『生きてるものはいないのか』 石井岳龍監督 インタビュー
2012年3月6日 (火)


「よく漢字を間違われたので心機一転したかった。生まれ変わったつもりで映画に向いたい」と石井聰亙から「岳龍」と改名し、挑んだ長編最新作『生きてるものはいないのか』が待望の劇場公開中!本作は五反田団主宰の前田司郎氏の戯曲を原作に石井監督作では初と言っていいほどセリフと登場人物の多い「会話劇」。キャラクターの魅力が際立ち、さらに石井監督にしか成し得ない「映画体験」を堪能出来る作品に仕上がっている。キャスティングのこと、音楽のこと、生と死について・・・いろいろと伺ったが、お読み頂くとお分かり頂けるように石井監督はどんな状況でも「映画を作る」ということを本当に楽しんでいる。個人的には渋川清彦氏が超ツボでした☆が、みなさんはいかがでしょう?これはパンクか!?ただのギャグか!?ぜひ劇場の大きなスクリーンで浴びて頂きたい。 INTERVIEW and TEXT and PHOTO: 長澤玲美
たとえ次の瞬間に世界が滅ぶとしても、自分は同じことをやるんだろうなというつもりで生きて行ければいいなって。すぐ忘れちゃうんですけど(笑)。
- --- 『生きてるものはいないのか』がいよいよ2月18日から公開になりますが、長編映画としては『五条霊戦記 GOJOE』(2000年公開)以来になりますね。
石井岳龍(以下、石井) そうですね。短編といいますか、60分未満の作品は『ELECTRIC DRAGON 80000V』(01)とか『DEAD END RUN』(02)があるんですけど、あれはレイトショー公開とかでしたし、『鏡心・3Dサウンド完全版』(05)は6年前に撮った作品ですけど映画館では上映しなかったので、普通に公開される長編映画は12年ぶりになりますね。
- --- そんなに時間が経ったんだという印象があります。
石井 自分でも人から言われて「ああ!」って思いました(笑)。
- --- 改めて、長編映画を完成された今の心境はいかがですか?
石井 うーん、どうだろうなあ・・・いつもそうなんですけど、やろうとしてる企画は毎回あってそれが何かの理由で上手く行かなかったりするだけでそれはそれで撮った気分になってますから。公開に間が空いたっていうことに自分ではちょっとびっくりしてますけどね。
- --- 以前、ご取材させて頂いた際に「8年くらい試行錯誤を繰り返していて、今度世に新作を発表する時は今までになかったものを、さらにドラマ性の濃さをいろんな題材で追求している」とおっしゃっていて、本作は本当にその通りになっていると思うのですが、石井さんの今までの作品にはないあのセリフの多さ、「会話劇」です。
石井 登場人物も多いですしね。
- --- この新しい試みというのはやはり楽しいものでしたか?
石井 楽しかったですね。自分から「出たい」って言ってくれた方達をオーディションさせて頂いて、ある種、いろいろ突っ込んだことが出来てとってもおもしろかったですね。気持ちよかったです(笑)。
- --- オーディションでもそれぞれに「死ぬシーン」を演じてもらったりもされていたそうですが、あれだけセリフが多いというところもあり、演じている方達にも苦労は見られましたか?
石井 「非常に難しい芝居なのでそれが出来る人に来て下さい」と最初から言ってましたし、プラス、その上で基本的な映画の演技に関する私の意見、「こういう演技を試して欲しい」というようなことを言ったんで、それが難しい方、すんなり出来る方、いろいろでしたけれども、舞台や映画のベテランの方、映画は全く初めてっていう方、うちの大学(神戸芸術工科大学)の学生もいましたし(笑)、本当にバラバラなんですけれど、その中でいろんなアンサンブルが出来たかなって思いますね。でも今回は役に合わせて選んでいったので、俳優さんとしては素晴らしいし、一緒に仕事したいなって思う方もいたんですけど、どうしても役にハマらないというかね、同じようなキャラクターが2人いるとちょっと見分けが付かなくなるとかそういうことも考えて俳優さんを選んだのでその辺がちょっと残念ですね。
- --- ちょっと贅沢な悩みといいますか。
石井 そうですね。その辺は贅沢な悩みでしたね。
- --- 苦労されたところはありましたか?
石井 かなりスピーディーに撮ったので、それがおもしろいって言えばおもしろかったんですけど。
- --- 実際の撮影期間はどのくらいで?
石井 あんまり言いたくないんですけど(笑)、2週間で。しかも、だいたい夕方の4時とかには終わってましたから。その分お芝居は全部前もって入念にリハーサルして、野外で実際の光が変わる中で一発で芝居を決めるっていう緊張感もあったんですけど、前もって自分なりにかなり考えたことが本番の時に上手くいくかっていうのは非常にスリルといいますか、それはおもしろいところでもあり、非常にテンションが上がったところですね(笑)。今回は初めからそういう作り方をするって決めていたので、苦労したというよりはおもしろかったところですかね。
- --- セリフがたくさんある分、キャラクターの個性もすごく際立っていますよね。主演は染谷将太くんですが、(園子温監督作『ヒミズ』で第68回ベネチア国際映画祭の最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞)、石井さんは冨永昌敬監督の『パンドラの匣』で初めて染谷くんを知って、「久々にスクリーン映えのする、アップになって力のある俳優が出て来た」とおっしゃっていました。
石井 はい、まさにそう思いました。
- --- 逆に言いますと、彼のような俳優さんはなかなかいなかったですか?
石井 スケジュールの問題もあるんですけど、こっちの思っている方がなかなか見つからなかったんですよね。実際、染谷くんが演じたあのケイスケという役は25歳の設定なんですけど、染谷くんは当時18歳だったのかな?まだ高校生で(笑)。なので、染谷くんと仕事はしたかったけど、今回は役がないなあって思ってたんですけど、実際にあのイメージに合う方がやっぱり見つからなかったので、役の年齢を下げて設定を変えて染谷くんでもイケるように考えて最終的にお願いしました。やっぱり出てもらってよかったですね。
- --- それは特にどんなところでですか?
石井 まずそのクローズアップが映画に映えるということがこの映画にとって必要なことだったんですけど、プラス、映画に対する意欲といいますか、とても映画を好きな俳優さんで、若いのに(笑)。映画をとってもたくさん観てるし、映画の演技っていうことをすごく考えてるし。ということは作品について、作品の役について考えてるってことなんですけど、その辺の熱心さは群を抜いてると思いますね。
- --- 染谷くんは喫茶店員役を演じるにあたり、喫茶店で1日バイトもしたそうですね。
石井 そうみたいですね。たぶん役を頭でやろうとするんじゃなくて、肉体性、身体から入っていくタイプだと思うのでそれはとてもいいことだと思いますね。
- --- 今作のポスタービジュアルも染谷くんのクローズアップです。
石井 本当にね、まさにこういう表情が欲しかったんですよ(笑)。
- --- 若い子の目という感じではないですよね?
石井 そうですね。紛れもなく日本人の今の男の子だと思うんですけど、プラス、古風なといいますか、あんまり他には見ないようないい目をしてますよね。きりっとしてるっていうのかな。本人はすごくかわいらしい感じなんですけど(笑)、映画でクローズアップにするととっても強いものを感じる。しなやかだけど強いっていうのかな。そういう俳優さんが私は好きなので(笑)。
- --- そんな染谷くんとは対照的で、コウイチ役の渋川清彦さんが最高でした!(笑)。渋川さんの魅力が炸裂してましたよね?
石井 彼はかなり考えてあの役を演じてるんですよね。リハーサルの最初からめちゃくちゃおもしろくて、笑いすぎて冷静に見れないくらいおもしろかったんですけど(笑)。
- --- 変なネクタイをしていたりもして・・・(笑)。
石井 あれはね、神戸にロケしに来た時に渋川くんが自分で見つけに行ってて、「監督、こういうおもしろいもの見つけた!」とかって言って、ネクタイもいくつも見せてもらったんですよ。まあ、どれもおもしろかったんだけど、あれは抜群に。
- --- ヤシの木ですよね?(笑)。
石井 黄金のヤシの木!(笑)。
- --- ものすごく映画に映えてました(笑)。あの役と渋川さんの雰囲気にぴったりでしたし。
石井 喜びますよ(笑)。「やっぱり、坊主ですかねえ?監督」、「まあ、そうでしょうね」、「スーツですかねえ・・・いやあ、スーツ一着しか持ってないんすけど」とかって言って(笑)、髪型とか衣装までいろいろ計算してやってましたから。そういう設定を一緒に考えられたのはとっても楽しかったですね。
- --- あの独特なおもしろいセリフの間や動きも一緒に相談されたんですか?
石井 いや、彼なりの計算だと思いますよ。その辺はアンサンブルなんで調整しないといけないから間合いが合うかどうかは難しいと思うんですけど。
- --- ずっと観ていたかったです(笑)。
石井 最終的には編集で切ってますけど、実はかなりアドリブがあって相当おもしろかったですね(笑)。
- --- 原作のコウイチはああいう雰囲気ではないんですよね?
石井 舞台の記録ビデオを見せて頂いた限りはかなり年上の方でどっちかっていうとお父さんっていう感じだったんですけど、役を解釈するにあたり、セリフなどの事実から、「何で刑務所に入ったのか」とか、どういう人かっていうことを渋川くんと私とお互いに考えていろいろ工夫して、結構細かくやりましたね。
- --- さらに石井さんが講師をされている神戸芸術工科大学在学のサカナ博士役の津田翔志朗くんがいい味出てました(笑)。
石井 ありがとうございます(笑)。彼も喜びます。自分の中ではいつも見ててよく知ってるだけに、「おもしろい奴だな」とは思ってましたけど、サカナ博士っていう難しい役をやれるかどうかっていうのはちょっと半信半疑で心配だったんですよ。でも、存在感が圧倒的だし、オーディションでも他の並み居るおもしろい人達よりおもしろいって私だけの判断じゃなくみんなに言わしめて、お芝居もがんばってくれたので。でも、何と言ってもヤマさん役の村上(淳)くんがいろいろリードしてくれたんで、あのコンビネーションがおもしろかったですね。
- --- 渋川さんがいて、村上さんがいて、津田くんがいて・・・と、ああいう雰囲気の俳優さんを石井さんはやはりお好きなんだなあと思いました(笑)。
石井 そうですね(笑)。コラボレーションが大事だと思ってるんで、なるべくちょっと異分野の人とかがぶつかる方が何か新鮮なものが生まれるっていうことは確かに思ってますね。昔からそうですけど、例えばミュージシャンであるとか、舞台の人であるとか、生粋の映画の人であるとかね、そういう方達がコラボレーションする方がおもしろいっていう風に思ってますね。
- --- 本作はそれぞれのキャラクターも楽しませて頂いたので、これから観る方にもぜひ堪能して頂きたいと思いました。
石井 鏡のような映画だと思うのでいろんな意見を聞くんですけど、「ああ、この方はこういう風に世界を見てるんだな」っていう感じが分かったり、いろんな解釈を聞くことでどちらかというとそれは私の方が楽しいというか。こちらとしてはお金を払った分は楽しんで頂きたいっていうのと、「これでしか観れないものを観た」、「映画でしか感じられないものを体験した」って思って頂いて、何かを持ち帰って頂ければうれしいですね。私はそういう映画が好きなので、それがこちらとしての理想ですし、そういうものを提供出来たら大変幸せですけどね。
- --- 今のお話にもつながると思うんですが、以前、「大衆映画と芸術の中間をやりたい。でもそれは難しい」とおっしゃっていて、本作のように会話劇でドラマ性を持たせつつも、映画の中で「魅せる」石井さんの画というのが印象的でもありました。あの遊びのあるカット割やダイナミックな美しいラストシーンなどは映画こその表現だと思いますし、本作でのああいった画への思いやこだわりもぜひお聞かせ頂きたいのですが。
石井 原作(劇団「五反田団」 前田司郎によるもの)が戯曲でとってもよく出来たものだったし、テーマにもすごく共感したんですよね。自分と同じようなことを考えてる人がこんなにおもしろい戯曲を書いて脚本もやってくれてると。まずそれがあったんで、エンタテイメント性はそれをちゃんとこなせる俳優さんがいてそこをきっちりやれれば出来るんだってことがありました。プラス、やっぱり映画にするんだから、映画ならではの体験、それプラス、自分が得意なことといいますか、私がやるからにはこうということを踏まえた上でみなさんにどうやったら一番伝わるか、映画の適切なテンポといいますか、観やすいように、なおかつ大事なことは失わないようにっていうことでそれは楽しい作業でしたね。そこについては自分が持てる力をかなりフル動員してるっていう感じですけど。
- --- 観ていて次に何が起こるか分からないような演出もあり、カット割も新鮮でおもしろかったです。
石井 ありがとうございます。群像劇なので一人一人の個性をきっちり出していくことと物語を前に前に退屈しないように進めるっていうことですね。だけど、何が起こってるかはきっちり伝えていかなきゃいけない。いろんなことがあると思います。それと的確なテンポを出すっていうことと、映画ならではの空間設計をするっていうことの両立が自分にとってとてもおもしろいですね。で、それはじわじわ効いてくるといいますか。そして、ラストに向かってある種の体験をしてもらうっていう、映画監督としての計算、表現といいますか。自分が出過ぎてもダメだろうし、かと言ってきちんと組み立てていかないことにはばらばらになって伝わらない。それでは表現として力がないと思ったので、そこのバランスを常に何度も何度も組み立て直して。それがとってもおもしろかったですけどね。実は絵コンテとかも書いてるんですけど、俳優さんの演技のおもしろさっていうこともあるし、それを活かした上での空間設計っていうこともあって現場では使わなかったりして。あるいはお芝居の長さからすると退屈するかなっていうところはカットをわりと割ったりとか、その辺は編集の段階でも音を付ける段階でもその都度もう1回作品を捉え直すといいますか。自分が制作に関わってますからそういうところがちゃんと出来ましたし、仕上げには十分な時間が取れましたね。
- --- 石井さんの作品を昔から観ている方もうれしい演出だと思います。
石井 それはありがたいですね。
- --- また音楽の使い方も印象的でした。例えば、ナナ役の高橋真唯(まい)さんがヘッドフォン、ミキ役の田中こなつさんがイヤーフォンを付けると音楽によって彼女達の世界が変わって見えているような演出が好きでした。
石井 田中こなつさんの演じたミキ、彼女のうしろ姿から始めたかったんですね、この映画は。あとはそこでは音楽を聴いてるっていうのは田中さんが考えたミキ像からアイデアをもらいました。
- --- Main Theme Guitarを田渕ひさ子さんが、さらに主題歌も田渕さんのバンドtoddle(トドル)ですが、彼女の音楽をぶつけた理由というのは?
石井 最初は映画音楽のギターで田渕さんに参加してもらったんです。田渕さんのギターはカッティングとかはかなり力強いんですけど、プラス、女性的な感じを感じるんですよね。あるいは母性を感じるというか、激しい中にも。透明感がすごくありますし。で、このラストとかでも時々鳴るギターっていうのを「ぜひやってもらいたい」って言ったら快諾して頂いて。映画を撮った時は実はブッチャーズ(bloodthirsty butchers)しか知らなくて、toddleってバンドの存在を知らなかったんですけど、担当の方か誰かにCDを渡されたのかな?そこで初めてtoddleの存在を知って、聴いたらすごくよくて。
- --- ブッチャーズよりよかったですか?(笑)。
石井 いや、それを言っちゃいけない!(笑)。ブッチャーズもいいです。ただ確かにブッチャーズの中でも2人でデュエットしてる曲がすごい好きなんですよね、「NO ALBUM 無題」ってアルバムに入ってる「curve」って曲が。本当はそれを主題歌にお願いしようかなって思ってたんですけど、女性一人の声、田渕さんの声だけの方がいいんじゃないかなっていうのと冒頭のシーンが女性の背中から始まってるし、より透明感が出るかなっていうのがあって、使わせて頂けないかっていうお話になりましたね。この映画にぴったりな歌詞もありましたし。
- --- そのぴったりな歌詞というのは?
石井 「chase it」の歌詞なんですけど、「やみこくなる」って言ってるのかな?すごく明るく(笑)。女の子の気持ちで歌ってるんですよね。わりとヘヴィーなことを明るく楽しく、すって入ってくるんですよ。で、気分も高揚するし。激しいロックなはずなのにすごい透明感があって、違うところに持っていかれるっていうのがこの映画の言わんとしてるところとちょっと似てるかなあって思ったので。それを補助して言ってもらえたらお客さんもこの世界に入りやすいかなっていう感じでしたね。名曲だと思います。
- --- 震災以降、「生と死」について個人がより強く考えるようになっている中、本作は『生きてるものはいないのか』というタイトルであり、「生と死」についての映画でもありますが、石井さんは「なぜ死んじゃうんですか?」とキャストに聞かれた時に「理由はない。いつ、“最期”が来るかは誰にも分からない。死ぬのも生まれるのと同じで自分では選べない。不条理。それは平等にやってくる」と答えられています。
石井 そうですね。平等だっていうことだと思いますね。
- --- 震災後に脚本を変更するというような作業は実際にありましたか?
石井 いや、それはなかったですね。もうほとんど出来てたんでどうしようもなかった。だから、公開についてはみんなで考えようっていうのはあって、今の時期に公開になったんですけど。映画はそういう意図で作ったわけでは全くないし、たまたまそうなったんですけど、変な刺激をするのはいけない、やっぱり申し訳ないだろうと思いまして。まあ、出来ちゃってましたんでね(笑)、もう逃げ隠れ出来ないっていうか。
- --- 石井さんが思う、「どう死にたい」や「どういう最期がいい」というのはありますか?
石井 いや、結局ね、たとえ次の瞬間に世界が滅ぶとしても、自分は同じことをやるんだろうなというつもりで生きて行ければいいなって。すぐ忘れちゃうんですけど(笑)、そのことを人事じゃなくて自分のこととして生きないとダメだなということは頭では分かってるんですけど、なかなかそのことが実践出来ない自分が悲しいなあって思いますけどね(笑)。つい怠けたりとか、こんなことをしてる場合じゃないのについしちゃったりとか、本当に動じない瞬間瞬間を大事に出来る人間に早くなりたいなって思いますけどなかなか難しい。とってもいい表現を見た時とか何かに感動した時とかすごい大事な人の死に出合ったりとか天災があったりとかそういう時にはね、本当に厳粛な気持ちになれるんですけど、悲しいことにすぐ忘れちゃうから、常に自分のこととしてどっかで捉えるようにして次の瞬間の選択を間違えないようにしたいなあと自分に言い聞かせてます(笑)。今まで数々の失敗をしてきてるので、「もう失敗してる場合じゃないぞ」と自分に言い聞かせてます。
- --- 本日はありがとうございました。
石井 ありがとうございました。
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※染谷将太 1992年9月3日生まれ。『STACY ステーシー』(01)でデビュー。『パンドラの匣』(09)で長編映画初主演。石井裕也監督『あぜ道のダンディ』(11)、青山真治監督『東京公園』(11)など映画・TVドラマを中心に活躍。2011年、第68回ヴェネツィア国際映画祭に出品された園子温監督『ヒミズ』(12)では最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した。
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※渋川清彦 1974年7月2日生まれ。KEEとして、ファッション誌などで活躍。98年に豊田利晃監督『ポルノスター』で映画デビュー。06年に現在の名前に改名。豊田利晃監督『蘇りの血』(09)、中村義洋監督『ゴールデンスランバー』(10)、三浦大輔監督『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(10)などに出演。若松孝二監督『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(12)の公開が控える。
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※村上淳 1973年7月23日生まれ。93年に橋本以蔵監督『ぷるぷる天使的休日』で映画デビュー。その後も映画を中心に活躍。近作に平山秀幸監督『必死剣鳥刺し』(10)、瀬々敬久監督『ヘヴンズストーリー』(10)、廣木隆一監督『軽蔑』(11)などがある。園子温監督『ヒミズ』(12)、ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』(12)の公開が控える。
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※前田司郎 劇作家、演出家、俳優、小説家。五反田団主宰。 1977年東京都品川区五反田出身。1997年、劇団「五反田団」を旗揚げする。2004年、「家が遠い」で京都芸術センター舞台芸術賞受賞。2005年、「愛でもない青春でもない旅立たない」で小説家デビュー。同作品は第26回野間文芸新人賞候補にもなる。2007年、小説「グレート生活アドベンチャー」で第137回芥川龍之介賞候補。2008年、戯曲「生きてるものはいないのか」で第52回岸田國士戯曲賞受賞。2009年、小説「夏の水の半魚人」で第22回三島由紀夫賞受賞。2011年、脚本を執筆したTVドラマ「迷子」(NHK)でギャラクシー賞受賞。原作・脚本を担当した本田隆一監督『大木家の楽しい旅行 新婚地獄篇』(11)が公開。
※高橋真唯 1984年2月23日生まれ。テレビ、映画と幅広く出演。主な出演映画作品に三池崇史監督『妖怪大戦争』(05)、矢崎仁司監督『ストロベリーショートケイクス』(06)、松尾スズキ監督『クワイエットルームにようこそ』(07)、中村義洋監督『フィッシュストーリー』(08)等。また、蜷川幸雄演出「コースト・オブ・ユートピア」等、舞台へも出演している。
※田中こなつ 1988年9月16日生まれ。雑誌「ピチレモン」の専属モデルとして活躍、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」で女優本格デビュー。「なぜ君は絶望と闘えたのか」(WOWOW)、「美咲ナンバーワン!!」(NTV)、「謎解きはディナーのあとで」(CX)など人気ドラマに出演。CM出演も「キリンFREE」、「メントス」、「ダイワハウスD−room」など多数。
※田渕ひさ子 1995年にバンド“ナンバーガール”に加入、ギターパートを担当。2000年、椎名林檎によるバンド“発育ステータス”にギターで参加。他にも数多くのアーティストの作品でもギターをはじめアレンジャーとして参加。“ナンバーガール”解散後はバンド“toddle”を結成し、ボーカルとギターを担当。現在はbloodthirsty butchers”、および“LAMA”に在籍。

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© DRAGON MOUNTAIN LLC.
『生きてるものはいないのか』 2012年2月18日(土)より、ユーロスペース他、全国順次公開!初日舞台挨拶決定!
■2月18日(土) 15:20上映後、18:15上映前の2回
■登壇者 ※登壇者は予告なく変更になる可能性がございます。ご了承下さい。
石井岳龍監督、染谷将太、白石廿日、飯田あさと、池永亜美、札内幸太、長谷部恵介、羽染達也、青木英李、田中こなつ、渋川清彦、津田翔志朗、芹澤興人、杉浦千鶴子、村上淳

監督:石井岳龍
原作・脚本:前田司郎
Main Theme Guitar Played:田渕ひさ子
出演:染谷将太、高梨臨、白石廿日、飯田あさと、高橋真唯、田島ゆみか、池永亜美、札内幸太、長谷部恵介、師岡広明、羽染達也、青木英李、田中こなつ、渋川清彦、津田翔志朗、芹澤興人、杉浦千鶴子、村上淳
2011年/日本/ビスタ/HD/113分/5.1ch ステレオ
© DRAGON MOUNTAIN LLC.
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- 生きてるものはいないのか
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- 前田司郎: 生きてるものはいないのか
- 2008年04月
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石井岳龍
1957年福岡県出身。日本大学芸術学部入学後8mm映画『高校大パニック』でデビュー、『狂い咲きサンダーロード』(80)、『爆裂都市Burst City』(82)で熱狂的な支持層を得て、ジャパニーズ・ニューウェイブの急先鋒となる。また84年に発表した『逆噴射家族』がイタリアの第8回サルソ映画祭グランプリを受賞。海外からリメイクのオファーを受けるなど、国内のみならず海外でも、その斬新で前衛的なアクションが高い評価を集めた。その後『エンジェル・ダスト』(94・バーミンガム映画祭グランプリ)、『水の中の八月』(95)、『ユメノ銀河』(97・オスロ映画祭グランプリ)と作品を次々と発表し、2000年に時代劇大作『五条霊戦記 GOJOE』(00)、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(01)など、スピード感溢れ疾走する映像で観客を圧倒し、今までの映画のジャンルを超越したハイパーエキサイトメントとして多くの人を魅了した。また教鞭を取る神戸芸術工科大学の学生たちと共に、3Dや様々なメディアでの先端的な映像作品の創出に励んでいる。
石井岳龍監督フィルモグラフィー
・『高校大パニック』(1976) 出演:梅津正信、中村ジョー
・『1/880000の孤独』(1977) 出演:入戸野誠、山崎いずみ
・『突撃!博多愚連隊』(1978) 出演:志水正義、泉谷しげる
・『狂い咲きサンダーロード』(1980) 出演:山田辰夫、小林稔侍
・『シャッフル』(1981) 出演:中島陽典、森達也、室井滋
・『爆裂都市 BURST CITY』(1982) 出演:陣内孝則、大江慎也、町田康、泉谷しげる、戸井十月
・『アジアの逆襲』(1983) 出演:有薗芳紀、HIRO、ヒデ丸、竹ノ内淳
・『逆噴射家族』(1984) 出演:小林克也、倍賞美津子、工藤夕貴、植木等
・『半分人間1/2Mench』(1985) 出演:アインシュツルツェンデ・ノイバウテン、白虎社
・『THE MASTER OF SHIATSU 指圧王者』(1989) 出演:浪越徳次郎
・『TOKYO BLOOD』(1993) 出演:山田辰夫、田口トモロヲ、松尾スズキ
・『エンジェル・ダスト』(1994) 出演:南果歩、若松武、豊川悦司
・『水の中の八月』(1995) 出演:小峯麗奈、青木伸輔、宝井誠明、松尾れい子
・『ユメノ銀河』(1997) 出演:小峯麗奈、浅野忠信、京野ことみ
・『五条霊戦記 GOJOE』(2000) 出演:浅野忠信、永瀬正敏、隆大介
- 関連サイト(内部&外部サイト)