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ポリーニのショパン:エチュード初出!

2011年9月29日 (木)

ショパン:エチュード
マウリツィオ・ポリーニ
1960年のEMI録音が初登場!


ショパン・コンクール優勝の年に録音されたポリーニ18歳の感性!
世界初発売 日本語解説付き

1960年、弱冠18歳にして第6回ショパンコンクールを満場一致で完全制覇したポリーニ。その時、審査委員長を務めていたアルトゥール・ルービンシュタインが、「彼は我々審査員の誰よりも上手い」と絶賛したのは有名です。その直後にポリーニはEMIと契約を結び、ショパン:ピアノ協奏曲第1番をリリースし大絶賛を博しました。
 その後約10年近く、表だった演奏活動から遠ざかり、1971年に活動再開とされていましたが、実はショパン・コンクール優勝の年、なんと、ショパンの練習曲集をEMIに録音していたのでした。この若き日の録音はお蔵入りになったまま、その後ポリーニがDGと契約を結び、同曲の新録音を1972年に行い、このDGでの新録音が大ヒットとなったため、かつての録音は今日まで50年以上も埋もれていたのでした。
 LP発売時のタスキに「これ以上何をお望みですか?」という吉田秀和氏の言葉が記載された72年のDG録音とはまた違い、今回リリースされるものはポリーニ18歳のみずみずしい感性溢れる録音です。DG盤とは全く異なる音作りは非常に興味深く、ポリーニ・ファンならずとも、音楽ファン必聴の一枚です。(ユニバーサルIMS)

【日本語解説書より抜粋】
...ショパン・コンクールでの優勝の直後、EMIはポリーニとの専属契約の締結を試みた。この任務にあたったのはジャック・レイザーというアメリカ人のピアノ通で、当時パテ・マルコーニと呼ばれていたフランスEMIで働いていた人物である。ポリーニはEMIに行くことを了承した。そして、驚くほど早くに録音が決定した。ショパン・コンクールからわずか1カ月後の1960年4月、EMIのアビー・ロード・スタジオで協奏曲のセッションが行われた。プロデューサーはピーター・アンドリーで、この時のことを著書「レコーディング・スタジオの内側Inside the Recording Studio (Scarecrow Press, 2008)」の中で述懐している。
 ポリーニはショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調のレコーディングに挑んだ。バックはポーランド出身の指揮者ポール・クレツキ率いるフィルハーモニア管弦楽団だった。クレツキはすばらしい音楽家であり伴奏指揮者でもあった。若い芸術家が必要とする共感や音調、なにより豊富な経験からのサポートが非常に上手かった。クレツキとポリーニは極めて相性がよく、リハーサルもレコーディングも驚くほど短い時間で終了した。 
 ピーター・アンドリーの未亡人は、当時アンドリーの秘書としてEMIに勤めていた。彼女はポリーニが協奏曲を録音するためにロンドンに到着した時のことを鮮明に覚えている。ポリーニは英語を話さないので、イタリア語の素養があった彼女がセッション時、通訳もした。といっても、ポリーニはあまり話さなかった。この繊細な若者は独自の世界に生き、メジャー・デビューを果たし世界的キャリアを築いていく準備が整っているようには見えなかった。実際この危惧は現実となった。ポリーニ自身も最近のインタビューでこのことを認めている。この録音のリリースは大成功を収め、多くの評論家はこぞって賞賛した。すぐに、同曲の決定盤となり、現在においてもEMIの主要なカタログである。
 続くプロジェクトは、EMIにショパンの練習曲を録音することだった。セッションはアビー・ロードで60年9月に行われることに決まった。プロデューサーは、今回もピーター・アンドリーで、後に以下のように語っている。
 録音の際、ポリーニがショパン・エチュードを弾くのをはじめて聴いたが、それは天地がひっくりかえるほどの衝撃だった。珠のような音がグランド・ピアノから次々に溢れだしてくるのである。これこそがまさに究極のピアニズムだと思った。その時私は、完璧とはどういうものか知ったのである。ポリーニはこれらの難曲をなんの努力もなしに弾きこなしているようにみえた。この時のことは、私の人生の中で最高の音楽的経験として忘れることはできない。
 しかしその直後、ポリーニの中で何かが変わった。ショパン・エチュードの完成版に特別な理由もなく、発売許可を与えなかったのである。この許諾確認作業は、EMI側の善意による形式的なものだったにもかかわらず。そして時間とともに、ますます内向的になりほとんど隠遁するようになっていった。ショパン・コンクールの後、自信を喪失して神経質になり、度重なるキャンセルの要因となったと考えられてきた。実際、コンサートはほとんど行われず、その後の10年活動を再開しようとはしなかった...

...ピーター・アンドリーはショパン・エチュードの許諾は60年代が終わるまで保留されたままだろうと思っていた。―アンドリーはこの録音を「再録よりずっと直観的でより音楽的」と言っている−なぜなら、ポリーニはすでにDGとの契約交渉に入っていたし、その契約にはショパンの練習曲の再録音が含まれていたからだ。しかし、再録音の計画が1960年9月の録音のリリースを許可しなかった理由だとはされていない。
 奥深いアコースティックな響きが魅力のアビー・ロードの第3スタジオで録音されたEMI盤は、ピアノ本来の透明感のある響きで、若き天才ポリーニの繊細で作品と共鳴するかのような激情を聴くことができる。これに対し、10年以上後に録音されたDG盤では、より円熟したポリーニの堂々とした雄大さのある演奏が、リバーブが多いスタジオで録音されている。このふたつの録音は、まったくもって対照的と言える。(C) Tony Locantro, 2011 訳:小林茂樹

【収録情報】
ショパン:
・練習曲集 op.10
・練習曲集 op.25

 マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)

 録音時期:1960年9月
 録音場所:ロンドン、アビーロード・スタジオ
 録音方式:ステレオ(セッション)
 原盤:EMI
 CDは国内プレスとなります。
※表示のポイント倍率は、
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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練習曲集 ポリーニ(1960)

CD 輸入盤

練習曲集 ポリーニ(1960)

ショパン (1810-1849)

ユーザー評価 : 4.5点 (8件のレビュー) ★★★★★

価格(税込) : ¥2,484
会員価格(税込) : ¥2,161

発売日:2011年11月01日

  • 販売終了

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