【インタビュー】LUNKHEAD

2013年9月13日 (金)

LUNKHEAD

約一年間の休止期間を経て届けられたLUNKHEADのニューアルバム『メメントモリ』。シリアスなテーマを掲げながらも光に溢れた傑作!アルバムの制作の話など小高氏に語ってもらいました。

-- 前作をリリース後約一年間の休止期間がありましたが、この休止期間はLUNKHEADに何をもたらしましたか?

小高芳太朗(以下 小高): 各々がソロ活動やサポート活動をする事で、単純にみんな上手くなったと思います。 LUNKHEADだとどうしてもみんな苦手な事はやりたがらないし、やらなくても許されちゃうので。 そこが、ルールの違う他の新鮮な現場で、苦手な事もやらざるを得ない環境に敢えて触れる事で プレイヤーとしても各々発見があったし、LUNKHEADのメンバーとしても責任感や積極性が増したと思ってます。 あと、やっぱり今この4人でライブが出来る事が、毎回楽しくてしょうがないです。


-- またベストアルバムをリリース後のAXでのワンマンライブというものもLUNKHEADにっとって大きな意味合いを持つものだと思うのですがどうでしょうか?

小高:ある意味復活の狼煙のライブだったから、成功させなければ意味がなかったんですが、 会場もソールドしたし自分達も120%の演奏が出来た事でこれが今の自分達の勢いに繋がるものになったという実感があります。


-- 休止期間を経ての第一弾のアルバム、どんな位置づけのアルバムといえますか?

小高:間違いなくこれがLUNKHEADの代表作です。これがLUNKHEADだと言い切れるアルバムになりました。


-- コンセプチュアルな作品だと思いますが、制作当初からテーマのようなもは念頭にあったのでしょうか?

小高:テーマのようなものは特には考えてませんでした。逆にコンセプトを設けるよりも一曲一曲丁寧に作っていこうという意識でした。 全曲出来上がってから、そこに滔々と存在していたメメントモリという世界観に、自分で逆にびっくりしました。 多分、去年事務所の社長が突然死んだり、友達を自殺で亡くしたり、という事が続いた中で 無意識のうちに自分の中で表現したいテーマが生まれたんだと思います。


-- シリアスなテーマですが、詩を書くという作業はどのようなものでしたか?

小高:今までは、鋭い言葉でグサッと突き刺したい、はっとさせたい、ドキッとさせるような言葉を紡ぎたい、 自分の言葉で相手をねじ伏せたい、と思ってたような気がするんですが 前述したような体験から、大事な人を亡くしてそれでも生きていかなければならない残された人に対して、 自分の言葉や存在の無力さを感じました。 それでも自分が歌える事、励ましたり、背中を押したりするのではなくただそっと傍にいられるような言葉 メメントモリでの歌詞を書く作業は、そういう言葉を探す作業でした。


-- サウンドがより重厚に、さらに勢いのようなものも増したように思います。サウンド面で意識したところはどこでしょうか?

小高:曲を作る時はあまり小難しくないように、ストレートで伝わりやすいキャッチーな構成やメロディを心がけました。 その分アレンジに関しては大分こだわりました。凝ってるように聴こえないように凝った事をやろうとしたり。 メンバーにはかなり厳しい要求をしたと思います。「そういう、撫でるようなアレンジのギターは要らない」とか。 ひとつひとつの楽器の奏でるフレーズの存在する意味なんかもすごく考えました。 あと、テンポをかなり細かくみんなで検証しました。 閃光やアルピニスタ、明日死ぬぐらいの感じでみたいなテンポの速い曲は その曲の持っている雰囲気を壊さないギリギリのところまでテンポをあげる事で、 グルーヴ感は保ったまま攻撃的でソリッドな音像を作る事が出来たと思います。 逆に月の城、幻灯みたいな曲はグルーヴを損なわないところまでテンポを下げていく事で 雄大な広い音像を作る事が出来ました。


-- LUNKHEADの楽曲は技術的にも難易度の高いものが多いですが、この曲は苦労した!というものがあったら教えてください。

小高:メンバー総意で一番演奏が大変なのは『未来を願ってしまった』です。 アレンジで苦労したのは『壊れてくれない』です。 セッションしながら作っていったのですが、ギター二人のアレンジが先に固まってしまった事で リズム隊(特にドラム)は相当苦労していました。 結果もっともテクニカルでグルーヴの強い曲になり、とても気に入ってます。


-- アルバムの中でここを聴いて欲しいというところを教えてください。

小高:全部。というと一言でおわっちゃうんですけど。。 メメントモリの曲達は重かったり苦しかったり悲しかったり切なかったり。それも含めて トラック1から最後のトラック12まででひとつの大きな物語を描けたと思うので 通して聴いて欲しいなと思います。 その、重かったり苦しかったり悲しかったり切なかったりの先で聴く『幻灯』が俺はとても好きです。 個人的には、最後の曲の『幻灯』がメメントモリのクライマックスであり答えであり出口だと思ってます。 この曲達が聴いてくれた人の日常の中でふとした時に傍にいさせてもらえたらとても嬉しいです。


-- この作品を引っさげてのツアーも決定しています。どんなツアーにしたいですか?

小高:メメントモリっていうタイトルは一見、シリアスだったり重たそうなイメージを与えると思うんですけど 俺がそこに込めたかった思いは、どれだけ消えない傷があっても、終わらない悲しみがあっても 生きているんだから、生きている間は、やっぱりバカな事して笑わせたい、楽しいって思わせたい、 そういう気持ちなので、 だからメメントモリはLUNKHEADの中で一番光りに溢れたアルバムだと思ってます。 LUNKHEADのライブはモッシュする人もいるし、泣いてる人もいるし、目がイッッちゃってる人もいるし みんながそれぞれいろんな思いを抱いてライブハウスまで来てくれて みんなのいろんな感情がそれぞれ渦巻いてて でも最後はみんな笑ってくれるんですけど それって、つまりメメントモリの持っている感情の全部なので このツアーは今までよりももっと、みんなの最高な笑顔が見られるんじゃないかと思っています。 主役は俺達じゃなく、来てくれるみんなだと思うので。 それでみんながまた次の日から頑張れるような、そういうツアーにしたいです。


-- それでは最後にHMV ONLINEをご覧の皆様に一言よろしくお願いします。

小高:ここまで読んでくれてありがとうございます。 メメントモリ、今までの俺らの中でいちばん、沢山の人に届くアルバムになりました。 是非聴いてみてください。 あなたがメメントモリに出会ってくれる事を祈ってます。


-- 有難う御座いました!


LUNKHEAD 最高傑作!!

『メメントモリ』 9月18日発売

2004年、シングル「白い声」にてメジャーデビュー。 技巧的なギターフレーズと独特のうねるベースラインで作り上げられたサウンドに、時に暖かく、時に切り裂くような小高の声は早くからギターロックバンドとしての存在感を確立してきたが、2010年ドラム桜井雄一の加入後はさらにそのアンサンブルが進化を遂げている。 2012年から約1年間ライブ活動を休止し、各々がソロ活動やサポートとして活動する中で新たにLUNKHEADを見つめなおし、リスタートの意味も込めた2013年6月9日、ソールドアウトの渋谷AXワンマンライブも大成功に終わり、各方面から絶賛の評価を受ける。 確かな揺るぎないものを手にして戻ってきたLUNKHEADの、さらに重厚に勢いを増しつつも深く繊細さを研ぎ澄ませた唯一無二の世界が今ここに。 前作「青に染まる白」から約1年7ヶ月ぶりの待望のニューアルバム。




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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

待望のニューアルバム!

メメントモリ

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発売日:2013年09月18日
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