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【HMVインタビュー】 ペトロールズ 『SIDE BY SIDE』

2014年3月19日 (水)

【HMVインタビュー】 ペトロールズ 『SIDE BY SIDE』

ライブチケットはいつでも即完売。
ライブ会場の手売りCD(一般流通なし)には、毎度長蛇の列。
ライブを観た人を続々と中毒にさせてしまう豊かな音楽性で、じわじわと広がり続け、もはや現象となりつつあるペトロールズ。

2012年にリリースされた初流通作品『Problems』から約1年半。
「次はまだか?」とやきもきしていたところ、ようやく届きました!
3曲入りのCD『SIDE BY SIDE』

今作のテーマは“旅”
では、ペトロールズにとっての“旅”ってどんなだろう?
てなことを中心に、メンバーにいろいろと伺いました。

お楽しみ下さい。

--- 前作『Problems』から約1年半ぶりの流通作品『SIDE BY SIDE』がリリースされます。3曲入りの作品となりますが、どのような作品になりましたか?

長岡: 目まぐるしい、めくるめく、といった印象です。新しい作品には間違いないけど結成当初からの1曲があったり、今のペトロールズのモードとは別の位置にいる1曲があったり、そして勿論現在のペトロールズもあって沢山の景色が記録されているのではないかと思います。2泊3日な感じ。

--- この作品のキーワードとして“旅”があげられると思いますが、メンバーそれぞれの印象に残っている“旅”を教えて下さい。

三浦: 子供の頃の家族旅行。カーステレオから流れる懐メロと流れる景色の数々。

河村: 初めての一人暮らし。自分にとって親元を離れるという事は、人生の一人旅に出る気分だった。凄くワクワクしたし、色んな経験が出来た。

長岡: 高校の頃に1人で行った北海道の礼文島。桃岩荘というユースホステルの職員の人達のキャラクターが強烈でした。島の景色の素晴らしさは言わずもがなでした。

--- 前作から約1年半の間に多くのライブツアーを行ってきたと思いますが、その辺もこのCDのテーマに関係しているのでしょうか?

長岡: 関係していると思います。蓄積が自ずと作品に現れる筈。

--- “旅”から連想する音楽作品を、メンバーそれぞれお答え頂けますか?

三浦: 「銀座の恋の物語」。家族旅行でしか聴けないレアな両親のデュエット。

河村: Pat Metheny Group 「The Way Up」。全部聴き終えると、一つの旅を終えた気分になる。

長岡: 旅をするときに連れて行く音楽はその時々のお気に入りなので、どうしても思い出とリンクしてしまいます。旅ごとに違う音楽が思い出されます。その中のひとつとして。David Grisman/Hot Dawg

--- この作品のテーマになっている“旅”は、単純に旅行というよりも、広い意味合いで捉えられるものだと思います。ペトロールズにとって“旅”とはどのようなものなのでしょうか?

三浦:  帰りたくなるもう一つの家

河村: メンバーが、楽しく音楽をやろうと歩き出す。同じ思いを持った仲間達が少しずつ加わり、どんどん楽しい旅になってゆく。

長岡: 人はみんな1人1人が旅人で、旅を続けていて波長があった3人の企みがペトロールズなのかなと。だからペトロールズにとっての旅は「今」ということなのかなと思います。

--- 作品のタイトルを『SIDE BY SIDE』とした理由を教えて下さい。

長岡: 自分の趣味からクルマにまつわるタイトルをつけることが多いのですが、クルマの世界で『SIDE BY SIDE』というとレースのときによく使われる印象があります。コーナーで横並びになって鍔迫り合いをしているようなときに使いますが、今回のイメージは鍔迫り合いというよりも仲良く並走するイメージです。この作品を聴いてくれる人達とペトロールズがいつまでも横並びでいられたらなという想いから。

--- 自転車絵柄のCDジャケットも印象的ですが、これはどのようなイメージですか?

長岡: 昔からペトロールズのアートワークをやってくれている松原優子さんにタイトルを伝えたらこういうものが上がって来て、こりゃあ良いぜってなったのでそのままジャケットにしました。本当にそのまま。ひっそりとしていてトボトボとしていて、でも強い芯があって、よくもこんな微妙なイメージを汲み取ってくれてカタチに出来るなあと驚きました。

--- 作品には三種三様のバラエティーに富んだ楽曲が収録されていますが、『Problems』の時と変わった点はありますか?

三浦: スタジオでの時間の使い方は上手くなったかな?

河村: 基本的なスタンスは変わらないけれど、各曲が独自の雰囲気を持っているので、より柔軟な姿勢で取り組みました。

長岡: シンプルなところでしょうか。その分ひとつひとつの音の守備範囲が広くなって、欠かせないものだけで構成されているなという印象があります。

--- 4月からのツアーでは、それぞれGREAT3、髭、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、group_inouとの対バンが予定されています。どのようなツアーにしたいですか?

三浦: どのバンドとも異種格闘技戦になると思うので、ブレないペトをお見せできればと思います。

河村: 音楽好きで自由な人達が、お互い楽しみながら旅路を並走している。会場に来て下さる皆さんにも、同じような気分を味わって貰えたら嬉しいです。

長岡: それぞれの公演を単なる対バンにしたくないなと思っています。好きな人達と一緒に演奏して、その夜がかけがえの無いものになればなと思っています。頑張りたい!

--- 最後に『SIDE BY SIDE』を手にしたファンにメッセージをお願いします。

三浦: 「この曲を聴くとこれを思い出す」というような景色や出来事を皆さん一人一人に作って欲しいです。

河村: 今回も、気ままにやらせて頂きました。皆さんと一緒なら、楽しい旅になると思います!ありがとう!

長岡: ジーンズや革靴みたいに履き込んでいくように聴いてもらいたいです。末永く。消費ではなく、聴いてくれる方達が自分が自分であるために欠かせないアイテムに『SIDE BY SIDE』が、ペトロールズがなれたらなと思っています

--- ありがとうございました。

 ペトロールズ 『SIDE BY SIDE』[2014年03月26日]

ペトロールズ 『SIDE BY SIDE』去年末のリキッドルームで初披露したばかりのヘビィ・サイケ・ファンクチューン「Fuel」、ド初期からのライヴ定番曲がついに音源化された「Ziki」、長岡亮介のヴォーカル力を堪能できる歌モノ「Side by Side」を収録。この3曲で、ペトロールズの今を知る。そして旅を知る。そんな1枚。

【先着特典】 ENNDISC ESSENTIAL MIX CD (レーベルMIXCD)

※特典は無くなり次第終了となります。ご購入前に必ず商品ページにて特典の有無をご確認下さい。

『SIDE BY SIDE』収録楽曲

  • 01. Fuel
  • 02. Ziki
  • 03. Side by Side

ペトロールズ プロフィール

長岡亮介、三浦淳悟、そして河村俊秀の3人組。クルマ好きの長岡が英国でガソリンを意味するペトロールという言葉をグループ名に冠して2005年に結成。ひとつひとつの音が消える瞬間までを意識下に置いたその演奏は人々の集中力を引き付ける。一捻りされた催しなどでリスナーとの信頼関係を築き続け、愛好家は着実に増え続けている。 8枚(※1)の作品をリリース。2014年3月26日に全国流通版シングルCD「SIDE BY SIDE」をリリース。

(※1)
1.「MUSIC FOUND BY HDR-HC3」:ライヴ記録用のビデオカメラHDR-HC3によって収録されたライヴコンセプトアルバム。2008年リリース。現在品切れ。
2.「EVE2009」:12月31日にリリースされた初スタジオレコーディングによるミニアルバム 2008年リリース。現在品切れ。
3.「amber」:代官山UNITでの単独公演を記念して制作されたシングルCD 2009年リリース。現在品切れ。
4.「idol」:ライヴ会場のみで発売しているシングルCD 2010年リリース。
5.「capture 419」:2012年のペトロールズをキャプチャーした従来のライヴ版を逸脱したライヴコンセプトアルバム。2012年リリース。現在、ライヴ会場・JET SETにて販売中。
6.「Problem」:初の全国流通版。2012年リリース。
7.「dice」:「EVE2009」、「amber」を収録・リマスターした作品。 2013年リリース。現在、ライヴ会場・JET SETにて販売中。
8.「Touch Me」:ライヴ会場のみで発売しているシングルCD 2013年リリース。


 WEB http://www.petrolz.jp
 Twitter http://twitter.com/#!/thepetrolz

ペトロールズ ライブ情報

●“SIDE BY SIDE”
2014年4月20日(日)
ペトロールズ / GREAT3
会場:名古屋クラブクアトロ
Lコード:46873

2014年4月23日(水)
ペトロールズ / 髭
会場:渋谷クラブクアトロ
Lコード:72419

2014年4月26日(土)
ペトロールズ / 奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
会場:広島クラブクアトロ
Lコード:61674

2014年4月28日(月)
ペトロールズ / group_inou
会場:梅田クラブクアトロ
Lコード:54987

ペトロールズ好きにもオススメ!golf 知ってる?

 golf 『Display』[2014年03月26日]

golf 『Display』 ペトロールズと同じレーベル“ENNDISC”に所属するエレクトリックハレーショングループ。聴く者の鼓膜にプライマリー・カラーのサウンドを投射する全方位型ミュージック・プロジェクト。
ペトロールズ『SIDE BY SIDE』と同日に新作『Display』をリリース!
『Display』は、店舗限定で発売されたシングル三部作「Anyway / Style on the Sea」「Sea Long / Wave」「/YOUR CUFFS / ON / MY SLEEVE / IN /」の主要曲を収めた、コレクテッドミニアルバム。オリジナルトラックのほか、3 曲のリミックスも収録。リミキサーには、80KIDZ のJUN のソロユニットNote Factory、日本を代表するエレクトロニカレーベルflau を率いるaus、小泉今日子のリミックスワークでも話題のサウンドエンジニアmolmol が参加。

【先着特典】 ENNDISC ESSENTIAL MIX CD (レーベルMIX CD)

※特典は無くなり次第終了となります。ご購入前に必ず商品ページにて特典の有無をご確認下さい。

『Display』収録楽曲

  • 01. / YOUR CUFFS / ON / MY SLEEVE / IN /
  • 02. Sea Long
  • 03. / IN / A / SUMMER /
  • 04. Sympathy Symphony
  • 05. Style on the Sea
  • 06. Anyway
  • 07. Wave
  • 08. Sea Long (remixed by molmol)
  • 09. YOUR CUFFS (remixed by aus)
  • 10. YOUR CUFFS (remixed by Note Factory [JUN(80KIDZ)])

ペトロールズ が無人島に持っていく10枚!

無人島 〜俺の10枚〜 【ペトロールズ 編】無人島 〜俺の10枚〜 【ペトロールズ 編】
音楽好きには超定番の企画『無人島 〜俺の10枚〜』!ペトロールズは、前作『problems』リリース時に参戦してくれました!未読の方は是非!

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HMVの邦楽バイヤーによる、邦楽専門アカウントです。独自の視点でオススメ作品をご紹介!特集・連載企画などもバシバシUpしていきますよ。
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フィーチャー商品

SIDE BY SIDE

CDシングル

SIDE BY SIDE

ペトロールズ

価格(税込) : ¥880
会員価格(税込) : ¥810

発売日:2014年03月26日

  • 販売終了

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Problems

CDシングル

Problems

ペトロールズ

価格(税込) : ¥1,885

発売日:2012年11月07日

  • 販売終了

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Display

CD

Display

golf (JP)

価格(税込) : ¥1,430
会員価格(税込) : ¥1,316
まとめ買い価格(税込) : ¥1,215

発売日:2014年03月26日

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