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bar buenos airesレーベルから南米の美風景を描く2作品がリリース!

2014年5月21日 (水)


今春bar buenos airesから2作品がリリース!


ルス・デ・アグアのベーシスト、フェルナンド・シルヴァによる待望のソロ・アルバム

 Fernando Silva / Miro por la ventana〜窓の外を眺めて


Fernando Silva / Miro por la ventana〜窓の外を眺めて
カルロス・アギーレの盟友フェルナンド・シルヴァが親しい音楽仲間と創りあげた自由なイマジネイションに満ちた音楽。静謐なLuz de agua(ルス・デ・アグア)からグルーヴィーなスピネッタまで、彼のおおらかな人柄を映すような懐の深い音の世界に、また新しいアルゼンチン音楽の風を見つける。
    
――吉本 宏(bar buenos aires)

美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す素晴らしいアーティスト達……カルロス・アギーレをは じめ、" 純粋なまでに美しい情景" というコンセプトのもと世界の音楽を紹介するレーベル第3弾。2013年録音作品。

カルロス・アギーレ主宰レーベル「シャグラダ・メドラ」より2002年にリリースされ、カルロス・アギーレ・グルーポやアカ・セカなどと並んで、アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルローレを代表する名作として大きな人気を誇る『ルス・デ・アグア』のメンバーにして、アギーレをして「私の音楽面での兄弟」と言わしめ大きな信頼を得るコントラバス/チェロ奏者、フェルナンド・シルヴァ初のリーダー・アルバム。彼が弾く弦のまろやかな音色や浮遊感ただよう幻想的な響きが、記憶の彼方の眺めを思い出させる。アルゼンチン・フォルクローレからミナス・ミュージック、クラシックからAOR まで、自身のあらゆる音楽の体験が、彼ならではの懐の深い親和性をもって織り込まれ、描かれた豊かな音楽地図。

序文:山本勇樹 解説:河野洋志(bar buenos aires)

【Track】1. Miro por la ventana / 2. Danzando / 3. Candombe pa la Negra / 4. Hace tiempo / 5. A pata luma / 6. Evocacion futura / 7. Tarde gris / 8. Bienaventuranza / 9. Booper / Republica de Tenochtitlan

主な参加ミュージシャン:カルロス・アギーレ/アンドレス・ベエウサエルト/クラウディオ・ボルサーニ/セバスティアン・マッキ/ゴンサロ・ディアス/ルイス・チャベス・チャベス etc.





リオ在住のドラマーがサンパウロの重要アーティスト達と作りあげた傑作

 François Morin / Naissance


François Morin / Naissance
木々が一斉に芽吹く時期に感じる瑞々しさと内なるざわめき―リオ在住のフランス人ドラマー/コンポーザー、フランソワ・モランの初作は、単なる心地よさだけではない気分の揺らぎをもたらす。「誕生」という名が冠せられた、野生と洗練が同居した音楽。その普遍的な響きは、遠く離れた旧友からの便りのように、さりげない優しさを運ぶ。
    
――河野洋志(bar buenos aires)

美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す素晴らしいアーティスト達……カルロス・アギーレをは じめ、" 純粋なまでに美しい情景" というコンセプトのもと世界の音楽を紹介するレーベル第4弾。2012年録音作品。

まさに「旋律を奏でるドラム」と例えるのがふさわしい、繊細なテクニックとダイナミズム溢れる表現力を備えたフランス人ドラマー/コンポーザー/プロデューサー、フランソワ・モランが、アンドレ・メマーリ(ピアノ)、ルイス・ヒベイロ(ギター)、ネイマール・ヂアス(ベース)というサンパウロ・シーンの中心的存在であり、現代ブラジル音楽を牽引する実力者達とのカルテットを軸に、タチアナ・パーハやセルジオ・サントス、イヴァン・リンスなどをゲストに迎えて録音したアルバム『Naissance(=誕生)』。
ユーロ・ピアニズムに根ざした洗練されたジャズ・フィーリングと、80年代のパット・メセニー・グループの流れを汲むオーガニックな肌触り、そして室内楽的アンサンブルにみられるクラシカルな印象が重なり合う、あまりに美しい音像風景が描かれる本作は、現代ブラジル音楽における最高峰の傑作といえる素晴らしい内容。ここ日本でも、「クワイエット」な南米音楽が大きなムーヴメントとなる中、屈指の評価と人気を獲得。とある南米輸入盤専門店では2013年のセールスチャート1位に輝いた。
そんな人気作をbar buenos airesが日本盤としてリリース。ボーナス・トラックとしてフランソワ・モランとアンドレ・メマーリに加えてブラジリアン・ジャズの大御所ギタリスト/シンガー、ナンド・ローリアがスペシャル参加し2014年1月にレコーディングされた新曲を本作限定収録!さらにアンドレ・メマーリ所有のスタジオ「モンテヴェルヂ」でアンドレとフランソワによりリマスタリングを施され、オリジナル盤から格段の進化を遂げたニュー・エディション!

序文:吉本 宏 解説:山本勇樹(bar buenos aires)

【Track】1. Joburg/ 2. Cachoeira/ 3. Naissance / 4. Café da manhã / 5. Caminhando no calçadão / 6. Improviso / 7. Night in Dakar / 8. Esperança / 9. Lua Soberana / Republica de Tenochtitlan / 10. Querida / 11. Duerme negrito / 12. Querida (Piano solo) / 13. Canto das árvores (新曲・日本盤限定ボーナス)

主な参加ミュージシャン:アンドレ・メマーリ/ネイマール・ヂアス/ルイス・ヒベイロ/タチアナ・パーハ/セルジオ・サントス/イヴァン・リンス etc.






bar buenos aires 関連作品



Lucas Nikotian / Sebastian Macchi
『Lucas Nikotian / Sebastian Macchi 』


Lucas Nikotian / Sebastian カルロス・アギーレ・グルーポやアカ・セカなどと並んで、アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルローレを代表する1枚として大きな人気を誇る『ルス・デ・アグア』のメンバーにして、アギーレからも大きな信頼を得るセバスティアン・マッキ。片や、エドガルド・カルドーソやマルセロ・モギレフスキー、そしてサンティアゴ・バスケスらベテラン実力派アーティストによるスーパー・ユニットとして長い活動歴と高い評価を誇るプエンテ・セレステのピアニストとして一躍その名を知られ、自身のユニット、トリオ・カマロテスではチック・コリア/ライル・メイズ/キース・ジャレット的な世界を追求する鬼才、ルカス・ニコティアン。この2人のデュオによるインストゥルメンタル作品となる本作は、アーティストの内面性や曲そのものの表情がにじみ出る繊細なピアノの音色による親密なダイアローグ。


Roberto Taufic / Eduardo Taufic
『Bate Rebate 〜ギターとピアノの響き』


Roberto Taufic / Eduardo Taufic 美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す素晴らしいアーティスト達を紹介するbar buenos airesレーベル、その記念すべき1枚目のリリースは、ブラジルのホベルト(ギター)とエドゥアルド(ギター)のタウフィッキ兄弟によるデュオ・インストゥルメンタル作品『Bate rebate』。カルロス・アギーレ&キケ・シネシの「Danza sin fin」と「Seras verdad?」において、ピアノとギターが呼吸を合わせるあの親密な瞬間。本作は、その輝きが静謐さの中に幾多も封じ込められています。ホベルトまたはエドゥアルドのペンによる楽曲を全編にわたって収め、現代ブラジル音楽を代表する才人、アンドレ・メマーリがプロデュースを務めた本作。ブラジル音楽に留まらず、ジャズ、クラシック、現代音楽などが融け合った表情豊かな楽曲、兄弟ならではのまるで会話をするような演奏、ピアノ/ギターの質感とナチュラルな空気感がそのまま収められた録音、全ての面において聴きごたえのある作品です。




VARIOUS
『bar buenos aires -Dedicated To Carlos Aguirre』


bar buenos aires -Dedicated To Carlos Aguirre アルゼンチンの偉大なる音楽家にして、南米の音楽シーンでも屈指の重要アーティストとして大きな尊敬を集めるカルロス・アギーレ。その豊潤な音像風景に共鳴する、アギーレ周辺の才能溢れるアーティスト達による重要な録音、美しい演奏、そしてアギーレ本人の貴重な未発表音源までを厳選した、決定的な1枚。静かな生命力に満たされた、雄大な時間の流れに深く心打たれる。美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す、アルゼンチンの素晴らしいアーティスト達。その豊潤な作品の数々から、カルロス・アギーレを軸に名曲・名演を選りすぐった決定的内容のコンピレイション。カルロス・アギーレの初来日公演で初披露された、日本への思いを込めた感動的なピアノ独奏「HIROSHI」が世界初収録!さらに、プエンテ・セレステのルカス・ニコチアンとルス・デ・アグアのセバスチャン・マッキ、この2人のピアノ・デュオによる「GINCANA」は、たおやかな叙情性をたたえた素晴らしい演奏。こちらもこのコンピ独占収録です。



VARIOUS
『bar buenos aires -Viento, Luz, Agua』


bar buenos aires - Viento,Luz,Agua 美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す素晴らしいアーティスト達。今回は『風、光、水』をサブタイトル/選曲コンセプトに、豊潤な作品の数々から、アルゼンチンを起点にブラジル、イタリア、ノルウェー、スウェーデンなど、様々な国のナチュラルな音楽を織り込みました。冒頭曲から、サブタイトルそのままに爽やかな風が吹き、繊細な楽器の響きが光のように煌めき、水のように透明感と生命力をたたえた楽曲が連なります。収録された楽曲は、「静かなる音楽」の火付け役であり、ムーヴメントを牽引する「bar buenos aires」のイヴェントなどを通じてクラシックとなった名曲、名演ばかり。選曲も曲順も、これ以上のものはないという決定的内容。 さらにカルロス・アギーレ&キケ・シネシの2人による新録曲「Andando」を完全独占収録。来日公演でもクライマックスに演奏され非常に人気が高かったキケ・シネシ作の名曲を、あのライヴの感動がそのまま甦る2人のデュオで録りおろしました。美しいジャケット写真はカルロス・アギーレ撮り下ろし。bbaメンバーによる充実の楽曲解説、コラムもたっぷり収録したブックレットは保存版!




VARIOUS
『bar buenos aires - Estrella』


bar buenos aires - Estrella 第3弾となる本作では、「星の輝き」をテーマに澄みきった夜空に瞬く星をイメージし、デリケイトなピアノやアコースティック・ギター、しっとりとしたヴォーカルなど繊細で優しい曲を集めました。幕開けのストリングス・アンサンブルが新たな期待感を抱かせるM1に始まり、グレッチェン・パーラトの「ユーリディスのワルツ」のカヴァーM2、アンドレ・メマーリの流麗なピアノによるミルトン・ナシメントのカヴァーM3、ミナス音楽の透明感をたたえたM4からのデリケイトなタッチのピアノ曲の連なり。そして後半のジャズ・スタンダードの知られざる名カヴァーたち。ECMのギタリスト、ラルフ・タウナーの名曲を取り上げたM12。ビル・エヴァンスを継承するピアノ・トリオM13ではマーク・ジョンソンがベースで参加。巨匠ジャキス・モレレンバウムの気品あるサポートも光るM15など聴きどころの連続。そしてカルロス・アギーレが本コンピレイションのために書き下ろした新曲M17「Estrella (entre el espacio y la luz)」で幕を閉じる…。選曲から曲の流れまでていねいに編み込まれたまさにbar buenos airesの世界観を象徴する究極の1枚。



bar buenos aires label


Silent Movie アルゼンチンの音楽家カルロス・アギーレの描く音の風景と共鳴する世界の繊細な音楽を紹介する選曲会 bar buenos aires。カルロス・アギーレの初来日公演のサポートや、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ、藤本一馬、伊藤ゴロー、マテオ・ストーンマン、マルシオ・ファラコ、ギジェルモ・リソット、ダニ・グルジェル・クアルテートのライヴも行う。また毎年福岡ではRePublik:のサポートを得て、活版印刷所Cultaにて選曲会を開催する。3枚のコンピレイションをリリースし、2013年にはレーベルを発足。現在は不定期で選曲会やライヴ公演を企画。


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