ODIN/Vocchangの楽曲解説！

「Endless Journey」トレイラー！

■ 1. Fabula Aeternus
壮大な世界観を感じさせる起伏に富んだ構成で、わずか2分強の中に長大な物語を感じさせる、このアルバムの冒頭を飾るにふさわしい1曲です。Ryusa の語る「ハリウッド・サウンド」が体現されています。

■ 2. Endless Providence
制作段階では 「Sprint For Freedom 2」 と呼ばれていた、底抜けに明るいメロディック・メタル・サウンドの1曲です。YAZIN の作曲に Ryusa のオーケストラ/リズム・アレンジが加わり、これぞ「まさに ODIN！」と言える仕上がりになりました。「共に戦い、共に生きよう。それぞれに選んだ道が、それぞれの栄光へと通じる(Let’s fight and live together. Each way we had chosen leads to glory.)」。しっかりとこれから向かうべき未来を見据えた、強い決心が歌われています。

■ 3. Wind
Ryusa 作曲の、その名の通り風のように軽快に駆け抜けるミドル・テンポのアップチューン・ナンバー。丘の上で台地の息吹を感じ、時には大空へ意識は飛翔し、虹を滑って雲に乗って(sliding on the rainbow, riding the cloud)、そんなファンタジック・ワールドを感じていただけたら嬉しいです。

■ 4. Daydream By The Sea
浮遊するようなコード感に乗せて歌われる、明るくもちょっぴり切ないメロディーのポップ・メタル。浜辺を歩く麦わら帽子の少女と、彼女との恋のほろ苦い思い出、過去と白昼夢と現実の狭間…。今だかつて、こんな題材のヘヴィ・メタルがあったでしょうか？(笑) Ryusaが奏でるフュージョン調からツイン・リードへと流れる構築されたギター・ソロは、是非堪能していただきたい、このアルバムのハイライトです。

■ 5. The Prince Of Babylone
オムニバス・アルバム「十聖槍物語」にも収録された、疾走するメロスピらしい1曲。「クサメロ」を得意とするYAZINの作曲と一聴してわかる、クサさで言えばアルバム中文句なしでNo.1の曲です。「バビロン」という言葉から連想されるノスタルジックな雰囲気を感じてください。

■ 6. Awakening Again
おそらくアルバム中、最もストレートにヘヴィ・メタルらしい、リフありきの1曲。フックのあるサビのメロディーも印象的です。YAZIN → Ryusa と流れる、それぞれ対照的な色合いのギター・ソロも聴きごたえ十分！

■ 7. Please Show Me Your Map
YAZIN 作曲のメロディアス・ハード・ロック。自信に満ち溢れているように見える人も、強そうに見える人も、本当は皆誰もが困難と、そして孤独と戦っている。みんな同じ気持ちだからこそ、人は1人では生きていけず、そして支えてくれる誰かがきっとそばにいてくれる。「君の地図を見せてくれないか」というタイトルは、人生において道しるべとなってくれる人の重要性を表しています。

■ 8. Reincarnation
KNIGHTS OF ROUND 結成初期に YAZIN が作った曲をリアレンジしました。リフ、キメ、裏打ち、そしてハイトーン・シャウトと、メロディック・メタルの王道パターンで始まるこの曲は、ずばり「ODINというバンドそのもの」について歌われています。「生まれ変わりによって救済がもたらされる(Salvation is gave by the reincarnation)」。10年の時を経て復活した ODIN の活躍を暗示する一節です。

■ 9. My Guiding Light
「メロディアス・ハード・ロックとJ-POPを足した様なバラードを…」と私がリクエストして出来た1曲。Ryusa によるピアノ・アレンジと、バックグラウンドの広さを感じさせる Caesar のベース・プレイが、曲の世界観を一層際立たせています。語り手の、成長し独立して生きていこうという気持ちと、両親への感謝が歌われています。

■ 10. The Moment
アルバムのラストを飾るのは、7分に及ぶ疾走曲。絡み合うオーケストレーションとツイン・リード・ギターから始まり、合唱の副旋律が印象的なサビ、各パートのめまぐるしくもメロディアスなソロ・バトルを含む間奏、そして加速する勢いで突入する壮大な大サビと、アルバムの満足度を一気に高める濃厚なナンバーです。合唱部分には、現 KNIGHTS OF ROUND のヴォーカリスト、Caz:nie にゲスト参加していただきました。