CHTHONIC / インタビュー!

2014年2月4日 (火)

Behemoth
CHTHONIC

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『演武(イェン・ブ)〜』トレイラー!

< フレディ・リム / CHTHONIC インタビュー >

台湾を代表するエクストリーム・メタル・バンド、ソニック(CHTHONIC/閃靈)がライヴ映像作品『演武(イェン・ブ)〜ライヴ・イン・フォルモズ・フェスティバル2013』を2014年2月にリリースする。2013年8月、“フォルモズ・フェスティバル2013 野台開唱”でのライヴ・スペクタクルを収めた本作は、ホームグラウンドの大観衆を前にしたヘヴィかつダイナミックなステージ・パフォーマンスを、家に居ながらにして堪能することが出来るものだ。

2014年2月の本作リリースと同時に、日本縦断ツアーも行うソニックのヴォーカリスト兼二胡奏者、フレディ・リムに語ってもらった。



--- 『演武(イェン・ブ)〜ライヴ・イン・フォルモズ・フェスティバル2013』の舞台であるフォルモズ・フェスティバルについて教えてください。



フレディ・リム

フレディ・リム(以下、F) :フォルモズは1995年に始まったロック・フェスティバルなんだ。元々は地元のバンドが出演するだけの小規模なフェスだったけど、21世紀に入ったあたりから国外のアーティストも出演するようになった。ロックやポップ、ワールド・ミュージック、メタルなど、あらゆるタイプのアーティストが出演するという点で、フジロック・フェスティバルにも似ている。一時はフェス自体が中止になってしまったけど、2013年に復活したんだ。これまでで最大の規模で開催されて、ソニックはヘッドライナーのひとつだった。フォルモズにはもう10回ぐらい出演していて、最多出演バンドのひとつだから、復活を記念して招かれたんだ。

--- この日のライヴはどんなものにしようと考えましたか?


F :フェスの大観衆に今のソニックを見せるステージにしようと思った。それで最新作『武徳 (ブティーク)』と前作『高砂軍(タカサゴ・アーミー)』からの、比較的新しめの曲をピックアップしたんだ。どちらのアルバムもコンセプト・アルバムだけど、楽曲単位で独立しているし、アルバムの曲順通りに演奏しなくてもいいと考えた。『演武(イェン・ブ)〜ライヴ・イン・フォルモズ・フェスティバル2013』には、この日演奏された全曲が収録されているよ。それと、ゲストを迎えたスペシャル・ライヴにしたかった。それで采風樂坊、そして唐美雲を招いたんだ。

--- ゲスト・アーティストについて教えて下さい。采風樂坊とはどのようなグループですか?


F :采風樂坊は台湾のトラディショナルな音楽を演奏する楽団なんだ。彼らとは同年6月、イギリスのダウンロード・フェスティバルで共演して、良い形で交流することが出来た。世界中のファンに見て欲しくて、今回フォルモズ・ゲスティバルのライヴを撮影するにあたって、再共演することにしたんだ。本当はワールド・ツアー全公演で彼らと共演したいぐらいだけど、彼らのスケジュールや、コストの問題があって、現実的ではないからね。

--- 「ディフェンダーズ・オブ・ブティーク・パレス」でゲスト・ヴォーカルをとっている唐美雲は?


F :唐美雲は台湾の歌劇“歌仔戲”の歌手で、映画やテレビの女優としても有名なシンガーだ。彼女は『武徳 (ブティーク)』にも参加してもらったけど、なにぶん忙しい人だし、スケジュール調整が難しかった。でも、その価値はあったと思う。彼女と共演するのは、実はそれほど難しくなかった。野外でマイク無しで歌うのに慣れているから、すごく声がパワフルなんだ。大物なのに親しみやすい人で、一緒にステージに立って楽しかったよ。

--- ソニックは2012年にもライヴCD/DVD『醒靈寺大決戦 Final Battle at Sing Ling Temple』を発表していますが、『演武(イェン・ブ)〜ライヴ・イン・フォルモズ・フェスティバル2013』とはどう異なるでしょうか?


F :ライヴの性質がかなり異なっているよ。『醒靈寺大決戦 Final Battle at Sing Ling Temple』は台湾の歴史におけるさまざまな事件の舞台となった醒靈寺でのコンセプチュアルなライヴだった。『演武(イェン・ブ)〜ライヴ・イン・フォルモズ・フェスティバル2013』で捕らえたかったのは、フェスティバルのステージで演奏するバンドと大観衆が生み出すビッグなエネルギーなんだ。ライヴの演奏曲目もずいぶん違うし、較べてみたら面白いと思うね。

--- ボーナス映像として、『武徳 (ブティーク)』からの5曲を映像化したミュージック・ビデオが収録されていますが、それぞれ凝った作りですね。




ドリス・イエ

F :うん、どのビデオもバンドのこだわりがあるんだ。コンセプトはいずれもドリス(ベース)が考えたもので、ソニックの異なった側面を表現している。「シュプリーム・ペイン・フォー・ザ・タイラント」は昔の映画をイメージしていて、バンドが過去にタイムスリップして、中国国民党とドイツのナチ党の同盟を阻止するために暗殺計画を実行するストーリーだ。実際に1930年代、中国とドイツは同盟を結んでいた。第二次世界大戦が勃発して、ドイツが日本と同盟を組んだことで、中国は同盟を解消したけどね。一方、「ディフェンダーズ・オブ・ブティーク・パレス」のビデオは武侠映画をイメージしている。一種のパロディなんだ。アメリカやヨーロッパに行くと、アジア人に対するステレオタイプな考えに遭遇することがある。「カンフーは出来る?」とかね。それを逆手にとったんだ。俺たちは武道に関しては素人だけど、このビデオのためにトレーニングした。むちゃくちゃハードだったよ(苦笑)。

--- 2014年2月のジャパン・ツアーはどのようなものになるでしょうか?


F :2013年はハードなツアーに明け暮れた1年だった。秋のヨーロッパ・ツアーは2ヶ月にわたるもので、ソニック史上2番目に長いツアーだった。一番長かったのは2007年の北米ツアーだけど、すごく鍛えられたし、今回もライヴ・バンドとして成長したと思う。去年までのソニックをイメージしたら驚くような、そんなライヴをお見せするよ。





【インタビュー/山崎智之】



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