【インタビュー】DJ KAWASAKI ジャパニーズClub 特集・PickUp記事へ戻る

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2012年3月9日 (金)

interview

2010年09月リリースの『PARADISE』以来、約1年半ぶりとなるDJ KAWASAKIの新作は、“BLACK DISCO”をテーマにディスコ/ダンクラの名曲を豪華ゲストヴォーカルを迎えカヴァーした極上のカヴァーアルバム『Black & Gold』。KAWASAKI流に最新のアレンジが施されたChaka Khan「Whacha Gonna Do For Me」、Diana Ross「Ain't No Mountain High Enough」などの名曲カヴァーの他、自身の新曲「Let The Music Play feat. Yeo Hee」も収録した、フロア直球型の本作『Black & Gold』にまつわるお話を伺いました。



-- 何故今回、ディスコ/ダンスクラシックスのカヴァーアルバムを作ろうと思ったのか、まずはそこからお伺いしたいのですが。

DJ KAWASAKI  普段から僕のDJでは、自分の楽曲やハウスを中心にしながらも、間にディスコやジャズなどの生音を織り交ぜることが多いですし、前作、PARADISEからの流れでもあります。前作は、音楽的に影響を受けたデトロイト・テクノの要素を、自分なりの解釈で取り入れたアルバムだったんですが、実際に僕の好きなデトロイト・テクノのクリエイ ター達(セオ・パリシュ、ムーディーマン、ピラーナヘッド等)のDJプレイを聴くとテクノをプレイしながらも実はディスコや生音が中心だったりするんです。ファッションやトレンド的にも70'sのブギーなDISCOは注目されていますし、単純にディスコ・カバーをしただけではなく僕の音楽的ルーツでもあるBLACK DISCOを僕なりの新しいアレンジでカバーしてみたいと思ったからです。


-- “Black Disco”がテーマということですが、カヴァー楽曲はどのようにして選ばれたのでしょうか? また、惜しくも選考外となってしまった楽曲は?

DJ KAWASAKI  基本は実際にデトロイト・テクノのDJもプレイリストに上げていて、僕も普段からプレイしているものを中心にしたセレクトです。当時ディスコの影響を受けたであろう日本産のディスコという解釈で、吉田美奈子さんのTownも選びました。
候補曲はたくさんありましたが、有名なアーティストの曲で過去にいくつもカバーされているビッグ・チューンだけのセレクトになるのは新鮮ではないので、できるだけ避けました。


-- こういった定番曲・有名曲のカヴァーの場合、原曲との距離感が重要かと思いますが、今回カヴァーするにあたって最も気をつけたことはなんでしょうか?

DJ KAWASAKI  そのままだとカヴァーではなくコピーになるので、使用する楽器の音色やパターン、構成やコード感までなるべく原曲とは違うアレンジにするように努めました。有名な曲を独自のアレンジでオリジナルに負けないくらい完成度の高い作品にするというお題は本当に大変でしたが、とても勉強になりました。


-- 「My Roommate」を除く各曲にヴォーカリストが参加されていますが、ヴォーカリストを選ぶ際はどのようなことを基準としていますか?

DJ KAWASAKI  普段僕がプレイしている曲で歌っているヴォーカリストだったり、前から気になっていて一度コラボレートしてみたいと思っていた方にオファーしました。オリジナル・ヴァージョンが男性の曲でも女性ヴォーカリストに歌ってもらうことで他に無いカヴァーになると思いましたし、それぞれの曲のイメージに合うかどうか自分なりに想像して選んでいます。


-- その中でも、Youtube上で“APPLE GIRL”として話題となったYeo Heeが、オリジナルの新曲「Let The Music Play」と「Rescue Me」の2曲で参加しています。彼女を起用したきっかけ、また実際の彼女の印象は?

DJ KAWASAKI  以前から韓国人ヴォーカリストとコラボレートのお話はあったんですが、なかなかタイミングが合わず実現しませんでした。今回のアルバム制作にあたりオリジナル楽曲のイメージに合うヴォーカリストを探していたとき、プロデューサーでもある沖野修也さんに「YouTube観た?」といわれ彼女を知りました。起用したのは、英語の発音も完璧ですし、とても才能のあるシンガーだと思ったからです。
実際レコーディングしてみて、彼女の音楽に対する丁寧でまじめな姿勢と、純粋で無邪気な人柄にすっかりファンになってしまいました。


-- 共同プロデュースの池田憲一さん(ROOT SOUL)とは、どのようなやりとりで制作が進んでいったのでしょうか?

DJ KAWASAKI  Black Discoというテーマで楽曲制作をするにあたって、誰よりも黒くファンキーなベースを弾く池田憲一君との共同制作はマストでした。彼には今回ベースだけでなくキーボードも担当してもらっているのですが、専門でない楽器を演奏することによって、僕が求めていた良い意味でのシンプルさ、ストレートさが上手く曲に出せたと思います。彼とは長年渋谷のクラブ、The Roomでスタッフとして一緒にバーテンをやっていたこともあり、お互い自由にアイデアを出し合い、心置きなく作業を進めることができました。


-- 毎回モデルを器用した美女ジャケという一貫したアートワークが印象的なDJ KAWASAKIさんの作品ですが、本作では漫画家・江口寿史さんによるイラストが使用されています。フレッシュさとともに「美女ジャケ」に対するこだわりも感じたのですが、江口さんにオファーされた理由とは?

DJ KAWASAKI  今回は、カヴァー・アルバムということもあり、オリジナルの米原康正さんに写真を撮っていただいたシリーズとは差別化をはかるため、女性のイラストでDISCOの持つきらびやかな雰囲気にしようと思ったんです。元々世代的にも江口寿史さんの大ファンで、代表作でもある『ストップ!!ひばりくん!』や『すすめ!!パイレーツ』は愛読させて頂いていました。音楽好きな江口さんにイラストをお願いするのは自然な流れでしたね。どさくさにまぎれてお願いした僕自身の似顔絵も快く描いていただき、その優しい人柄にますますファンになりました。


-- 次回作の構想があればお聞かせください。

DJ KAWASAKI  まだ具体的に決定しているわけではないですが、今回のアルバムからの流れでディスコをテーマにしたものが何か出来れば良いなと思っています。新曲のデモは常に作り続けているので、次回作もそう遠くはないかもしれませんね!


-- 最後に本作をお聴きになるリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。

DJ KAWASAKI  ずっとやりたかったディスコのカバー・アルバムがようやく実現しました。名曲をカバーすることで僕自身とても勉強になりましたし、今回のリリースが僕の音楽的ルーツでもあるBLACK DISCOを皆さんにご紹介できる良い機会にもなったので、とても嬉しいです。
3月末よりリリース・ツアーが始まります。全国の皆さんに会えるのを楽しみにしています!4/27(金)東京、4/28(土)大阪では、UKからSHEA SOULをゲストに迎え、PA LIVEも行います。そして、僕のレギュラー・パーティー“MAGIC”@渋谷The Roomではこういった音楽を中心に毎月DJをやっていますので、機会があれば、是非生で“BLACK&GOLD”を体験しに来て下さい!



新譜 DJ KAWASAKI 『Black&Gold』
2010年09月リリースの『PARADISE』に続くDJ KAWASAKI最新作は、“BLACK DISCO”をテーマにディスコ/ダンクラの名曲を豪華ゲストヴォーカルを迎えカヴァーした極上のカヴァーアルバム! iPhoneを駆使して歌う動画がYouTube上で話題となった韓国人女性シンガー・Yeo Hee、Brand New HeaviesのN'Dea Davenport、DJ KAWASAKI作品ではおなじみのTasita D'Mourらがヴォーカリストとして参加。収録曲は、Chaka Khan「Whacha Gonna Do For Me」、Diana Ross「Ain't No Mountain High Enough」などの洋楽曲のほか、吉田美奈子「Town」もセレクト。DJ KAWASAKIがこよなく愛する楽曲が収められています。 カヴァー曲の他、DJ KAWASAKIの新曲「Let The Music Play」も収録。
アルバムジャケットは、これまでモデルを起用した一貫したアートワークでしたが、本作では江口寿史が担当。

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      DJ KAWASAKI 『Black&Gold』
    2012年03月14日 発売

    [収録曲] ※( )内はオリジナル・アーティスト
    01. Let The Music Play feat. Yeo Hee
    02. Whacha Gonna Do For Me feat. Shea Soul(CHAKA KAHN)
    03. It's Your World feat. Jennifer Wallace(GIL SCOTT HERON)
    04. Crazy Love feat. Tasita D'Mour(ALTON McCLAIN & DESTINY)
    05. Ain't No Mountain High Enough feat. N'Dea Davenport(MARVIN GAYE / DIANNA ROSS / JOCERYN BROWN)
    06. My Roommate(VILLAGE PEOPLE)
    07. Rescue Me feat. Yeo Hee(TASTE OF HONEY)
    08. Going Back To My Roots feat. Jennifer Wallace(LAMONT DOGER)
    09. Bourgie' Bourgie' feat. Tasita D'Mour(ASHFORD & SIMPSON)
    10. I Want You For Myself feat. Fyza(GEORGE DUKE)
    11. Town feat.HanaH(吉田美奈子)


    【HMV ONLINEオリジナル抽選特典】

    DJ KAWASAKI 『BLACK & GOLD』を、HMV ONLINE/HMV MOBILEで期間中にご購入されたお客様の中から抽選で10名様に「DJ KAWASAKI サイン入りポスター」をプレゼント!

    【応募方法】対象商品ご購入後(商品出荷時)に、メールにて応募フォームのURLをお知らせ致します。
    【購入対象期間】〜2012年4月14日(土)まで ※以前にご予約いただいた方も対象となります。
    【応募対象期間】2012年3月13日(火)〜2012年4月21日(土)

    ※HMV ONLINE本サイト及びHMV MOBILEサイト以外からのご購入、非会員でのご購入は特典対象外となります(HMV Yahoo!店、HMV 楽天市場ストアでのお買い上げは対象外です)。
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profile



[DJ KAWASAKI]

DJ/プロデューサー。2005年に、NYのDJ、Timmy Resisfordが当時デモ・ヴァージョンであった「BLAZIN’」を一晩に3回もかけた事から脚光を浴びる。同年、King Streetより12インチ・シングルで世界デビュー。国内ではKyoto Jazz Massiveの沖野修也プロデュースの元、コロムビアより2006年元旦メジャー・デビュー。ブレイク直前のモデル藤井リナをカバー・アートに起用し、一躍、ジャパニーズ・ハウス・ムーブメ ントの立役者となる。
リミキサー/プロデューサーとしても、Kyoto Jazz Massive、吉澤はじめ 、Ananda Project、STUDIO APARTMENT、TOWA TEI、Gordon Chambersのリミックス、Herbie Hancock「処女航海」のカバー等、"カワサキ・ビート"と呼ばれる独特のリズムで次々と作品を手がけている。更に、サウンド・プロデュースを担当した楽曲、沖野修也の「SHINE」は、ヨーロッパで大きな成功を収めているレーベル、Defectedからリリースされている。
この4年間で、オリジナル、REMIX、コンピレーションへの楽曲ライセンスを含めると関連作品の総セールスは30万枚を越え、新世代ハウス・シーンを牽引する存在となる。最近では、DJ 3000、DJ GIGOLOといったテクノ/エレクトロ系のDJにもプレイされる等、カッティング・エッジな音楽シーンからも熱い注目を集めている。
現在、JJazz.Net SUNTORY"WHISKY MODE"、渋谷FM"The Room Radio"にてナビゲーターも務めている。