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ジンマン/マーラー:大地の歌

2014年2月6日 (木)

マーラー:『大地の歌』ほか
グラハム、エルスナー
ジンマン&トーンハレ管弦楽団


マーラー交響曲全集を完成させたデイヴィッド・ジンマンが、今度は『大地の歌』をレコーディングしました。ヴァージョンは通常のメゾ・ソプラノ独唱+テノール独唱+オーケストラというもので、独唱にはアメリカのスーザン・グラハムと、ドイツのクリスティアン・エルスナーが起用されています。

【スーザン・グラハム】
スーザン・グラハム(グレアム)は、得意のフランス物などで世界的な名声を得ている実力あるメゾ・ソプラノ。マーラーの録音は、これまでにティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ響と共演したリュッケルト歌曲集がありました。大作にも強いグラハムだけに第6楽章『告別』の仕上がりは期待されるところです。

【クリスティアン・エルスナー】
ワーグナー・テノールとして知られるエルスナーは、力強い声の持ち主で、マーラーがこの作品の第1楽章と第5楽章に求めたヘルデン・テノールの条件にはまさにぴったりな印象です。一方、リリカルな要素の強い第3楽章についても、宗教音楽に強いエルスナーは抒情表現にも長けているだけに、巧みな表現でこなしているものと思われます。
 なお、これが3度目の『大地の歌』の録音となるエルスナーは、1996年にフィッシャー=ディースカウ指揮シュトゥットガルト放送交響楽団と共演したライヴ録音のほか、1999年にヴェルザー=メスト指揮シャロウン・アンサンブルと共演した室内オケ版のライヴ録音がありました。

【大地の歌】
壮大壮麗な『千人の交響曲』を完成させたマーラーが次に向かったのは、前作とはまったく異なる「異国趣味」の世界でした。
 きっかけは友人から贈られた一冊の詩集『中国の笛』。これはハンス・ベートゲが、ハンス・ハイルマンによるドイツ語訳『中国叙情詩集』から選んだ詩を編みなおしたドイツ語詩集で、そのハイルマンの『中国叙情詩集』そのものも、フランス語や英語に訳された漢詩が元ネタになっているものもあるという具合でした。
 さらに、ベートゲはそれらの漢詩の一部の「情景」を「人間」に置き換えるなどヨーロッパ的なわかりやすいドラマ性を持ち込んだりし、さらにマーラーはそういった複数の詩をつないでしまったり、最後には自分のテキストを追加したりした結果、元来の包括的な陰陽二元論的世界は、西欧的でシンプルな二元論の世界へと読み替えられ、原詩の世界とは遠くかけ離れてしまった面もあるようです。
 もっとも、当時の欧州で流行をみせていたシノワズリーやジャポニズムといったオリエンタリズムそのものが、概して対象とした文化の表層のみを模倣し、それをヨーロッパ的な嗜好で換骨奪胎したうえで受容し、楽しんでいたものであったことを考えれば、『大地の歌』に取り込まれた「中国の詩」「中国風な詩」「中国風な旋律やリズム」といった諸要素も、様々な「引用」をおこなってきたマーラーにとっては、作品創造のいちプロセスに過ぎなかったのかもしれません。
 しかし、実際のところ、この作品から感じられる東洋・西洋ないまぜになった独特の雰囲気、日常性の中に穏やかな達観が織り込まれたテキストの魅力にはやはり抗いがたいものがあり、マーラーとしてもその魅力をなんとか自身の音楽に盛り込みたかったのではないでしょうか。
 ともかく、この歌曲とも交響曲ともつかないマーラーの『大地の歌』が書かれたとき、まだマーラーは40代であり、メトロポリタン・オペラにも招かれ、翌年にはニューヨーク・フィルの指揮者となることも決まっており、新天地への期待に胸がふくらんでいる時期でもあったのです。

【ブゾーニ:悲歌的子守歌】
1909年、母の死を悲しんだブゾーニが、その2年前に作曲していたピアノ曲『悲歌集』の中の第7曲「子守歌」をオーケストレーションして母への追悼作品としたもので、初演は翌々年の2月21日、ブゾーニと交流のあったマーラーによってニューヨークでおこなわれています。ちなみにこの公演は、結果としてマーラー最後の演奏会となったものでもありました。
 この10分ほどの作品は、弱音器付きの小さめの弦楽合奏と、フルート3本、オーボエ1本、クラリネット3本、ホルン4本、鐘、ハープ、チェレスタという編成で演奏されるもので、ジンマンも2013年1月のN響定期で取りあげていました。(HMV)

【収録情報】
・ブゾーニ:悲歌的子守歌 op.42(母親の棺に寄せる子守歌)
・マーラー:交響曲『大地の歌』
 現生の愁いをうたう酒歌
 秋に寂しき人
 青春について
 美しさについて
 春に酔う人
 告別

 スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ:大地の歌)
 クリスティアン・エルスナー(テノール:大地の歌)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 デイヴィッド・ジンマン(指揮)

 録音時期:2012年10月30日〜11月1日
 録音場所:チューリッヒ、トーンハレ
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 プロデューサー:クリス・ヘイゼル
 サウンド・エンジニア&エディティング:サイモン・イードン
 マスタリング:アッバス・レコーズ
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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