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プレステにドラゴンクエストがっ!

2012年7月31日 (火)

ドラゴンクエストVI 幻の大地

ドラゴンクエストVII
エデンの戦士たち

発売日:2000年8月26日
対応ハード:プレイステーション
販売価格:7,800円(税抜)

これまでのシリーズはご存じの通り、任天堂のゲーム機発売されていましたが、誰が予想できたでしょうプレイステーション用ソフトとして発売された本作『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』。しかも、CD-ROM2枚組!

1997年に発売された「ファイナルファンタジーVII」ですでに味わった衝撃を再び味わおうなんて、これまた誰が予想できたでしょう。

また、“ドラゴンクエスト延期”を強く印象付けたタイトルでもあります。プレステで発売という衝撃的な発表から、何度かの延期を繰り返し、発表の3年後となる2000年に発売されました。

ハードの変更に伴い初の3Dポリゴンで再現されたドラゴンクエストの世界。家の裏やダンジョンの先などを自身でカメラを回転させ、確かめる必要がありましたが、カメラを回転させないと見つからない宝箱など、ジオラマ的発見はありました。方向音痴の私にとってはカメラをクルリと回しただけで、どこから来てどこに向かっていたのか忘れるほど。

本作の冒険は、石版のかけらを探し、そのかけらを揃えるとその石版に描かれた島へ移動できる、という内容でした。冒険の舞台となるのは、たった一つの島のみ。石版を探し、新たな島へ次々と移動し物語を進めます。これまでの壮大で膨大な世界とは違い、非常にコンパクトになり、物語も一つ一つ島の謎や事件を解決してゆく短編のようなストーリー展開となっていました。実際シリーズの中でもメインストーリーをクリアするまで、かなり時間のかかった作品です。シナリオも当然シリーズ最大。短編物語のようなストーリー展開でやや単調になりがちではあるものの、衝撃的な展開も絶妙に組み込まれており、毎日数時間少しずつ遊んだ覚えがあります。個人的には、彼がパーティーから離脱したこと。かなり育てたのに…。

初の任天堂以外のハードから発売、新ハードがゆえ(?)の度重なる延期、初の3Dポリゴン、などシリーズとして転換期とも言える作品ではあるのですが、特にグラフィックが新ハードで発売したことを強く感じさせるものでした。「ファイナルファンタジー」がもはや映画のような作品になりつつある中、ハードが変わっても“ドラクエはドラクエ”と思わせてくれた作品です。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

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