【インタビュー】Suck a Stew Dry

シノヤマ　 ギターボーカルシノヤマ、ギターキクチ、ギターフセ、ベースモウリ、ドラムチカの 五人組ロックバンド、Suck a Stew Dryです。 2010年5月18日に新宿MARZで初ライブ。 2011年11月16日リリースの「人間遊び」がデビュー作です。

シノヤマ　 良い悪い、というより面白いアルバムだと思います。 客観的には、あまり聞いたことのない感じのアルバムというか。 他人にとって、どうかはわかりませんけど。

シノヤマ　 バンド名の候補をたくさん考えて、その中でも音の響きと字面が良いということで、 Suck a Stew Dryになりました。 Suck a Stew Dryという言葉自体は、僕が辞書を眺めていたら「suck a orange dry」 →「オレンジをすする」という言葉を見つけて、 orangeの部分をstew(日本語の発音で言うとシチュー)に変えてみたという所からの発 想です。

シノヤマ　 歌詞は、メロディを書きながら作ることもありますし、歌詞だけがぽんっと急に頭に 浮かぶこともあります。 基本的には、日常のストレス的なものからインスピレーションを受けていきなり浮か ぶことが多いです。 歌詞でストレス発散しているみたいな部分もあります。これ曲にしてやろう、みたい な。

シノヤマ　 どちらが先のパターンもあります。 最近は両方同時に浮かぶパターンも結構多いかもしれません。 例えば「距離感の部屋」は出だしのメロディと歌詞がほぼ同時に出てきました。 「二時二分」は確かメロディが先だったのですが、メロディが出来てからすぐに歌詞 も出てきました。 個人的には歌詞からの方が得意だと思っているのですが、今回の作品は歌詞が先のも のは少ないかも。

キクチ　 バンドを組んでみたら、ギターを弾ける人がたまたま３人だった、という感じ。

シノヤマ　 「あえて〜」という言われ方をすることが多いのですが、あえて３人にしたのではな くて、 バンドやるかーってやり出したらギターが３人だった。 音楽性のためとか、そういうので３ギターというわけじゃないですね。

フセ　 ３本ギターがあるので、アレンジは入念にやりました。

シノヤマ　 レコーディング自体は、全体的に演奏技術的な面で苦労したと思います。 歌もそうですし。あとは、凄く眠くて辛かったです。 さらっと何も考えずに聞くとポップアルバムで、 歌詞を少し気にして聴くとまた違う雰囲気に感じる、みたいな聴き方がいいのでしょ うか。

シノヤマ　 全員好きな音楽もアーティストもバラバラなので、 (シノヤマ-フォーク・シューゲイザーetc/キクチ-ダブ・ハードロックetc/フセ-V 系・J-ROCKetc/モウリ-ボーカロイドetc/イタバシ-ロックンロールetc) Suck a Stew Dryの５人として考えてしまうと、ないです。 アーティストではないですが、しいていうならば、５人が同じ大学で同じ軽音サーク ルだった、それだけな気がします。 何というか、何かを目指すみたいな感じではなく、 サークルの延長で５人で何か面白いことやろうぜってやり始めたのがこのバンドだっ た。

モウリ　 僕はHMVでバイトをしていたことがあるので、 HMVのお客さんには是非チェックして欲しいなと思います。 何か分からない時はお店で店員さんに聞いてみて下さい！