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葉加瀬太郎 インタビュー2014 Part 2 葉加瀬太郎インタビュー2014へ戻る

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2014年7月31日 (木)



日本のクラシックコンサートで、なおかつステージセットやマイクすら使わないアンプラグドで、客席全体がスタンディンオベーションとなる瞬間は、そうは体感できないもの。葉加瀬太郎さんが2011年から3年間続けたアコースティックコンサート「クラシックシアター」は、生楽器の"音を楽しむ"喜びと、純粋に美しい音楽に浸る多幸感へとリスナーを導きました。このクラシックシアターから生まれたスコアとアレンジ、手応えと自信。その全てを注ぎ込んだ最新作『Etupirka〜Best Acoustic〜』が誕生しました。弦楽五重奏にピアノというアンサンブルを核とした完全なるアコースティックサウンドで、生楽器の息吹はそのままに。これまで多くの人の日常に寄り添ってきた"葉加瀬サウンド"が、本作では"室内楽"へとドレスアップ。進化と深化を続ける葉加瀬太郎さんへのロングインタビューをお届けします。
取材/文 鄭 美和


Part2:「今に生きている楽曲の中にもクラシックはある」


─葉加瀬さんが考える"アコースティック"とは?

 アコースティックとは、いわばモノトーンの音の世界。だからこそ、演奏もアレンジも、濃淡や強弱、フォルムの美しさが重要になってくる。アコースティックサウンドで魅せること。これは、もの凄くやりがいがありました。これまで色々な種類の音楽の喜びを経験してきましたが、年齢を重ねた今、なるほどこういう楽しみ方があったのかと。

─年齢とキャリアを重ねた今だからこそ、明確に見えてきたこととは?

 若かりし頃は、我慢できずに派手なアレンジを取り込んでいたと思うんですよ(笑)。"聴き映えのする""一口目が美味しい"アレンジは、やろうと思えばいくらでもできるけれど、賞味期限も短い。もう、そういうのは通用しないなと。例えるなら、派手なアクセサリーは外して、纏うドレスの素材で勝負ができる大人の女性のようなイメージです。

─アレンジが多彩で"エンターテインメントの感度が高い"というイメージが強い葉加瀬さんの楽曲群が、クラシカルにドレスアップしている本作は、驚きの連続です。

 本作に収めた音楽全ては室内楽と言えると僕は考えています。今に生きている楽曲の中にもクラシックはある。それを見事に体現してくれたのは、僕が全幅の信頼を寄せる作・編曲家、啼鵬さんの腕に尽きます。収録曲12曲のうち、11曲が啼鵬さんによるアレンジです。彼が書くスコアはとにかく緻密なんですよ。練習しないと絶対に弾けないスコアで、現場が楽になる要素はどこにもない。しかし、苦心して練習を重ねて演奏すると、揺るぎないものが生まれる。ちゃちゃっと作ったものは、容易にこなせるけどすぐ飽きられる。何事もそういうものですよね。

─オープニングを飾る表題曲「Etupirka」から、葉加瀬さんの解説を是非伺いたいです。

 テレビ番組「情熱大陸」のエンディングテーマとして皆さんに可愛がってもらっている「Etupirka」は、僕にとって名刺代わりのような曲。今回のアレンジに際し、啼鵬さんにリクエストしたのは「ドヴォルザークの弦楽セレナーデみたいな雰囲気で」というもの。すると彼は、ドヴォルザークのフィーリングを見事に活かし、弦楽セレナーデのモチーフを絶妙に入れてきた。クラシック好きならくすりと笑わずにはいられない遊びです。こうしたパロディーは、テクニックと自信が無いと成立しないのです。啼鵬さんの腕が冴える仕上がりです。

─馴染みの深い「Etupirka」は、思えば16年前に生まれた楽曲なのですね。

 この曲を初めてリリースした1998年当時、僕はセリーヌ・ディオンさんのワールドツアー真っ最中。世界中で大きなステージを体験させて頂きましたが、日本ではコンサートホールでソロ公演をするレベルには至らず、ライブハウスが活動の中心だったんです。そんな僕を追いかけてくれたのがテレビ番組「情熱大陸」。番組への出演がそもそものご縁なんですよ。密着取材中に出来た「Etupirka」を、番組の初代プロデューサーが気に入って下さり、エンディングテーマにしたいからと。僕は、自分の出演回だけ、いってもワンクールの使用かなと思い気軽にOK。それが、これほど長く皆さんに可愛がってもらう曲になるとはねぇ(笑)。本作に収録している「情熱大陸」もそう。「いいタイミングなので、オープニングにも30秒位のアタック作って下さい」と言われて作った曲。それが番組を通してメロディーがひとり歩きをしてくれて今に至る、というわけです。

─本作のヴァージョンでの「情熱大陸」は、予想もしない展開に驚かされました!

 僕もびっくりしました(笑)。これまでにないイントロダクションからの展開ですよね。啼鵬さんが書いて下さったスコアが素晴らしくカッコいい。僕はひたすら彼のスコアに忠実に、一生懸命に弾きました(笑)。

─「Etupirka」「情熱大陸」共に、多くの人の日常に寄り添い続けてきた楽曲です。音楽が聴く人によって育つように、人もまた音楽によって成長するのだと、本作を通して実感しました。

 うん。やはりその時々で、自分がこよなく愛していた音楽や傾倒していた音作りの手法は、楽曲にリアルに反映されていますよね。「Etupirka」を作った頃は、ディープフォレストの音楽と彼らのサンプリングの手法を学んでいる頃だった。彼らとは、その後作品を一緒に作るところにまでいけたのですが、出逢いは、彼らがゲスト出演した日本でのジョイントコンサート「ライブイマージュ」のリハーサルスタジオでのこと。「あなた達に影響を受けて作った曲です」とラブコールして、「Etupirka」を聴いてもらった経緯があります。「凄くいい曲だから一緒に演奏しましょう」と言って下さり、急きょライブイマージュのステージで共演させて頂くことに。一方「情熱大陸」は、当時も今もずっと大好きなパット・メセニーの影響が色濃いですね。パット・メセニーのグループがソロをするなら?と想像しながら、ワンコードでのソロのパートを作ったことを鮮明に思い出します。
Part 3(8月7日更新予定)に続く


 公演情報







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