バー・ブエノスアイレス 〜風、光、水
2012年11月29日 (木)
『bar buenos aires 〜Viento, Luz, Agua バー・ブエノスアイレス 〜風、光、水』
アルゼンチンの偉大なる音楽家、カルロス・アギーレの描く音の風景と共鳴する、世界の繊細な音楽を紹介するリスニング・イヴェントbar buenos aires 。それまで謎に満ちた存在だったアギーレを日本に広く知らしめ、遂には奇跡の初来日公演を果たすまでになったきっかけとなり、いわゆる「静かなる音楽」ムーヴメントの中心的存在でもあります。そのbar buenos aires監修によるコンピレイション第2弾は、 『風、光、水』 をコンセプトに、アルゼンチンを起点にブラジル、イタリア、ノルウェー、スウェーデンなど、様々な国のナチュラルな音楽を織り込みながらも、彼らの提示する世界観がより鮮明に聴こえてくる内容となりました。さらには、'12年5月に行われたデュオ・ツアーの感動が甦る、カルロス・アギーレとキケ・シネシの2人による新録音源 「Andando」 を完全独占収録されたことで、選曲、曲順など全てにおいて、これ以上は望めない程のクオリティーになっています。
美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた風景を想起させる、かけがえのない音楽体験 - 記憶となる楽曲の数々に耳を傾けてください。
(稲葉昌太 / inpartmaint)
『bar buenos aires 〜Viento, Luz, Agua』 推薦コメントを頂きました。
カルロス・アギーレの音楽を幹として、その純粋なる美意識を共有する音楽の広がり。ここに収められた音楽から伝わるものは、風を感じ、光を浴び、水面の煌めきに目を奪われる、そんな時に生じる情動と共通するもの。音楽のジャンルや国境という障壁はここでは意味を持たず、自己の内なる美に真摯で在ること、そんな音楽家達の音源が集められている。一つ一つの楽曲が穏やかな輝きを放つ、宝石箱のようなアルバムだ。―石郷岡学 (山形ブラジル音楽普及協会)
納得。風、光、水
コアな音楽ファンはつい閉鎖的になりがちだけど、
このコンピレーションはジャンルを越境する様々な国の音楽家たちが
共鳴する風景を編んでいる。心地いい風が通り抜けます。
―伊藤ゴロー
そっと彼らが蒔いたアギーレの種は、
ひとからひとの手へ、
国境を越えた風と水と光を糧に、
可憐な音の花を、
この美しい土地に咲かせている。
―岡本方和 (moderado music)
美しい音楽を届けようと静かな情熱を持ち続ける人たちとの素晴らしい出会いこそ、bar buenos airesが私に与えてくれる最大の幸福感だと思う。前作に続いて、混沌とした現代社会に暮らす私たち音楽ファンにとって必要な「心が穏やかになる音楽」がクオリティ高く詰まっている。このアルバムが今度はどんな素敵な出会いをもたらしてくれるだろうかと、わくわくしながら聴いている。 (Quiet Corner 2012/2013冬号より抜粋)
―河ア政芳 (Publik:)
音楽愛に満ちたリスニング・イベント 「bar buenos aires」 も、早いもので丸三年ですね。
昨年企画されたアルゼンチン音楽のコンピレーションは、今も愛聴しています。
楽しみにしていたこの第二弾では、国境を越え、ブラジルから北米、そしてヨーロッパへと拡がっていて、なおかつ前作以上の統一感があることに感心するばかり。
これを聴いてぼんやりしていると、旅する気分になれると同時に、音楽に国境なんてないんだなあと実感します。
―栗本斉 (旅とリズム)
目を閉じて聴くと情景が広がる音楽を、僕は美しい音楽の基準にしている。
その情景は明鏡止水のごとく心も落ち着かせてくれる。
バー・ブエノスアイレスが選曲している音楽を聴くと
まさしく平穏で美しい世界の旅へと出かけることができる。
そこには出会いがあり人の温もりや優しさも感じる。
そして、カルロス・アギーレがバハーダ・グランデにある自宅から撮影した
カヴァー写真のその向こうには、バー・ブエノスアイレスという選曲会を介し
共鳴する世界の音楽家が同じ空を見ていると想うと胸が熱くなる。
―中村信彦 (HUMMOCK Cafe)
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楽曲解説
01. Little Bells For Jane / Age Garcia Trioブラジル出身のピアニスト、エイジ・ガルシアによる草原を吹きぬける爽やかな“風”を感じさせるピアノ・トリオ。アントニオ・カルロス・ジョビンやエグベルト・ジスモンチに多大な影響を受け、ジャズやクラシックの素養に南米特有の起伏のあるメロディー・ラインと躍動を秘めた、この曲は、“Viento, Luz, Agua”の“Viento”を表現した、まさにbar buenos airesの世界観を象徴する一曲です。
02. Pa’l Que Se Va / Pablo Juarez
アルゼンチンには、セバスチャン・マッキやアンドレス・ベエウサエルト、ルカス・ニコティアンなどカルロス・アギーレのように新しい可能性を感じさせるピアニストがいます。パブロ・フアレスもそんなピアニストのひとりで、フォルクローレなどの伝統音 楽を継承しつつ、自ら影響を受けた様々な音楽の要素を融合させ、特にジャズのエッセンスを織り込んだ独自の音楽を創りだしています。
03. Orizzonte / Daniele Di Bonaventura
イタリアを代表するバンドネオン奏者ダニエル・ディ・ボナヴェンチュラによる洗練されたジャズ・ワルツです。穏やかなバンドネオンのイントロから、上質な手ざわりのスウィングにのってイタリアの伝統楽器である10弦ギターやコントラバス、パーカッションが徐々に重なり合っていく豊潤なアンサンブルは、まさに季節の移ろいを描く叙景詩のようです。
04. Valsa (Bebel) / Ithamara Koorax & Juarez Moreira
ジョアン・ジルベルトが、愛娘であるベベウ・ジルベルトに捧げてつくった名曲のカヴァーです。女性シンガーのイタマラ・コーラックスとギタリストのフアレス・モレイラによる親密な演奏には、偉大なるオリジナル曲への深い敬愛を感じます。吐息をこぼすようなスキャットが印象的な郷愁と安らぎを感じさせるしなやかなワルツ・ボサは、誰もを魅了する魔法のような魅力に満ちています。
05. Children’s Playsong / Hilde Hefte
ビル・エヴァンスが1970年に残した『From Left To Right』に収められた「Children's Playsong」は、前曲の「Valsa[Bebel]」と同じく美しいワルツの曲です。無垢で愛らしい子ども達の合唱に導かれるピアノ、チェロ、サックス、スキャットという流れはまさに小さな組曲で、ヒルデ・ヘフテの優しい子守唄のような親密な歌声と、その童謡にも似たノスタルジックな旋律にどこか懐かしさを覚えます。
06. Menino Hermeto / Hamilton De Holanda & Andre Mehmari
ブラジルの才能あふれるピアニスト、アンドレ・メマーリが、同じくブラジルのバンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダとともに吹き込んだデュオ作『Gismonti Pascoal』に収められた瞑想的な一曲です。エグベルト・ジスモンチとエルメート・パスコアールという畏敬を感じさせる才能に捧げられたこの作品の中で、彼らは神秘的な美の神髄にふれるように音を響きあわせています。
07. Preludio Para Una Mariposa / Sebastian Benassi
カルロス・アギーレが主宰するレーベルShagrada Medraから発表されている、彼の黒盤『Caminos』やロロ・ロッシの『Fogo』といった美しいソロ・ピアノの作品と同じようにひとつひとつの音に優しい叙情を感じさせる作品。キース・ジャレット『Melody Night At With You』、中島ノブユキ『Cancellare』といった静かなソロ・ピアノ作品にも通じる音の世界です。
08. Children’s Dance / Roberto Taufic & Eduardo Taufic Duo
カルロス・アギーレ&キケ・シネシの親密な演奏を彷彿させる、ブラジルのホベルトとエドゥアルドのタウフィキ兄弟。水の雫をこぼすようなピアノの音色と澄んだ風のように揺らめくヴィオランの響きとが重なりあって柔らかな光を生むさまは、静謐で神々しい美しさを感じます。
09. Baleen Morning / Balmorhea
テキサスのポスト・クラシカルなグループ、バルモレイによるドリーミーなピアノとチェロのアンサンブルが印象的な楽曲です。ナチュラルなフォークやシンガー・ソングライター、あるいはエレクトロニカでも、この曲のようにジャズやアルゼンチン、ブラジル音楽などと並べることで驚くほど自然なつながりを感じさせる、bar buenos airesらしい選曲。
10. El Aroma De Un Beso / Mingui Ingaramo
ミンギ・インガラモは、リト・ネビア監修のアルバム『Un Camino De Sabiduria』に参加して注目されたピアニストです。そのリト・ネビア作の「El Aroma De Un Beso」の儚い旋律はどこかカルロス・アギーレの「Pedacito De Río」を彷彿させ、浮遊感漂う音響感覚はモノ・フォンタナにも通じます。ミンギ自身もbar buenos airesのコンピレイションのテーマに共感したそうです。
11. Fernanda / Wagner Tiso
ミルトン・ナシメントやロー・ボルジスらと共に「街角クラブ」の一員として70年代のブラジル音楽を影で支えたミナスの鍵盤奏者/作編曲家のヴァグネル・チゾによる、清らかなミナスの音楽をエレガントで上質なサロン・ミュージック。ビル・エヴァンス作の「Peace Piece」から、エンニオ・モリコーネ〜アルマンド・トロヴァヨーリといったイタリアの映画音楽へとゆるやかにつながる美しい曲です。
12. Dolphin / Eddie Gomez & Cesarius Alvim
後期ビル・エヴァンスのリリシズムを支えつづけたベーシストのエディ・ゴメスと、フランスのピアニストのセザリウス・アルヴィンによる「The Dolphin」のカヴァーです。オリジナルはブラジルのルイス・エサによるもので、エヴァンスは『From Left To Right』の中で採りあげています。哀愁ただようエヴァンスへのオマージュ。
13. The Moon, The Satrs And You / Nils Landgren
スウェーデンのトロンボーン奏者ニルス・ラングレンの、優しい気配を感じさせるハートウォーミングでロマンティックな歌です。ここではくつろいだ雰囲気の中、同じくACTを代表するベーシストのラーシュ・ダニエルソンとピアニストのマイケル・ヴォルニーによる抑制の効いたサポートを得て、くつろぎに満ちた歌と演奏を聴かせてくれます。
14. Snowflakes / Olga Konkova
ロシア出身のジャズ・ピアニスト、オルガ・コンコヴァがノルウェーのレーベルLosen Recordsにひっそりと残した優しさにあふれた1曲です。ECMの繊細な空気に包まれたような水のせせらぎを思わせる透き通ったピアノの音色と、詩情をたたえたヴェンケ・ロスネゴールのヴォーカル、そして伝統的な民謡にインスパイアされたノスタルジックなメロディーが切なく心に染み入ります。
15. Romanza / Mario Yaniquini
アルゼンチンのロサリオ出身の若きギタリスト、マリオ・ヤニキニによるカルロス・アギーレの「Romanza」のカヴァーで、オリジナルは『Caminos』に収録されている純粋な美しさをもつ曲です。カルロス・アギーレも賛辞を贈った美しく繊細な表現で儚く弦を響かせています。
16. Laura Va / Adrian Iaies & Horacio Fumero
「Laura Va」はアルゼンチン・ロック界のカリスマ、ルイス・アルベルト・スピネッタの静かな名曲です。2012年2月に62歳でこの世を去ったスピネッタへ追悼の意を込めて、選ばれたのはアルゼンチンのジャズ・ピアニスト、アドリアン・イアイエスによるヴァージョン。一音一音に魂をこめる彼の演奏に胸を打たれます。
17. La Nina / Coqui Ortiz
ギタリストのコキ・オルティスは伝統的なフォルクローレにエキゾティックな感性を織り交ぜて崇高な雰囲気の音の世界をつくりあげています。アルパとシタールのスピリチュアルな楽器の響きに、コリン・ウォルコットやザキール・フセインがECMに録音したオリエンタルな作品を思い起こします。
18. Andando / Quique Sinesi & Carlos Aguirre (* Exclusive New Recording)
前作のコンピレイションのために録音された「Hiroshi」に続き、今回も特別に収録された「Andando」は、2012年の5月の来日公演でも最も人気のあった楽曲です。アルゼンチンを越えて世界中の音楽とつながる豊かな音は、彼らだけにしか描けない世界です。
前作 『バー・ブエノスアイレス 〜カルロス・アギーレに捧ぐ』 の記事
時とジャンルを超えて心の琴線に響く名曲たち。 Quiet Corner
アルゼンチン周辺音楽特集 アーカイブ
ラテン最新商品・チケット情報
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
第2弾
Bar Buenos Aires -Viento, Luz, Agua
価格(税込) :
¥2,515
会員価格(税込) :
¥2,313
まとめ買い価格(税込) :
¥2,139
入荷日未定
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第1弾
Bar Buenos Aires -Dedicated To Carlos Aguirre
価格(税込) :
¥2,515
会員価格(税込) :
¥2,313
まとめ買い価格(税込) :
¥2,139
入荷日未定
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Playsong The Music Of Bill Evans
Hilde Hefte
価格(税込) : ¥3,520
会員価格(税込) : ¥3,062
まとめ買い価格(税込) : ¥2,640発売日:2002年03月15日
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輸入盤
Gismonti Pascoal -A Musica De Egberto E Hermeto
Hamilton De Holanda / Andre Mehmari
価格(税込) : ¥3,410
会員価格(税込) : ¥2,738
まとめ買い価格(税込) : ¥2,557発売日:2011年02月27日
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輸入盤
Piano I
Sebastian Benassi
価格(税込) : ¥2,519
会員価格(税込) : ¥2,318
まとめ買い価格(税込) : ¥1,890発売日:2012年03月10日
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Wagner Tiso
価格(税込) : ¥2,530
会員価格(税込) : ¥2,328発売日:2012年02月15日
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Coqui Ortiz
価格(税込) : ¥2,079
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まとめ買い価格(税込) : ¥1,560発売日:2011年07月31日
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