HMVインタビュー: Masahiro Tsuchiya

Q: レインボー・ディスコ・クラブはどんなフェスなのですか？

A: どんなフェスかというのは、来たひとがそれぞれ感じるものだと思いますので難しい質問なんですが、僕自身、レインボー・ディスコ・クラブはレイヴと位置付けています。

フェスティバルとレイヴって近いようで違うものなんですよね。運営の仕方や、お客さんの層、そしてダンスフロアにそれが現れてると 思っています。
いい意味で俗っぽさを感じさせないのはレインボー・ディスコ・クラブのいいところの一つだと感じています。


Q: 今回DJミックスをリリースしようと思ったのはどんな経緯なのでしょうか？

A: CDリリース自体はしたいと思っていて、そこにプロモーターとして交流があったmulemusiqの河崎さんが力を貸してくれることになったことが始まりです。
僕は専業オーガナイザーだったのでCDリリースのノウハウをもっていませんでしたから。それから現実にリリースされるまではあっという間だったんですが本当に嬉しかった。

毎年、在庫で部屋が埋め尽くされるほど、たくさんのマーチャンダイズ（グッズ）を作り、高く評価されていることは非常に光栄ですが、やっぱり何よりも僕らがいちばん魅せたいものはグッズではなくて音楽ですから。


Q: 第一弾でプリンス・トーマスをDJに選んだ理由を教えてください。

A: 彼は、RDC最多出演経験をもつアーティスト。RCDをミックスCDという媒体で表わすのには、最も適した人は彼でした。
彼がミックスCDをリリースすることは、世界的に見ても、きっと話題になるはずだと思いました。
例えばRDCを今ははまだ知らない人たちも大勢いらっしゃいます。そういう方にも手に取ってもらいたいですし、当然毎年遊びに来てくれている大勢の方にも聞いていただきたいと思って。
僕らが尊敬する数少ないアーティストであり、第一弾は彼であるという判断以外は出てきませんでした。


Q: 今回のミックスではさまざまなジャンルのクラブミュージックがミックスされていますがどんな印象を持ちましたか？

A: たしかに、いままで持っていたプリンス・トーマスのイメージを覆されるようなエレクトリックでテッキーな雰囲気には、はじめて聴いたときは驚いたけど、よく考えてみれば、いままでのプリンスのイメージは僕らが勝手につけたもので、DJっていう人種はいかに現場に応じて、人を踊らすかをいつも追求しているものですよね。
今回は、RDCのミックスCDというモノにおいて、ベストを披露してくれたと思います。。


Q: 今後のラインナップ、レインボー・ディスコ・クラブの予定など教えてください。

A: 来年の開催にむけて動いていますが、今はまだ具体的なことは言える段階ではないんです。
ただ、もちろん前回以上の内容でみなさんに喜んでいただけるようがんばっていきたいと思っています。
たくさんの想いを音楽に込めて、遊びに来てくれた皆さんと共有できたら最高ですね。