見せることもあるので楽しみです。
towada: 会場のみなさんと音で繋がれたらと思います。その音から映像や、ストーリーなどいろいろな事を想像してもらえたら嬉しいです。
-- 最後にリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
kubota: 新曲達がここから熟成されて成長していく様子をぜひライブで見届けて頂けたら嬉しいです!!
towada: アルバム通していろいろな側面を持った作品になったと思います。好きな曲を見つけてくれたら嬉しいです。
chihiRo: 心が「いい」と言っているかどうかを大事にアルバムを作りました。皆さんもぜひ心で感じて貰えたら嬉しいです。
JiLL-Decoy association 『ジルデコ6 〜Just a Hunch〜』【初回限定盤】
[2014年10月22日 発売]
初回生産限定盤には、先日の六本木ブルーシアターで行われたスペシャル・ワンマンライヴの模様がライヴDVDとしてパッケージされており、感動を呼んだ新曲バラード「drawing」や「月光」も収録した見逃せない内容となっている。
■ CD+DVD
【HMVオリジナル特典】
※先着ですので、なくなり次第終了となります。ご了承ください。
※特典の有無は各商品ページにてご確認ください。
【HMV ONLINEオリジナル抽選特典】
【購入対象期間】〜2014年11月22日(土)まで ※以前にご予約いただいた方も対象となります。
【応募対象期間】2014年10月21日(火)〜2014年11月29日(土)
※HMV ONLINE本サイト及びHMV MOBILEサイト以外からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります(HMV店舗、HMV楽天市場ストアなどでのお買い上げは対象外です)。
※お客様の携帯にて指定着信許可をされている場合は、“@hmv.co.jp”のドメイン指定許可設定が必要になります。
※HMV ONLINE/HMV MOBILEでご注文頂いた場合、タイミングによっては対象期間を過ぎる場合がございますことをご了承ください。
※当選は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
CD 収録曲
- 01. Freedom Express
- 02. 6th HUNCH
- 03. INSTinct 1
- 04. drawing
- 05. 月光
- 06. 伝わっちゃう
- 07. INSTinct 2
- 08. ジオメトリックな恋人
- 09. so may it secretly begin
- 10. 波跡
- 11. 大目にみてね
- 12. 光の子どもたち
DVD 収録内容 ※初回限定盤のみ
- 01. ドレスを着る前に
- 02. 月光
- 03. drawing
- 04. 光の子どもたち
【JiLL-Decoy association プロフィール】
[関連リンク]
オフィシャルHP
Live 情報
『ジルデコ6 〜Just a Hunch〜 ツアー』2014年11月2日(日) [高山] 日下部民芸館
2014年11月3日(祝・月) [福井あわら] 清風荘
2014年11月7日(金) [博多] Bar Vita 天神店
2014年11月9日(日) [大分] CANTALOOP II
2014年11月16日(日) [鳥取] モッブスフェローズ
2014年11月22日(土) [金沢] もっきりや
2015年2月6日(金) [静岡] LIFE TIME
2015年2月9日(月) [広島] JUKE
2015年2月11日(祝・水) [大阪] JANUS
2015年2月13日(金) [名古屋] JAMMIN'
2015年2月28日(土) [東京] 日本橋三井ホール
2015年3月1日(日) [東京] 日本橋三井ホール
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クラブ/テクノ最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
初回盤
ジルデコ6 〜Just a Hunch〜(+DVD)【初回限定盤】
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在庫あり
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通常盤
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ジルデコ6 〜Just a Hunch〜
JiLL-Decoy association
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まとめ買い価格(税込) : ¥2,711発売日:2014年10月22日
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