チュ・ジフン『私は王である！』

2013年5月23日 (木)

本の世界しか知らなかった弱気な王子は、やがて、偉大な国王となる―

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チュ・ジフンが再び宮殿に戻ってきた！
約2年の兵役を終え、チュ・ジフンが待望の俳優活動を再始動！本作品では、王子と貧しい青年という二役に挑戦しただけでなく、初めてのコミカルな演技にも挑戦。“新生チュ・ジフン”の幕開けを感じさせる、ファン待望の復帰作です。彼をスターの座へ押し上げたデビュー作『宮～Love in Palace』の大ヒットから7年、再びの王子役だが、実在の世宗大王を等身大の青年として魅力たっぷりに演じ、共感できるキャラクターを創り上げた。彼の演技を3か月間に渡って見つめたチャン監督は、「私の期待よりもはるかに良い演技を見せてくれた」と彼を賞賛。
『私は王である！』は、王位継承者に任命された王子忠寧（チュンニョン）が、世宗大王として王位に就くまでの秘められたストーリーを描いています。チュ・ジフン演じる国王の三男忠寧は、王位に就くことなど夢にも見ず、来る日も来る日も本を読んでばかり。博識だが、側近に身の回りの世話をさせ、１人では何もできない温室育ちの王子。そんな王子が突然王位継承者に任命され、重責に耐えかねて宮殿から逃げ出すが、外の世界には、宮殿よりもずっと苦しい試練が待ち受けていた。しかしこの体験を経て庶民の暮らしの厳しい現実を知ることになる――
　長い韓国史の中で最も偉大な王と讃えられている世宗大王は、ハングル文字の制定をはじめ、水時計や日時計の製作、印刷技術の向上など数多くの文化や技術を発展させ、現在でも紙幣に肖像画が採用されるなど、国民から尊敬されている君主。本作では、そんな世宗大王の人間的な一面にスポットを当て、弱気な王子が真の王へと成長していく過程を描き、韓国史上最も偉大な国王世宗大王の誕生秘話となっています。

『私は王である!』
2013年5月11日（土）5月11日（土）新宿ピカデリー他、全国公開
配給：ポニーキャニオン

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ストーリー

1418年。国王の太宗は、王位継承者である長男・譲寧の度重なる問題行為を見かねて廃位し、代わりに三男の忠寧（チュンニョン）を王位後継者に任命した。太宗は、この決定に強硬に反対する大臣らを排除して決定を押し進めるが、忠寧は、毎日読書に耽り、博識ではあるが、護衛たちに身の回りの世話をさせて自分一人では何も出来ない温室育ちの王子で、王位に就くことなど夢にも見ていなかった。忠寧は、ある夜こっそり宮殿から逃亡しようと、壁を越えた際、貧しい青年ドクチルと出会う。忠寧と容姿が瓜二つだったドクチルは忠寧置き去りに逃走すが、忠寧の護衛官たちに忠寧と間違えられ、宮殿に連れ帰されるはめに。護衛たちは、ドクチルの体を調べて偽者だと気が付き大騒ぎになるが、ヘグは本物の忠寧を捜しに宮殿を離れ、ファングはドクチルに忠寧の代役をさせることになってしまう。
一方、忠寧は、貧しい青年ドクチルとして過ごすうちに、民との出会いを通して、圧政による厳しい生活や、権力を貪る悪徳貴族の本性と朝廷の悪習に気付き、初めて、人民のための良き国王になりたいと思うようになるのだった――。