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在庫特価 リゲティ・エディション・ボックス(9CD)

2014年6月11日 (水)

リゲティ・エディション・ボックス(9CD)

1997年にリゲティ75歳を記念して発売された「リゲティ・エディション」をまとめたボックス・セット。多彩なアイデアで多様なスタイルの音楽を書いたリゲティの音楽の魅力を、さまざまな角度から楽しむことのできる便利なセットです。
 参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

Disc1:室内楽作品集
20世紀最大の現代作曲家リゲティの、弦楽器のための室内楽作品を猟奇的にハイ・テンションなアルディッティSQが演奏していきます。民族主義や新古典主義の色濃い初期作品も収録。そのどれもが、刺激に満ちていて、それでいて美しい作品です。

・弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
・弦楽四重奏曲第2番
・ヒルディング・ローゼンベルクへのオマージュ(ヴァイオリンとチェロのための)
・2つのヴァイオリンのためのバラードとダンス
・弦楽四重奏のためのアンダンテとアレグレット
 アルディッティ弦楽四重奏団

Disc2:ア・カペラ合唱作品集
リゲティは、コダーイの影響で合唱曲を作るようになったそうです。実験的な作品もありますが、様々なスタイルによって合唱の魅力を引き出そうというアプローチで書かれており、充実したアルバムとなっています。

・『夜』
・『朝』
・『異国の地で』
・『孤独』
・2つのカノン
・『ベツレヘムの王たち』
・『おたずね者』
・『ルクス・エテルナ(永遠の光)』
・『婚礼の歌』
・『イナクテルケの歌』
・『マートラセントイムレの歌』
・『パーパイ夫人』
・ヘルダーリンによる3つの幻想曲
・ハンガリー・エチュード
・『おお、若さよ!』
・『謝肉祭』
・『ホルトバージ』
・『峰の岩の』
・『カーローのデュエット・ダンス』
 テリー・エドワーズ(指揮)、ロンドン・シンフォニエッタ・ヴォイセズ

Disc3:ピアノ作品集
ナンカロウのピアノ作品に刺激され、作曲したといわれている作品。万華鏡的リズム変化の連続の傑作「練習曲集」を中心に収録。エマールが演奏しているのにも注目。

・ピアノのための練習曲第1集
・ピアノのための練習曲第2集
・ムジカ・リチェルカータ
・ピアノのための練習曲第3集より
 ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)

Disc4:声楽作品集
リゲティのベストな声楽作品ばかりを収録したアルバム。演奏のクオリティの高さは当然のこと、彼の一貫して流れる刺激的な実験精神がうかがえます。

・『ナンセンス・マドリガル』
・『ミステリー・オブ・マカーブル』
 キングズ・シンガーズ

・『アバンチュール』
・『ヌーヴェル・アバンチュール』
 フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ)
 ローズ・テイラー(メゾ・ソプラノ)、オマール・エブラヒム(バリトン)
 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団のメンバー

・『夏』
 クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、イリーナ・カタエヴァ(ピアノ)

・3つのベーレズの詩による歌曲
・5つのアラニーの詩による歌曲
 ローズマリー・ハーディ(ソプラノ)、ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)

・4つのウェディング・ダンス
 ローズマリー・ハーディ(ソプラノ)、マレーナ・エルンマン(メゾ・ソプラノ)
 エヴァ・ウェディン(ソプラノ)、ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)

Disc5:自動演奏楽器のための作品集
バレル・オルガン、プレーヤー・ピアノ。そして100台のメトロノームといった独特な楽器を使用し、幽玄な静寂さの刺激を感じさせてくれます。響きを追求した彼の結果がここに残されています。

・コンティヌウム
・ハンガリアン・ロック
・カプリッチョ第1&2番
・インヴェンション
・ムジカ・リチェルカータ
 ピエール・シャリアル

・100台のメトロノームのための「ポエム・サンフォニック」
 フランソワーズ・テリュー

・ピアノのための練習曲
・コンティヌウム
 ユルゲン・ホッカー

Disc6:鍵盤楽器のための作品集
鍵盤楽器とはいえ、ここで使用される3種の楽器の撥弦機能は全く異なっています。これらの音の美だけでなく、持続音と減衰する音を完璧に計算されているのがわかります。リゲティの1978年までの初期の作品中心として収録されており、バルトークやストラヴィンスキーの影響を受けながらも、独自の美を追求しているのでしょう。

・4手ピアノのための5つの小品
・2台のピアノのための3つの小品
 ピエール=ローラン・エマール、イリーナ・カタエヴァ(ピアノ)

・カプリッチョ第1番、第2番
・インヴェンション
 イリーナ・カタエヴァ(ピアノ)

・パッサカリア
・ハンガリアン・ロック
・コンティヌウム
 エリーザベト・ホイナツカ(チェンバロ)

・リチェルカーレ
・オルガンのための2つの習作
・ヴォルーミナ
 ジグモント・サットマリー(オルガン)

Disc7:室内楽作品集
これらの作品は、バルトーク的な民族音楽を密かに取り入れ、また新古典主義的な音楽を再現している部分も多く見受けられます。しかしながら、それぞれの楽器が撥音できる様々な響きを最大限に使用し、多くの響きをからみ合わせる面白さ発見することができます。ノイネッカーのホルンと、タベア・ツィーマーマンのヴィオラも特筆。

・ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲
 サシュコ・ガヴリロフ(ヴァイオリン)
 マリー・ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)
 ピエール=ローラン・エマール(ピアノ)

・管楽五重奏のための10の小品
・管楽五重奏のための6つのバガテル
 ロンドン・ウィンズ

・無伴奏ヴィオラのためのソナタ
 タベア・ツィーマーマン(ヴィオラ)

Disc8, DISC9:『ル・グラン・マカーブル』全曲
『ル・グラン・マカーブル』は、1978年に初演されたリゲティ唯一のオペラ。ここでは1997年にザルツブルク音楽祭のために改訂された英語版によるもので、1998年2月パリのシャトレ座で大成功を収めた公演をライヴ・レコーディングしたもの。
 リゲティ唯一のオペラで非常に刺激に満ちた意欲的な大作。「グラン・マカブル」とは「大いなる死者」の意味で、世界の終わりを告げる「死神」をめぐる奇妙な物語。サロネンはフィルハーモニア管と気鋭の歌手達とともに精妙なアンサンブルでこのオペラの世界を見事に描き出しています。リゲティらしく、通常のオーケストラ楽器だけでなく、12もの車のクラクションによるプレルードから音楽は開始され、アフリカ民族楽器やチェンバロ、金管楽器のバンダ、紙を破く音などを利用しているのも特徴的です。

・歌劇『ル・グラン・マカーブル』全曲
 フローダ・オルセン(バス)、グレアム・クラーク(テノール)
 スティーヴン・コール(テノール)、ウィラード・ホワイト(バリトン)
 マーク・キャンベル=グリフィス(バリトン)、マーティン・ヴィンクラー(バリトン)
 マイケル・レスィター(バリトン)、リチャード・スアート(バリトン)
 ジビュレ・エーレルト(ソプラノ)、ローラ・クレイクム(ソプラノ)
 シャルロット・ヘレカント(メゾ・ソプラノ)、ヤルト・ヴァン・ネス(メゾ・ソプラノ)
  デレク・リー・レイギン(カウンターテノール)
 フィルハーモニア管弦楽団、 ロンドン・シンフォニエッタ・ヴォイセズ
 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)

 録音時期:1994年-1998年
 録音方式:デジタル
【リゲティ・プロフィール】
ジェルジ・リゲティは、1923年5月28日、旧ルーマニア領のトランシルバニア地方に銀行員の父と眼科医の母のもとに生まれたユダヤ系ハンガリー人で、のちにウィーンの市民権を得ています。
 リゲティは14歳のときにピアノを学び始め、その後すぐに作曲も開始しますが、15歳から18歳までは数学に熱中して科学者の道を志し、クルージュ大学の数学と物理の入学試験にも見事に合格。が、1941年当時のハンガリーには、ユダヤ系に対する入学許可人数に制限が加えられるという制度が存在し、志望大学への入学は拒否されることとなります。
 しかし、同地の音楽学校は、リゲティを受け入れ、ここで音楽理論と作曲を学び始めるのですが、戦争の勃発によって中断を余儀なくされてしまいます。
 第二次大戦中、リゲティはハンガリー陸軍に徴用され、ユダヤ系ということからそこで強制労働させられていましたが、家族はドイツの強制収容所に送られ、母親以外全員惨殺されるという凄惨な結末を迎えます。
 戦後、リゲティは音楽の勉強を完成させるべく、ブダペスト音楽院に進み、在学中にゾルターン・コダーイシャーンドル・ヴェレシュフェレンツ・ファルカシュらに作曲を師事します。そして1949年に同音楽院を卒業し、翌年から母校で教鞭をとり、和声・対位法・アナリーゼについて教えながら、ルーマニア民族音楽の収集をも行います。
 しかし1956年、ハンガリー動乱がソ連軍によって鎮圧されたのを機に、リゲティはウィーンに亡命する道を選び、その後、シュトックハウゼン、アイメルト、ケーニヒといった前衛的作曲家たちの知己を得、アイメルトに招かれてケルンの電子音楽スタジオで活動を開始します。そこで作曲した『グリッサンディ』、『アルティクラツィオーン』は評判となりますが、とはいえ、必ずしも電子音楽を気に入っていたわけではなかったリゲティは、その技法を応用し、“ミクロポリフォニー”という独自の手法へと発展させてゆくことになります。
 その結果、オーケストラ作品『アパリシオン』は、1960年、ケルンの国際現代音楽祭で初演され熱狂的に受け入れられ、さらに、翌年のドナウエッシンゲン音楽祭で発表された『アトモスフェール』によって一躍、国際的な知名度を獲得することとなるのです。
 この頃のリゲティ作品は、最もアヴァンギャルドなイメージが強く、トーン・クラスターや複雑なリズム、数々の特殊奏法、それに反音楽といった手法にこだわり、果ては宗教音楽にまでそうした要素を投影することで独自の世界を描き出します。

 しかし、リゲティの名が一般に広く知られるようになったのは、1968年に公開されたスタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』の中で、彼の作品、『アトモスフェール』と、『アヴァンチュール』、『レクイエム』、『ルクス・エテルナ』が使用されてからでしょう。大のクラシック通でもあるキューブリック監督は、その後、『シャイニング』で『ロンターノ』を、『アイズ・ワイド・シャット』で『ムジカ・リチェルカータ』を用いてリゲティマニアぶりを発揮しています。

 やがて、年月の経過とともに、アヴァンギャルドから調性的な音楽へと変貌を遂げつつあったリゲティの作風ですが、1980年代には再び多彩なアイデアに彩られた話題作を発表するようになり、レコーディングも数多くおこなわれるなど、リゲティの晩年は栄光に彩られたものであったと言えるかもしれません。
 リゲティはユダヤ系亡命ハンガリー人ということもあってか、歯に衣着せぬ過激な言動でも知られていましたが、不思議と東洋人に対しては礼儀正しい態度で一貫していたようで、数々の心温まるエピソードが伝えられています。
 リゲティは2006年6月12日にウィーンで亡くなりました。

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