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「ベルリン・フィル・ラウンジ」第98号:ユニテルのカラヤン映像シリーズがDCHにアップ ベルリン・フィル・ラウンジへ戻る

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2014年7月4日 (金)

ベルリン・フィル&HMV提携サイト
 ベルリン・フィル関係ニュース

DCHでユニテル映像によるカラヤン・シリーズがスタート
 2014年7月16日、ヘルベルト・フォン・カラヤンが没後25周年を迎えます。デジタル・コンサートホールでは、これを記念してカラヤンが60〜70年代に残したユニテル制作の映像を連続公開します。
 内容はユニテル・アーカイブの全容で、約40のタイトルが網羅されています(コンサート映像およびドキュメンタリー)。オリジナルのほとんどが35ミリフィルムで収録されており、それをHDクオリティで起こしたものがアップされます。HDの高画質でカラヤンのユニテル映像を数多く観られるのは、DCHが初めてです。
 嬉しいのは、DCHユーザーであれば、通常のチケットでこのシリーズも自由に観られること。特別なチケットを追加購入する必要は、ありません。DCHでは、現在200本以上の映像が視聴可能ですが、カラヤン・シリーズは、それをさらに魅力的にするものと呼べるでしょう。
 デジタル・コンサートホールでは、2008年よりベルリン・フィルの演奏会を定期的に中継していますが、2年前から90年代のアバド時代、2000年代初頭のラトルの映像(ユーロアーツ)もアップされています。今回さらに、60〜70年代のカラヤンの映像が加わることになり、80年代を除いたベルリン・フィルの映像作品が、ほぼ網羅される形になります。
 第1段は7月4日にアップ。新しいライブ中継のないオフシーズン中を利用して、8月末までに8回22タイトルが公開されます。秋以降には、残りの約20タイトルが数ヵ月にわたって公開される予定です。具体的なスケジュールは、「今後のDCH中継」をご覧ください。

内容:
ベートーヴェン:交響曲全集(67〜71年)
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》(66年。インタビュー、リハーサル、演奏)
ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》(77年)
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(79年)
ブラームス:交響曲全集(1973年)
チャイコフスキー:後期三大交響曲(73年)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(67年。ピアノ:ワイセンベルク)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(73年。ピアノ:ワイセンベルク)
ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界》(66年。インタビュー付き)
R・シュトラウス:《ドン・キホーテ》(75年。チェロ:ロストロポーヴィチ)
フランス管弦楽曲集(78年。《海》、《牧神の午後への前奏曲》、《ダフニスとクロエ》第2組曲)
バッハ作品集(67〜68年。ブランデンブルク協奏曲第3番、管弦楽組曲第2番)
序曲集(75年。《エグモント》、《コリオラン》、《魔弾の射手》、《ウィリアム・テル》、《タンホイザー》の各序曲)
ジルベスター・コンサート1978

ヴェルディ:《オテロ》(73年)
ワーグナー:《ラインの黄金》(78年)

ドキュメンタリー「ヘルベルト・フォン・カラヤン〜セカンド・ライフ」(2012年)
ドキュメンタリー「ビューティ・アズ・アイ・シー・イット」(07年)
ドキュメンタリー「ヘルベルト・フォン・カラヤン」(1978年)
ドキュメンタリー「マエストロ・フォー・ザ・スクリーン」
新作ドキュメンタリー(2014年。ベルリン・フィル制作)

HMVだけの特別キャンペーン:HMVオンラインでシューマン交響曲全集をお求めの方に、抽選で10名様に非売品DVD「ラトル指揮マーラー交響曲第3番」をプレゼント

 レーベル・スタートを記念して、HMVオンラインでシューマン交響曲全集(輸入盤・国内盤不問)をお求めの方から、抽選10名様にベルリン・フィルの特別DVD「ラトル指揮マーラー交響曲第3番」をプレゼントいたします。

【演奏曲目】
ブラームス:《ハープが豊かに響きわたる》
ヴォルフ:《妖精の歌》
マーラー:交響曲第3番

ソプラノ:アンケ・ヘルマン
アルト:ナタリー・シュトゥッツマン
ベルリン国立大聖堂少年合唱団
ベルリン放送合唱団女声団員
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サー・サイモン・ラトル

2011年2月11日、ベルリン・フィルハーモニーでの収録
演奏時間:162分

 この録音は、2011年2月にマーラー全曲演奏ツィクルスの一環として行われた演奏会の収録映像で、これまで一般に発売されたことがない貴重なDVDです。ラトルの指揮のもと、ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)、ベルリン放送合唱団女声団員、ベルリン国立大聖堂少年合唱団が参加。ラトルの曲目解説映像も付いた、ファン垂涎のタイトルとなっています。
 この演奏について、『レコード芸術』誌海外レポートでは、「ベルリン・フィルは、ラトルを信頼して素直に身を任せた結果、自らの能力を最大限に出し切っていた。さり気ないフレーズに込められる表現密度が並ではなく、聴いていて“まぎれもなく世界一のオケだ”と震撼させられる。その演奏精度、響きの豊麗さは、両者が1段上の次元に達したことを伝えていた」と評されています。
 応募方法は以下の通り。メールにお客様の住所、氏名、またシューマン交響曲全集(輸入盤・国内盤不問)をご購入になった際の注文番号をご明記の上、hmv@berliner-philharmoniker.deまでお送りください。必ず実名でご応募いただけるよう、お願いいたします(お預かりした個人情報は、当キャンペーンのためだけに使用され、他の目的には当てられません)。締切は、8月31日。皆様のご応募をお待ちしております。

応募はこちらから

【連載】「ベルリン・フィル・レコーディングス」制作の舞台裏
KPM創作磁器花瓶「シューマン」によるカバーデザイン
 ベルリン・フィル・レコーディングスでは、「ダウンロード時代にあえてフィジカル・プロダクトを発売する意味」を考えた結果、モノとしての価値を持った、高級感のあるデザインを採用しました。ブック型布張りハードカバーの装丁、ヨーロッパの黄金分割に従ったフォーマットがそれですが、これは今後のプロダクトでも一貫して使用されます。
 ベルリン・フィルのソロ・チェロ奏者でメディア代表を務めるオラフ・マニンガー(写真右)は、「手にとって楽しい、飾って美しいものであることを目指しました。タイトルが出てくるに従って、皆さんの居間の本棚に、小さな“ベルリン・フィル・コーナー”ができることを願っています」
 カバーデザインも、毎回作品のテーマに沿ったものがコンセプトされますが、今回のシューマン交響曲全集では、KPM(プロイセン王立磁器製作所。プロイセン・フリードリヒ大王により1763年に設立された磁器製作所で、ドイツを代表する磁器工房)がこのエディションのために特別にデザインした、オリジナル創作磁器花瓶をモチーフとしています。
 花瓶の形状と柄は、シューマンが生きていた19世紀前半のオリジナル。形状は、ユーリウス・ヴィルヘルム・マンテル(1820-1896)の「中国風花瓶」を土台にしています。柄は、KPMの磁器画家と美術史研究家がビーダーマイヤー時代に典型的な花のモチーフを選びました。花々は四季の移り変わりを象徴し、4つのシンフォニーとの関連を示唆しています。
 「我々は、シューマンの繊細な感性を表現する素材として、壊れやすく、透明なテクスチュアを持つ磁器がぴったりだと思いました(マニンガー)」
 特徴的なのは、美しいフォームと花柄の間に、へこみや歪み、淀んだ暗い色彩が織り込まれていることでしょう。これは、シューマンが作曲時に体験した苦しみや精神状況を、反映するものです。
 「シューマンは、1840年代から精神に異常をきたすようなります。結婚後に一家を養わなければならないプレッシャーと、自分の繊細な感性の間で板ばさみになり、精神的に抑圧されたのでしょう。とりわけ第2、3交響曲には、当時の彼の心の闇が表れています。私たちはKPMのデザイナーにこの背景を説明しましたが、彼らがそこから生み出したのが、このデザインでした。この花瓶は、表面から見ると完璧に美しい姿なのですが、それを回転させて裏側を見ると、暗い側面が現れます。シューマンの美しい作品は、その可憐で繊細な表層の下に、このような闇を持っている、という解釈なのです(マニンガー)」
 KPMでは、この花瓶を100本の特別限定エディションとして製造・販売する予定にしています(今秋よりベルリンのショールームで販売)。KPMについては、以下のウェブサイトをご参照ください。

KPM公式ウェブサイト記事

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 最新のDCHアーカイブ映像

ハーンとソヒエフが共演!
2014年5月31日

【演奏曲目】
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲

 バイロン卿が1817年に書いた劇詩《マンフレッド》はロマン派文学の鍵となる作品と言えるでしょう。エリザベス朝の劇作品と18世紀英国の怪談小説の文体の特徴、さらに古代のオルフェウス神話の要素を駆使して、バイロンは主人公のマンフレッドを描きました。マンフレッドは神ほどの万能感を獲得しながらも孤独に思い悩み、世界苦と満たされない知への渇望に絶望し、やがて破滅を迎えるのです。
 バイロンは《マンフレッド》をゲーテの《ファウスト》への回答として書き上げたのでした。そこに描かれた壮大な自然描写や不気味な精霊、ドラマチックな出来事は、ベルリオーズに作曲の素材として関心を抱かせ、シューマンは1848年に劇音楽《マンフレッド》を作曲します。そして1885年、チャイコフスキーは《マンフレッド》を基にした大規模な管弦楽作品を書き上げました。翌年モスクワで初演されたこの作品は、4楽章から成る交響詩と表題交響曲の中間に位置づけられる大作であり、今日まで上演される機会は稀です。
 今回客演するのは、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者を務めるトゥガン・ソヒエフ。前半は、ヒラリー・ハーンを独奏に迎えてアンリ・ヴュータンのヴィルトゥオーゾ作品をお届けします。こちらも演奏される機会が稀なヴァイオリン協奏曲第4番を、ハーンの巧みな技巧でお楽しみください。

この演奏会をDCHで聴く!

ビシュコフの《ドン・キホーテ》と《グレート》。チェロは新首席ドルプレール
2014年6月7日

【演奏曲目】
R・シュトラウス:《ドン・キホーテ》
シューベルト:交響曲第8番《グレート》

チェロ:ブリュノ・ドルプレール
ヴィオラ:マテ・スーチュ
指揮:セミヨン・ビシュコフ

 当公演を指揮する予定だったロリン・マゼールは、健康上の理由のためキャンセルとなり、代わりにセミヨン・ビシュコフが指揮台に立つことになりました。前半のシュトラウス作曲の交響詩《ドン・キホーテ》はそのままで、後半ではシューベルトの交響曲第8番《グレート》が演奏されます。ビシュコフはロマン派から近現代にかけての作品の解釈を得意としており、昨年客演した際のショスタコーヴィチの交響曲第11番でもスケールの大きな演奏を披露しました。
 《ドン・キホーテ》のソリストには、2013年より第1ソロ・チェロ奏者のポジションにあるブリュノ・ドルプレールと、第1ヴィオラ奏者のマテ・スーチュが当たっています。

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ヤンソンスの代役でドゥダメルがマーラー「第3」を指揮
2014年6月13日

【演奏曲目】
バートウィッスル:《ディナとニックの恋歌》
マーラー:交響曲第3番

アルト:ゲルヒルト・ロンベルガー
ベルリン放送合唱団女声団員
ベルリン国立大聖堂児童合唱団
指揮:グスターボ・ドゥダメル

 マーラーの交響曲第3番は、交響曲の歴史において真に記念碑的な大作と呼べるでしょう。演奏時間はマーラーの交響曲の中でも最長に属し(約100分)、全6楽章から成ります。1895年から96年の主に夏の期間、マーラーはアッター湖畔のシュタインバッハで集中的に作曲に取り組みました。自然そのものを描いたような雄大な曲想を持っており、96年夏に弟子のブルーノ・ワルターがシュタインバッハを訪れた際、岩山の素晴らしさに見とれているワルターに対しマーラーが「そんなに眺めなくてもいい。あの風景は僕が全部音楽にしてしまったから」と語ったといわれています。アルト独唱の第4楽章、児童合唱と女性合唱が加わる第5楽章にはニーチェの思想の影響が見られ、単なる自然描写に留まらず、その背後にある抽象的な神の存在を意識して書かれたことが伺えます。深い感動にあふれたフィナーレも大きな聴きものです。
 本来この公演を指揮するはずだったマリス・ヤンソンスは病気でキャンセルとなり、代わりにグスターボ・ドゥダメルが指揮を務めました。ソリストに登場するのは、ドイツのメゾソプラノ、ゲルヒルト・ロンベルガー。マーラーの前には、英国の作曲家ハリソン・バートウィッスルの《ディナとニックの恋歌》が演奏されています。3つのメロディ楽器とハープのために書かれた、豊かな雰囲気をたたえた5分ほどの小品です。

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真打ち!バレンボイムとラトルの共演
2014年6月18日

【演奏曲目】
アイヴズ:《答えのない質問》
ブラームス:交響曲第2番ニ長調
R・シュトラウス:《メタモルフォーゼン》
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

ピアノ:ダニエル・バレンボイム
指揮:サー・サイモン・ラトル

 ブラームスが、完成までに約20年の時を要することになる交響曲第1番を着想したのは1862年ことでした。しかしその8年前、彼は2台のピアノのためのソナタを交響曲の第1楽章に書き直そうとする試みをしています。それは挫折したものの、ブラームスはこの「不幸な交響曲」からピアノ協奏曲を作曲することを夢見て、最終的にそれを成し遂げました。4年の歳月を経て完成したピアノ協奏曲第1番ニ短調は、それまでの協奏曲の概念とは大きく異なり、ピアノと管弦楽が交響曲的に融合する極めてヴィルトゥオーゾ風の作品です。今シーズン、ベルリン・フィル・デビュー50周年を迎えたバレンボイムが、この記念碑的な作品の独奏を務めています。
 それに先駆けてサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルが演奏するのは、アイヴズ作曲の《答えのない質問》。1906年に完成したこの作品の中で、作曲家はトランペットを通して「存在への永遠の問い」を7回提起します。毎回答えを探し求める度に音楽は騒然となり、やがて孤独の中に沈黙が訪れます。もう1曲は、1945年に書かれたR・シュトラウスの23の独奏弦楽器のための《メタモルフォーゼン》。ベートーヴェンの英雄交響曲の葬送行進曲のモチーフが発展してゆき、最後にその主題はシュトラウス自身の和声によって、コントラバスに完全な形で引用されます。総譜ではこの箇所に「In Memoriam!追悼」と記されており、作曲家はこの作品を自身の生涯とも照らし合わせていたのでした。

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 これからのDCH演奏会

カラヤン・シリーズ第1弾は、《新世界》
2014年7月4日

【演奏曲目】
ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界》(66年。インタビュー付き)
ジルベスター・コンサート1978
ドキュメンタリー「ヘルベルト・フォン・カラヤン〜セカンド・ライフ」(2012年)

指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 カラヤン・シリーズの第1弾では、一挙に7つのタイトルが公開されます。1966年の白黒映像によるドヴォルザーク《新世界》は、スタジオにおける収録。テレビ撮影用の空間と思われる場所で、比較的小編成で演奏されています。カラヤンが「指揮の芸術」について語るドキュメンタリーも見もの。
 ジルベスター・コンサート1978は、ヴェルディ『運命の力』序曲、リスト:ハンガリー狂詩曲第2番、ベルリオーズ:ラコッツィ行進曲、スッペ:『軽騎兵』序曲、そしてマスカーニ:『友人フリッツ』第3幕間奏曲などポピュラー名曲をあしらった内容。
 またドキュメンタリー「セカンド・ライフ」は、2012年の視点から、ベルリン・フィル団員やアンネ・ゾフィー・ムター、プロデューサーの証言をまとめた見ごたえのある内容です(英語字幕付き)。

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カラヤン・シリーズ第2弾:ベートーヴェン《英雄》&交響曲第7番
2014年月7月11日

【演奏曲目】
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
交響曲第7番

指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 カラヤンは1967年から71年にかけてベートーヴェンの交響曲全集を映像収録しました。これはカラヤンの美学を徹底させたもので、完全にスタジオでのレコーディング。《英雄》と「第7番」は、ひな壇のような三角形のボックスのなかにオーケストラを配し、カラヤンが中央に立って指揮するという人工性の極致のような映像となっています。これはある意味で彼の最もラディカルな映像と呼べるでしょう。さすがにその後は、このスタイルでは制作されませんでしたが、現在観ることができるのは、彼の発想を知る上で重要な一側面であるように思われます。

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カラヤン・シリーズ第3弾(没後25周年記念日):ベートーヴェン《田園》&「第9」
2014年月7月16日

【演奏曲目】
ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
交響曲第9番《合唱付き》
ベルリン・フィル制作による新ドキュメンタリー

指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 カラヤン没後25周年の当日には、ベートーヴェン全集から《田園》と「第9」をお届けします。
 カラヤンは、日本でのものを含めて「第9」の映像をいくつか残していますが、これはその最初のもの。フィルハーモニーの客席に合唱を配置するという、前代未聞のコンセプトとなっています。その人工性は、時代を感じさせるとも言えますが、映像としては完成されており、逆光で撮影する方法も、独特の美学を放っています。
 ベルリン・フィルでは、25周年を記念して、サー・サイモン・ラトルの興味深いインタビューを含むドキュメンタリーを制作しました。ラトルのカラヤン観がうかがえ、たいへん見応えのある内容です。合わせてご覧ください。

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 ドイツ発最新音楽ニュース

本コーナーでは、ドイツおよび欧米の音楽シーンから、最新の情報をお届けします。

山田和樹がスイス・ロマンド管との首席客演指揮者契約を延長
 山田和樹がスイス・ロマンド管との首席客演指揮者契約を延長するという。彼の所属事務所シュミットによると、「2015/16年シーズン以降の共同作業を継続する」とのこと。ただし、正確な契約年数などは、発表されていない。

マゼールがミュンヘン・フィルの首席指揮者を即時退任
 ロリン・マゼールが、病気のためミュンヘン・フィルの首席指揮者のポストを即時辞任することになった。彼は2012/13年シーズンに同職に3年に限定された契約で就任。最後のシーズンとなる2014/15年シーズンには、約40回の演奏会が予定されていたが、すべてキャンセルとなる。
 ミュンヘン・フィルでは、この穴を埋めるべく現在指揮者探しを行っているという。現状では、演奏会自体のキャンセルはない模様。

ルイージとホモキがチューリヒ歌劇場のポストを延長
 ファビオ・ルイージ(音楽総監督)とアンドレアス・ホモキ(インテンダント)のチューリヒ歌劇場との契約が、現在の2016/17年シーズンから、2021/22年シーズンまで延長されることになった。両者は、2012年秋に同職に就任。チューリヒ歌劇場は、彼らが「劇場を芸術的、経済的に良好に運営した」と理由付けている。また、バレエ監督のクリスティアン・シュプックとの契約も、同様に延長されている。

ヴァンスカがアイスランド響の首席客演指揮者に
 オスモ・ヴァンスカが、アイスランド響の首席客演指揮者に任命された。アイスランド響はレイキャヴィックを本拠とし、1950年にアイスランド政府と国立放送の補助により設立した。現在の首席指揮者は、イスラエル人のイラン・ヴォルコフである。

ベリスラフ・クロブチャールが死去
 6月13日、クロアチアの指揮者ベリスラフ・クロブチャールが90歳で亡くなった。クロブチャールは、40年間にわたってウィーン国立歌劇場の常連で、1993年に《トゥーランドット》で引退するまで、53のオペラを計1133回指揮している。ビルギット・ニルソンは、彼を「歌手に合わせることを心得た素晴らしい指揮者」と賞賛した。

次号の「ベルリン・フィル・ラウンジ」は、2014年7月24日(金)発行を予定しています。

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