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葉加瀬太郎 インタビュー2014 Part 1 クロスオーヴァー&クラシカルへ戻る

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HATS UNLIMITED

2014年7月23日 (水)



日本のクラシックコンサートで、なおかつステージセットやマイクすら使わないアンプラグドで、客席全体がスタンディンオベーションとなる瞬間は、そうは体感できないもの。葉加瀬太郎さんが2011年から3年間続けたアコースティックコンサート「クラシックシアター」は、生楽器の"音を楽しむ"喜びと、純粋に美しい音楽に浸る多幸感へとリスナーを導きました。このクラシックシアターから生まれたスコアとアレンジ、手応えと自信。その全てを注ぎ込んだ最新作『Etupirka〜Best Acoustic〜』が誕生しました。弦楽五重奏にピアノというアンサンブルを核とした完全なるアコースティックサウンドで、生楽器の息吹はそのままに。これまで多くの人の日常に寄り添ってきた"葉加瀬サウンド"が、本作では"室内楽"へとドレスアップ。進化と深化を続ける葉加瀬太郎さんへのロングインタビューをお届けします。
取材/文 鄭 美和


Part1:「本作が完成したことで、この先の10年が見えました」


─機が熟した"心の果実"の様な作品といいますか、豊かな世界観に心を動かされました。本作『Etupirka〜Best Acoustic〜』は、葉加瀬さんにとってはどの様な存在になりましたか?

 本作が完成したことで、この先の10年が見えました。僕がやりたいこと、お客様が求めているもの、メンバーやスタッフが望むこと、それぞれのバランスをどうとっていくかが、音楽家としての課題であり不安でもあります。そこに"アコースティック"という共通言語を持てたことで、迷いが無くなった。これからも僕は、色々なサウンドへの挑戦を続けていきますが、ここに帰ってくればいいというものがあると、自分もメンバーも安心できる。"創作の羅針盤"のような作品になりました。

─『Etupirka〜Best Acoustic〜』が誕生したストーリーを、是非伺いたいです。

 ことの発端は、ロンドンに拠点を移した2007年に遡ります。ヴァイオリンの徹底的なトレーニングが、ロンドンでの僕の日常の全てです。しかしながら練習というものは、何か目標が無いと続かないもので(笑)。モチベーションを高めるためにも、自分で会場と交渉し、定期的にコンサートを開催させて頂くことにしたのです。コンサートのメインイヴェントは、今もずっと取り組んでいるブラームス先生のソナタを演奏することだったのですが、日本人のお客様も多く足を運んで下さるからには、皆さんに可愛がって頂いている僕のオリジナル楽曲も演奏したい。なおかつ、会場であるロンドンのカドガンホールは、由緒あるクラシックのコンサートホールなので、リズムセクションやマイクを入れたくはなかった。そこからですよね、アコースティックの編成で、自分自身も満足できて、お客様にも喜んで頂ける方法は無いかと模索し始めたのは。ピアノとストリングスカルテット、コントラバスと僕という編成で、年に2回、多い時では4回のペースでコンサートを開催させて頂いてきました。試行錯誤を繰り返しながらも、自ずとレパートリーは増えてくる。ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団のメンバーともアンサンブルで演奏させて頂く中で、自分自身が感動できるスコアも生まれた。それらを一度、作品としてまとめたいという想いが結実したのが本作『Etupirka〜Best Acoustic〜』です。

─7年の歳月と想いが実った作品なのですね。

 想定はしていましたが、アコースティックサウンドを手に内に入るまでには、相当時間がかかるものなんです。その間、アコースティックなコンサートを日本でも開催したいという想いも、自分の中でどんどん強くなっていくんです。そこで、ロンドンでのコンサートで生まれたアレンジや編成、手法をそのまま日本に持ち帰り挑戦したプロジェクトが、2011年から3年間続けた「クラシックシアター」というわけです。

─「クラシックシアター」の感動は忘れられません。日本のクラシックコンサートで、なおかつPAを入れないアンプラグドで、客席全体がスタンディングオベーションとなる瞬間は、そうは体感できないものです。

 何しろ僕自身、日本のパブリックホールのコンサートで、スピーカーやマイクすら付けずに演奏したのは初めてでしたから、お客様にとってはなおのこと衝撃だったと思います。小さい音色だからこそ一音一音に集中できる。生楽器の繊細かつ生命力の宿る音色の美しさを、感じて頂けたのではないでしょうか。

─演者の息づかいが聴こえてくるような、会場全体を包む凛とした空気感も印象的でした。

 4歳からヴァイオリンを始め、クラシック音楽に夢中だった少年時代、お小遣いを貯めてコンサートに行く事が何よりの楽しみだったんです。お気に入りの服で正装してね(笑)。特有の緊張感と高揚感が大好きだった。クラシックシアターを始めた頃、何度もその頃のことを思い出しました。コンサートに出かけるという純粋な喜びを、皆様とシェアできたら。そんな気持ちもあって始めたプロジェクトでした。

─正装した葉加瀬少年がワクワクとクラシックコンサートに出かける絵は、何とも微笑ましいです。二人のお子さんとも、ロンドンや日本でクラシックコンサートに行かれますか?

 もちろん、よく行きますよ。受け継いでいく喜びもありますが、好きになるか嫌いになるかは彼らの自由。時代も違えば、僕と彼らとは聴いてきた音楽も全く別のものですから。あ、ロンドンに戻ったらすぐに、娘とワンダイレクションのコンサートに行く約束をしているんですよ(笑)。彼女にとっては大きな喜びなのだから、お父さん、張り切って行ってきます(笑)。

─本作によって、クラシックシアターの感動と喜びがリアルに蘇るような・・・・・・。

 クラシックシアターで生まれたレパートリーが、本作『Etupirka〜Best Acoustic〜』の基軸になっています。実は、クラシックシアターを始めると言い出した当初、周りのスタッフは半信半疑だったんです。でも僕は、一つの新しい答えが出るとわかっていた。結果3年続いたということは、スタッフたちも面白いとわかってくれたからであり、自分も確かな手応えと自信を得ることができた。お客様からの「クラシックシアターで聴いたものを早く音源として欲しい」というリクエストにも本作で応えられたことは、僕にとっても喜びです。
Part 2(7月31日更新予定)に続く


 公演情報







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