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【インタビュー】 さだまさし 『第二楽章』 ジャパニーズ・ポップス・インタビューへ戻る

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2014年9月8日 (月)

2年ぶりにオリジナル・フルアルバム『第二楽章』をリリースする さだまさしさんのインタビューが到着。 新作『第二楽章』の制作について、コンサートについてなどお話を伺っています。





-- 毎年アルバムを制作して来られたさださんにとって、2年ぶりのアルバム「第二楽章」ですが、前作から2年あったことで、いつもと違うと感じることはありましたか?

さだまさし 2年も経ったら、曲の作り方忘れていました(笑)。それから、あまり自分の曲のストックは持たないのですが、一昨年から昨年にかけて、他のアーティストの方に提供してきた楽曲が沢山あり、むしろ全部を収められずに残念なくらいでした。お陰で、気持ちの上では少しリラックスしてやれましたね。

-- アルバム「第二楽章」は、どういったテーマでアルバムを制作しようとお考えだったのでしょうか。

さだまさし 初めはTHE ALFEEの高見沢俊彦君と全曲組んだアルバムにしようと考えていましたが、彼も40周年で忙しく、僕自身もかなり活発に活動していたので、それは叶いませんでした。 そのため、今回のアルバムでは「死んだらあかん」「君は歌うことが出来る」の2曲を彼にアレンジしてもらったのですが、彼と組んだ楽曲はとても面白くて、良いものになったと思います。 機会があれば全曲一緒にやりたいですね。

-- とてもバラエティに富んだ楽曲が収録されていますが、あえてそうしたアルバムにしようと思われたのですか?

さだまさし はい、僕のアルバムのプロデュースを一緒にしてきた盟友・渡辺俊幸と高見沢君、そして僕のスケジュールがかなり厳しかったので、3人でのトータルプロデュースは難しいだろうと。 そこで、早い時期に考え方を変え、他のアーティストの方に提供した曲(「夢の轍」「茨の木」「十三夜」)を大切に収録して、バラエティ・アルバムにしようと決めました。

-- アルバム「第二楽章」というタイトルには、どんな想いが込められていますか?

さだまさし 60歳、40周年、ソロコンサート4000回という節目を越えたのがこの2年です。しかし、それらの数字は決して目標にしてきたものでも無ければ、僕の到達地点でもありません。 考えてみれば、僕自身が音楽上でやり残したことの方が多いことに気づいたんですね。 だから自分へのエールを込めて「ここから第二歩目を始める」という気持ちをタイトルにしました。

-- 「遠い夏」のように繊細なギターの音色が印象的な曲を1曲目にかれています。さださんにとってギターの音色のこだわりを教えてください。

さだまさし ギターは弦楽器なのです。そして、本当はとても良い音がするのです。しかし電気楽器全盛の現代では、ギターは音程のあるリズム楽器のように、また、音程のある打楽器のように使われることも多いのですが、僕はギター本来の美しい音色を伝えたいという想いがありますね。 ただ、音量の小さい楽器ですから、出来るだけ本来の美しさが伝えられるような使い方をしたいと考えています。そのための奏法を、いつでも勉強しています。

-- 「夢の轍」最初の数行でさださんの覚悟、表現者としての本当の気持ちが表わされている気がします。 歌で世界を変えられると思いますか?

さだまさし 変えられたら良いな、と、心から思いますがなかなか難しいですねぇ。 ただ、世の中が不幸な状況(たとえば戦争)になったとき、まず最初に奪われるのが「音楽」なのは確かです。 「音楽が出来る状況を護ること」が音楽家の大切な戦いだと思っています。

-- 「夢の轍」は橋行夫さんへの提供曲、他に「茨の木」や「十三夜」なども収録されていますが、ご自身で歌うことを想定されて書かれたのですか?なぜ、今回のアルバムに入れようと思われたのですか?

さだまさし 他のアーティストの方に楽曲を提供する場合、基本的に自分で歌うことは考えません。まず、その方が一番伝えたいことを代弁することが大切な仕事の一つ、次はその歌手の素晴らしさをもっとアピールし、引き出すための方法を考え、楽曲にして行くことが大切だからです。 でも、収録した3曲は自分が今歌うという意味でも気に入っているので、躊躇なく収録することにしました。

-- 「さくらほろほろ」は日本の美しい景色の中で、故郷を思う気持ちを表現されています。 さださんの名曲「案山子」とはまた違う「故郷」が表現されていますが、どんな想いを込めておられますか?

さだまさし 「案山子」という曲、実は津和野城の石垣に生えている松の木が、遠くの町へ行って頑張っている子ども達に語りかけると言う形で「故郷」をたいせつにしよう、と呼びかけている曲なんです。 それに対して、今回書いた「さくらほろほろ」は逆に都会で頑張る人が季節の折に触れ、故郷を忘れず、懐かしむという形で故郷を思う歌になっています。 故郷を離れて、都会で暮らす人に届けたい歌ですね。

-- 「豆腐が街にやって来る」で、次第にこのアルバムの本性が見え始めます。 「宇宙兄弟#0」のために書いた曲とうかがいましたが、エレキギターが突然出てきたかと思うと、ゴスペルばりのコーラスが入り、最後には「聖者が町にやってくる」のフレーズに合わせて大合唱。さださんのユーモアがあふれる楽曲に仕上がっていますが、楽曲構想に時間はかかりましたか?

さだまさし この曲は、数時間で書き上げました。以前「私は犬になりたい\490」という曲を書いた時もそうだったのですが、こういう曲を書くのは早いんですよね(笑)。

-- 今回アレンジに高見沢俊彦さんが参加されています。 なぜ、高見沢様にアレンジを依頼されたのですか?また、高見沢様のアレンジをお聴きになった時、どう思われましたか?

さだまさし 高見沢君の世界は、僕の35周年でリリースされたトリビュートアルバム「さだのうた」で高見沢君のアレンジした「まほろば」を聴いた時に最初に出会い、感激したものです。 それ以来、彼と会う度に「日本のプログレ」をやろうと、ずっと話していました。 最初に聴いた時には「おお、さすが王子、格好良いなぁ」と思いましたが、はたしてこれに自分の声が似合うのかな?乗るのかな?と不安もありました。 でも、それは杞憂でしたね。それほど、素晴らしいアレンジだと思います。

-- 「死んだらあかん」は昨年夏一夜限りの復活を果たしたNHK「夢であいましょう」で笑福亭鶴瓶さんが、歌われた楽曲ですが、その楽曲をあえて高見沢様のアレンジで歌おうと思われたのはなぜですか?

さだまさし 「死んだらあかん」は、本当はもう一度、笑福亭鶴瓶に歌って欲しかったんです。でも、本人が恥ずかしがるので、代わりに僕が歌いました。 こういった楽曲は、中途半端にやると照れが出てしまうんですよね。 だから高見沢君に、(アレンジで)気合いを入れてもらったのです。

-- 「君は歌うことが出来る」は、さださんの今のお気持ちに一番近い楽曲である気がします。 この曲も高見沢さんのアレンジで、さらに心に訴える作品に仕上がっていますが、さださんがこの曲に込めた想いは?

さだまさし 「ちゃんと自分の言葉で歌え、自分の言葉で祈れ、自分の心で救え、それが出来るのが人間だ」というメッセージですね。 「自分の言葉で」「自分の心で」。それが、最も伝えたい部分です。

-- これまでにないサウンドでさだまさしの“ロック”を感じるアルバムですが、新たな挑戦をすることに恐れはなかったですか?

さだまさし 恐れは全くありませんでした。きっと、僕のコンサートを聴いてくれている人たちは、誰も驚きませんよ。 僕の言う“ロック”は音楽形式ではありません。心の持ち方を言います。そういう意味では、僕は最初から“ロック”なんです。だから何も違和感はなく、それは表現方法の一つですよね。

-- 今回のアルバムのアートワークや「君は歌うことが出来る」のMVをクリエイティブディレクターの箭内道彦さんが制作されています。こちらも”ロック”との異色のコラボレーションですね。 箭内さんとの出会いを教えてください。

さだまさし ジャケットの話しをしていた時、スタッフが「ぜひとも、箭内さんと組みたい」と言い出したのです。でも、今をときめくクリエイティブディレクターの彼にそんな時間は無いと思っていました。 ところが無理を承知で箭内さんが、快く引き受けてくださったんですよね。僕も、驚いてしまいましたね。

-- 若き日のさださん似の若者が映った、「さだまさしのようで絶対さだまさしでない」CDジャケットをご覧になってどのような感想を持たれましたか?

さだまさし 僕の十代の頃の方が綺麗だったと思います(嘘)。 これじゃ「さだまさし」じゃなくて「なりすまし」だな、と(笑)。

-- 昨年リリースした「天リ〜オールタイム・ベスト〜」が大ヒットでした。さださんご自身が「天リ〜オールタイム・ベスト〜」をリリースしたことで、気づいたことはありますか?

さだまさし 次は、さだまさしの「ワーストアルバム」を作りたいですよね。ふざけた歌ばかりを集めて。

-- 9月13日からコンサートツアーも始まります。 ライブで映える曲がたくさん詰まったアルバムですが、どんなコンサートになりそうですか?

さだまさし かなり、意外なコンサートになるはずです。さだまさしらしいといえば「らしい」、らしくないといえば「らしくない」、そんなコンサートです。良い意味でお客様を裏切っていたいですね、常に。

-- 先日、若者の前で講演をされたとうかがいました。また、「FREEDOM」(淡路島)などのロックフェスティバルに参加されるご予定もあるとうかがっています。 そこで、はじめてさだまさしさんをご覧になる方もたくさんおられると思いますが、新たなステージに立つさださんが一番伝えたいことはどういったことでしょうか。

さだまさし “さだまさし”という先入観をなしに、コンサートを聴いて欲しいですね。 音楽は先入観が一番邪魔をします。 本当が、伝わらないのです。 聴く人が自分の心で自然に聴いてくれたら、一番嬉しいです。

-- ありがとうございました!


さだまさし 『第二楽章』
 [2014年09月10日 発売]

2013年ベストアルバム『天リ』が大ヒットを記録し、前人未到のソロコンサート4000回を達成したさだまさしが、2年ぶりにオリジナル・フルアルバム『第二楽章』をリリース。収録曲は各種タイアップ曲、イメージソングまで、幅広い年代・世代に届くアルバムとなっています。



収録曲

  • 01. 遠い夏(シネマ・ヴァージョン) ※一般社団法人 日本音楽事業者協会 創立50周年記念作品 映画『ジョバンニの島』挿入歌)
  • 02. 夢の轍
  • 03. さくらほろほろ ※島根県 邑南町イメージソング
  • 04. 茨の木
  • 05. 残春 ※さだまさし原作 映画『サクラサク』主題歌
  • 06. 十三夜
  • 07. 家路 ※ハウス『北海道シチュー』CMソング
  • 08. 豆腐が街にやって来る ※映画『宇宙兄弟#0』劇中歌
  • 09. 死んだらあかん ※NHK『夢であいましょう』今月のうた
  • 10. 君は歌うことが出来る
  • 11. 遠い夏 〜憧憬〜


【さだまさし プロフィール】


さだまさし
1952年4月10日長崎市生まれ。シンガーソングライター・小説家。'73年に「グレープ」でデビュー。代表作品は「精霊流し」「無縁坂」。'76年ソロデビュー後も「雨やどり」「秋桜」「関白宣言」「北の国から」など数々の国民的ヒット作品を発表する。活動の中心であるコンサートの回数('76年以降)が昨年7月17日に4,000回に達し、記念公演を日本武道館で開催。同時期に、40周年と4000回を記念してリリースした「天リ〜オールタイム・ベスト〜」がヒット。また、2001年「精霊流し」で小説家としての活動を開始。以後「解夏」「かすてぃら」「眉山」「風に立つライオン」など8作品を発表。

[関連リンク]
  さだまさし オフィシャルHP
  さだまさし『第二楽章』 特設サイト








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