【HMV GET BACK SESSION-indipendent】 dip 『time acid no cry air』 ライブレポート
2014年6月23日 (月)
【HMV GET BACK SESSION-indipendent】 dip 『time acid no cry air』
dip 90年代を討つ!今宵下北沢CLUB Queに集う老若男女・・・眼をギラ付かせた笑顔が特別な宴である事を物語る。
97年に発表された4thアルバム『TIME ACID NO CRY AIR』を曲順通りに再現する『HMV GET BACK SESSIONS-indipendent』にdipが現われた。
オープニングSEとともにメンバーが登場。今夜サポートに盟友:ナカイマナブとBERATREK(石塚BERA伯広)が棘を添える。
そしてヤマジカズヒデが愛器フェンダーBroncoを掻き鳴らしあのリフが鳴り響く・・・「SERIAL」の始まり。
予定調和ではなく匠が本物の唄を目の前で紡ぐ姿に誰もが声を上げずにはいれない。
つづく「NO MAN BREAK」では皆が口ずさむ・・・MCでもヤマジ氏が『懐かしいな』とポツリと呟いたのは17年たった今でも色褪せてない事を確認したハズ。
Broncoを爆音で奏でる「COME+GO」「FUZZ ME」と続きJAZZMASTERに持ち替え幻想的なフレーズが「LUNG」「CHAINSAW」を奏でる。
そしてザクザクと刻むコードと轟音が心地良いタイトル・トラック「TIME ACID NO CRAY AIR」。MCで当時のバイトのクビ話をさらっと挟み「TIME ACID NO CRY AIR 6C」では全員が空ピックでエンディングを迎える控えめな演出が皆の心を擽る。
「CLOSET LAND」では石塚BERA伯広とあの印象的なリフを再現し夢見心地に。
そして激情セット「MIFFY」「SUPERLOVERS IN THE SUN」では3人のみでの分厚いアンサンブルを見せつけ会場全員が満面の笑顔で向かえ撃つ!
ここでシークレット・ゲストにdipの遺伝子を継ぐTHE NOVEMBERSのVo:小林祐介が登場。「ヒNAZIS」をヤマジ氏とツイン・ボーカルを聞かせる。
アルバム・ラストナンバー「TREMOLO」は深いリヴァーヴの世紀末感漂う退廃的な世界を奏でる。
「SASA SAYS」では狂熱の爆音を轟かせ「ETHER」はヤマジと石塚BERA伯広2人だけでの演奏で本編終了。
惜しみない拍手にメンバーが再びステージに現われアンコールへ突入。
メンバーが愛して止まない「SPECTRUM/HOW YOU SATISFY ME」「THE STOOGES/TV EYE」を5人で爆音カバー!
宴の終焉を会場全体が至福の空間を創りあげる。
そして鳴り止まない拍手にまさかのWアンコールにメンバーが奏でるのは95年の名盤『love to sleep』から「スラッジ」!
現在進行形のdipが自身の強靭な怪物に対峙しBroncoの弦を引き千切り見事に90年代を討ち取った貴重な宴となりました。
Set List
- 01. SERIAL
- 02. NO MAN BREAK
- 03. COME+GO
- 04. FUZZ ME
- 05. LUNG
- 06. CHAINSAW
- 07. TIME ACID NO CRY AIR
- 08. TIME ACID NO CRY AIR 6C
- 09. CLOSET LAND
- 10. MIFFY
- 11. SUPERLOVERS IN THE SUN
- 12. ヒNAZIS
- 13. TREMOLO
- 14. SASA SAYS
- 15. ETHER
〜アンコール〜
- 01. SPECTRUM/HOW YOU SATISFY ME
- 02. THE STOOGES/TV EYE
- 01. スラッジ
dip
ヤマジカズヒデ(Vo. Gt.) ナガタヤスシ(Ba.) ナカニシノリユキ(Dr.)1987年から活動していたDIP THE FLAGを母体に、91年にdipとしてのライブ活動をスタート。 93年、ミニアルバム「dip」をリリース、インディー・チャートで1位を獲得。同年シングル「冷たいくらいに乾いたら」で東芝EMIよりメジャーデビュー。
その後、EMIからは4枚のアルバム(「I'LL」・「love to sleep」・「TIME ACID NO CRY AIR」・「WEEKENDER」)と2枚のミニアルバム(「13FLOWERS」、「13TOWERS」)をリリース。「love to sleep」が「ぴあ」"90年代の名盤100"に選出されるなど、各方面にて高い評価を得る。
01年、V.A「natural born errors」(UK Project)に参加するほか、映画「ポルノスター」(監督:豊田利晃・主演:千原浩史)の音楽を担当。のちにナガタが脱退、新たなメンバーにヨシノトランスを迎え、03年7月にはリトルモアレコーズよりアルバム「underwater」とオリジナル・サウンド・トラック「9souls」(監督:豊田利晃・主演:松田龍平)を同時リリース。
04年にはニューヨーク録音によるアルバム「funmachine」を、05年にはライブアルバム「pharmacy」をリリースするほか、斉藤和義・MO'SOME TONEBENDER・bloodthirsty butchersらとTHE ROOSTERSのトリビュートアルバム「RESPECTABLE ROOSTERS→Z a→GOGO」に参加。同年、ヤマジは、UAへの楽曲提供(監督:豊田利晃・主演:小泉今日子による映画「空中庭園」主題歌)を手がけるなど、ソロでの活動も再開するようになる。
07年には、ナガタがギターでカムバックし、アルバム「feu follet」をリリース。その後、ヨシノトランスが脱退、ナガタがベースに戻り、09年、オリジナルメンバー3人によるアルバム「afterLOUD」をリリース。
10年2月からバンドは約1年の充電期間に入り、その間、ヤマジはソロでの活動を活発化。自身のソロライブのほか、花田裕之・大江慎也・池畑潤二・井上富雄(THE ROOSTERS)、中村達也(LOSALIOS・FRICTION)チバユウスケ・クハラカズユキ(The Birthday)らとのセッションのほか、トム・ヴァーレイン(ex. TELEVISION)ら国内外のミュージシャンとの競演を果たす。
充電期間を終えた11年4月には、バンド結成20周年ちなんだライブイベント"trick star"を展開。以降、都内各所でライブを行う。 12年には、EMI時代にリリース・すでに廃盤となっている作品4タイトルが同時一斉発売(4月)となるほか、そのリイシューを記念した国内3カ所をめぐるツアー、そして、同年6月には錚々たる参加ミュージシャンによるdipのトリビュートアルバムの発売。 13年、制作期間4年を経てニューアルバム発売を予定しているが、フルアルバム2枚という過去最大のボリュームで発表。
2014年、今年4月にニューアルバムリリースを発表。前作発表から9ヶ月と云うdipとしては通常考えられない短期間制作に、驚きと期待の声が早くも周囲を騒がせている。
2014年、6月15日【HMV GET BACK SESSION independent】 dip 「time acid no cry air」 LIVEを開催!!!!!
dip オフィシャルサイト
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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TIME ACID NO CRY AIR
dip
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