ファゾリス／ステッファーニ：序曲と舞曲集

2013年8月22日 (木)

ステッファーニ：オペラ序曲と舞曲集
鬼才ファゾリスが、ステッファーニの管弦楽作法を解読

1654年イタリアに生まれドイツで活躍しましたが、謎多き波乱の人生を歩んだ作曲家アゴスティーノ・ステッファーニ。生前は作曲家としてだけではなく、聖職者や外交官としても活躍し、当時としては斬新な作曲技法を用い、同時代の劇音楽に大きな影響を与えました。
　チェチーリア・バルトリのアルバム『ミッション』では、時代の波と共に忘れ去られてしまったステッファーニの作品を、バルトリ自身が発掘し見事に蘇らせていました。その録音でバックを務めたディエゴ・ファゾリス＆イ・バロッキスティ。続編ともなるこの『オペラ序曲と舞曲集』では、アグレッシブで緻密なアンサンブルで、ステッファーニの管弦楽の作法を解き明かしていきます。（ユニバーサルＩＭＳ）

【収録情報】
ステッファーニ：
・歌劇『気前のよいオルランド』より序曲と舞曲
・歌劇『マルクス・アウレリウス帝』よりシンフォニア
・歌劇『ハインリヒ獅子公』より序曲と舞曲
・歌劇『運命の勝利』より序曲と舞曲
・歌劇『敵同士の和睦』より序曲と舞曲
・歌劇『タッシローネ』よりシンフォニア
・歌劇『ニオベ』より序曲と舞曲
・歌劇『ヘラクレスとアキレウスの力比べ』より序曲
・歌劇『ブリセード』より序曲
・歌劇『アレキサンダーの誇り』より序曲と舞曲
・歌劇『アルキビアデス』より序曲と舞曲
・歌劇『セルウィウス・トゥッリウス』よりシンフォニア
・歌劇『恋神は運命が差し向ける』よりイントロダクション

　イ・バロッキスティ（ピリオド楽器オーケストラ）
　ディエゴ・ファゾリス（指揮）

　録音時期：2013年2月
　録音場所：スイス、ルガーノ、スイス・イタリア語放送、オーディトリオ・ステリオ・モロ
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）