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【インタビュー】レイチェル・サーマンニ

2012年10月25日 (木)


スコティッシュ・フォーク・シーンの新ミューズ、レイチェル・サーマンニのアルバム!

  Under Mountains
デビューEP『BLACK CURRENTS』がUKのインディーショップ・シングル・チャート1位に2週連続で輝き、その透き通るような、心温まるナチュラル・ヴォイスが、ヨーロッパ中の音楽ファンを魅了する女性シンガー・ソング・ライター、レイチェル・サーマンニのデビュー・アルバムが遂に完成。アルバム発売前から、マイケル・キワヌーカ、エルヴィス・コステロ、ロン・セクスミス等が絶賛していたという逸材による待望のアルバムは、ジョニ・ミッチェルを思わせる憂いのある可憐な歌声、自ら演奏するマーティンのアコースティック・ギターの瑞々しい音色と、心地よいトラディショナルなフォーキー・ロック・サウンドが溶け合い奇跡的な輝きを湛えた、前評判にたがわぬ傑作。

Interview : Rachel Sermanni


--まずはリリースおめでとうございます。まずは基本的なところからお聞かせください。出身はスコットランドとのことですが。

はい。スコットランドの北のほう、ハイランドと呼ばれる地域で、インヴァネスという町の出身です。


--小さなころはどのような生活を送っていたのでしょうか。初めての音楽との出合いは?

家族でドライブに出かけたときとは、よく、後ろの座席で、カー・ステレオから流れてくるサイモン&ガーファンクルの音楽にあわせて歌っていたりしたの。あと、ラジオから流れてきたフェアポート・コンヴェンションとか、ピンク・フロイドも好きだったわね。あと母親がレゲエが好きで、いつも、『Young, Gifted & Black』というレゲエのコンピレーションを、聞いていたので、そのことはよく覚えているの。


--そこからどのようにして、自分で歌ったり、演奏したりするようになったのでしょうか

子供のころ最初に手にした楽器は、ティン・ホイッスルだったわ。いまでもよく吹いてるの。そのあと、フィドルを習うようになった。それから14歳でギターを弾き始めた。そのころから、自分で曲作りにもトライするようになったの。ピアノとマンドリンも、少しだけ演奏できるの。


--続いてアルバムのことを聞かせて下さい。メンバーやレーベルとの出会いとか、レコーディングに至る経緯とか。

バンドのメンバーは、学校の友達だったり、フェスティバルで出合って一緒に演奏するようになった音楽仲間だったり、あと、ジョー、ルイス、フィルの3人は、Admiral Fallowというバンドのメンバーなの。彼らが私を前座にブッキングしてくれて、そのときに知り合って、以来、私の演奏をサポートしてくれている。レーベルは、私の作品をリリースするために自分で立ち上げた自主レーベルなの。最初のシングルを出すときに、「Middle of Nowhere」という名前を考えて、レーベルにしたの。アルバムのレコーディングは、ベン・ネビスというハイランド地方の有名な山があるんだけど、そこの麓にあるウォーターカラーというスタジオで行った。景色のとても美しいところで、たくさんのインスピレーションを、得ることが出来たわ。夜は街灯なんてひとつもないから、本当に真っ暗闇になってしまうのよ。山の上のほうからても強い風が吹き下ろしてくる。その音に耳を傾けてみたり、あとは、朝になると、どこからともなくシカの群れがやって来て、草を食べていたり。これ以上ないくらいの大自然に囲まれながら、セッションをしていたの。「Breathe Easy」ではグラスゴーのシンガー・ソングライターのロディ・ハートが、後からエディットを施してくれて、とても素敵な楽曲に仕上げてくれたわ。彼はトラッドの知識が豊富で、色々と教えてもらったの。


--アルバム・タイトルの『アンダー・マウンテンズ』の由来を教えてください。

5曲目の「The Fog」の歌詞からとったんだけど、私自身も、山のすぐ近くで暮らしていたし、レコーディングもベン・ネビスの麓だったし、これが一番、ピッタリだと思ったの。


--音楽を作るときの、一番大きなインスピレーションの源泉は、何でしょうか。

フレッシュな眺め、かしらね。ウォーターカラーはそういう意味で、スタジオとして本当にいいロケーションだったと思う。


--お気に入りのミュージシャンはいますか。また、イギリスやスコットランドの昔のフォーク・ミュージックから影響は受けていますか。

多くの音楽、多くのミュージシャンから影響を受け、インスピレーションを感じている。たくさんあるから、限定するのは難しいけど、最近だと、サム・アミドンとかは、素晴らしいと思った。ジャンルを問わず、女性シンガーで素晴らしい才能を感じる人には、本当に憧れるわ。ベッシー・スミス、ビリー・ホリデー、エディット・ピアフとかキャロル・キング、ジョニ・ミッチェル、最近ではビョークとかPJハーヴェイとか。


--音楽以外の趣味は?

絵を描くのが好きなの。あとはランニングとヨガ。身体を動かすのは大好き。でも読書も重要よね。部屋に一人でいるときは、たいてい詩や小説を読んで時間をつぶしてるわ。


--日本のファンにメッセージをお願いします。

まだ初めてのアルバムを出したばかりなのに、これが日本の音楽ファンのもとにも届いているなんて、ちょっと想像もつかないけど、とても光栄に思うわ。みなさんのサポートには本当に感謝しています。早く日本のファンの前で歌うことができる日が来ると、いいな。


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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

国内盤

Under Mountains

CD

Under Mountains

Rachel Sermanni

価格(税込) : ¥2,200
会員価格(税込) : ¥2,024
まとめ買い価格(税込) : ¥1,870

発売日:2012年10月24日

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輸入盤

Under Mountains

CD 輸入盤

Under Mountains

Rachel Sermanni

価格(税込) : ¥3,876
会員価格(税込) : ¥3,373

発売日:2012年10月08日

  • 販売終了

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話題となったシングル

Black Currents

CD

Black Currents

Rachel Sermanni

価格(税込) : ¥1,352
会員価格(税込) : ¥1,244
まとめ買い価格(税込) : ¥1,150

発売日:2012年04月18日
在庫あり

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