【エルパカ読書】MAMALAID RAGの選ぶ3冊

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2012年10月24日 (水)

【エルパカ読書月間】アーティストお気に入りの3冊

猛暑続きの夏も過ぎ、ようやく過ごしやすくなるこの季節。ゆったりと落ち着いて“本”でも読みたくなりませんか？さてどんな“本”を読もうかしら？そんな時、私たちHMVスタッフは「大好きなミュージシャンはどんな“本”を読んでいるんだろう？」と気になりました。
この企画では、ミュージシャンに「エルパカBOOKS」を覗いて頂き、その中からお気に入りの“本”を3冊紹介してもらいます。今回紹介してくれるのは、デビュー10周年を迎え、通算5枚目のオリジナル・アルバムがリリースとなるMAMALAID RAG。コメントと共にお楽しみ下さい。

MAMALAID RAGの選んだ3冊

スコット・フィッツジェラルド 『グレート・ギャツビー』

好きな小説と言うと、まずこれが浮かぶ。心に響かない作品が、心のまわりをぐるぐると回っているようだとすると、これはまっすぐ胸に突き刺さってくる。音楽でいうなら、まるで悲しいブルーズのようだ。

トルストイ 『アンナ・カレーニナ』

長い長いこの小説を僕は高校の時、寒い冬の駅舎で読んでいたのを思い出す。トルストイの作品はどれもそうなのだけれど、登場人物に時折、意味深い言葉をしゃべらせる。ストーリーというよりもそれこそ彼の言いたかったことなのだろう。

三島由紀夫 『葉隠入門』

これを口述した山本常朝は江戸時代の鍋島藩（佐賀）の武士。彼はひょっとすると僕の先祖ではなかろうか、と思うことがある。それくらい彼の言うことは僕の心に深く響いてくる。折に触れてと読み返すたび、背筋が伸びる。

10周年目のNewアルバム

MAMALAID RAG 『タイトル未定』　[2012年11月28日発売]

デビュー10周年を迎えるママレイド・ラグ、通算5枚目のオリジナルNewアルバム発売！ほぼ全ての楽器を自身が担当したこのアルバムは、ママレイド・ラグのサウンドを凝縮した集大成とも言える仕上がり。デビュー10周年を迎えた今年2012年に放つスペシャルな1枚！

【MAMALAID RAG プロフィール】

2002年ミニアルバム『春雨道中』でデビュー。表題曲は全国のFM10局以上でパワープレイされた。各音楽専門誌は、同年発表された1stアルバム『MAMALAID RAG』をその年のベスト・ロック・アルバムと評した。密室感の高いイメージながら、野外音楽フェスティバルなどで熱のこもったロックを演奏し、その意外な印象を残した。
レコーディングには、その録音方法・機材に独自の方法論を持ってのぞみ、小学生時代から学んだ電子工作の知識を機材の改造・修理に応用する。ソングライター・ヴォーカリスト・ギタリスト、プロデューサー、アレンジャー、レコーディングエンジニアとして幅広く活動し、また、ベース、キーボード、ドラムスなどを演奏する。
また、2003年より東洋の医学、マクロビオティックに傾倒、オーガニック・フーズを摂り、健康を害する化学薬品を避ける生活を続けており、東洋思想を応用した音楽理論を展開、オーガニック・ミュージックとして作品をコンスタントに発表している。

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