【特集】 Rallye Label

2011年9月2日 (金)

【特集】 Rallye Label

どちらかと言うと、海外アーティストの良質リリースで高い評価と信頼を得ているRallye Label。POP/ROCK/DANCE/ELECTRONICA/DANCE...ジャンルではなくある種の匂いで音楽を紹介しているLABELです。邦楽リスナーにはあまり馴染みがないかもしれませんが、直近ではHMV ONLINEでも特集した宮内優里や、ONE DAY DIARY、Concertなど素晴らしい国内の才能も紹介しています。そんな気になるレーベル、Rallye Labelに今回はスポットライトを当てたいと思います。

レーベルオーナーである近越文紀さんにいくつか質問をしてみました。またこれまでリリースした邦楽タイトルがどのような作品なのか、オススメレビューも頂きましたので、最後までじっくりとお楽しみ下さい。
1枚お気に入りを見つけたら、ついつい他のCDにも興味が出てしまうレーベルですのでご用心です。

【インタビュー】 Rallye Labelオーナー 近越文紀さん

--- Rallye Labelはいつ頃から、どのようなコンセプトでスタートしたレーベルなのでしょうか?
2002年に始めました。始めた当初はここまで続くとは思ってもみなかったので、明確なコンセプトは何もありませんでした。今も確固としたコンセプトがあるわけではありませんが、やはり自分がその時いいと思う音楽を、そしてその音楽に物語を感じるものをリリースすることを心がけています。

--- レーベル名Rallyeには、どのような意味が込められているのでしょうか?
1999年に同名のお店を始めたので、そのお店と同じ名前にしました。名前自体には特に意味はありません。

--- 洋邦共に、既に多数の作品をリリースされていますが、どのような基準でアーティスト・作品をリリースしているのでしょう?
特に基準はなくて、その時によいと思ったものをリリースしています。ただ、その際に時代性みたいなものは多少意識しています。

--- 金沢に事務所を構えていますが、その土地から発信する事にこだわりがあるのでしょうか?
特にはありませんが、煩わしい情報や無駄なノイズがなくてマイペースにレーベルを運営出来るので気に入っています。

--- 今後どのようなレーベルにしていきたいですか?
友達のような、恋人のような、家族のような、聴く人の傍にそっと寄り添うような作品をリリースしていきたいです。

Rallye Label : http://www.rallye-label.com/
Rallye ショップ : http://www.rallye-kanazawa.com/shop/about.html

【レビュー】 Rallye Label 邦楽タイトル text by 近越文紀(Rallye Labelオーナー)

one day diary 『fever or ambulance』 one day diary
一年に一枚のペースでアルバムをリリースしてきたワンデイが制作に約3年を費やし完成させた4thアルバム。クラブ・ミュージックを通過したビート/トラックメイクと景色の見えるメロディを最も理想的な形でサウンドに昇華させたアルバム。そういった意味ではワンデイの新しいデビュー作といっても過言ではない傑作。
【HMVオリジナル特典】
MUSIC VIDEO「C'est La Vie, Ob-La-Da」DVD-R
concert 『concours』 concert
スライド映写機や映像と演奏を同期させたスタイルのライヴ活動を行う3人組のデビュー作。日本語詞による普遍性を持ったメランコリックな楽曲あり、ユニークなコード進行や展開が楽しいインスト曲あり、USインディとも共鳴するようなギターナンバーあり、とにかくバラエティに富み、そして非常にモダンなアルバム。
【HMV ONLINE / MOBILE オリジナル特典】
MUSIC VIDEO「とある町のとあるパレード」DVD-R
one day diary 『telepathy』 one day diary
レーベルメイトである宮内優里をフィーチャーした楽曲を収録した3rdアルバム。日本でも人気のUKバンド、KyteやA Red Season Shadeといった海外アーティストのリミックスを手掛けるなど幅広い活動がサウンドにも反映され、躍動感に満ちた1枚。
宮内優里 『ワーキングホリデー』 宮内優里
初期3部作を経て、宮内自身が最も理想とする音楽表現が出来た自他ともに認める現時点での最高傑作。高橋幸宏、原田知世、星野源を始め豪華なゲストを迎えながらも宮内らしさを存分に発揮した理想的なコラボ曲を多数収録。
one day diary 『com.4_table』 one day diary
デビュー作から定評のあったメロディの良さに更なる磨きをかけた結果、歌ものエレクトロニカから"うた(歌)"そのものへと大きくサウンドを進化/深化させた2ndアルバム。それは”景色の見えるようなメロディ”とでも形容したくなるような特別なサウンドです。
miyauchi yuri 『toparch』 miyauchi yuri
初めてヴォーカル曲に挑戦し、”エレクトロニカ”という枠を超えて”ポップミュージック”として大きく飛躍を遂げた3rdアルバム。”miyauchi yuri”名義での初期3部作の終焉を飾るにふさわしい傑作。
one day diary 『fantastic laboratory』 one day diary
名古屋在住の2組ユニットによるデビュー作。「音楽には全て背景があり、流れていて風景が思い浮かべられるような音楽。そして、聴くときの気分を選ばない普遍的な、決して耳障りでなく心地よく眠れてしまう様なものをつくりたい」という本人たちの想いをそのままパッケージングしたような至福のメロディに溢れたアルバム。
miyauchi yuri 『farcus』 miyauchi yuri
宮内優里くんの2ndアルバム。デビュー作が音の心地よさに特化した所謂”エレクトロニカ”的なアルバムだったのに続き、今作ではそれをより追求しつつも同時に”ポップミュージック”的なメロディの良さが顕著になった1枚。
 
number0 『chroma』 number0
デビューEPから3年もの歳月をかけて完成した初のフル・アルバム。ポストロック/エレクトロニカではなく、”number0”というジャンルともいうべきオリジナリティと真摯で深遠、静謐で大胆な唯一無二のサウンドを確立。
miyauchi yuri 『parcage』 miyauchi yuri
宮内優里くんのデビューアルバム。繊細なアコースティックギターと心地よい電子音という”宮内節”は既にこの時点で確立。海外サイトでは"エレクトロニカ世代のアントニオ・カルロス・ジョビン"とも評された記念すべき1枚。
number0 『cero』 number0
シガーロスやムーム、アルバムリーフといった海外のバンドともリンクする高い音楽性、楽器に縛られない自由なアレンジとパフォーマンス、映像を使ったステージ演出が話題の4人組。そのデビューEP。個人的に非常に思い入れのある「round round」、「dr.insomnia」といった名曲を収録。
gutevolk 『太陽のシャンデリア』 gutevolk
矢野顕子、細野晴臣、高木正勝など数多くのアーティストを魅了し、世界中から高い評価を受ける西山豊乃のソロ・ユニット=Gutevolk。伊勢丹クリスマスキャンペーンソング「woder eden」を収録した約3年ぶり、Rallye Labelへの移籍第一弾となる待望のニューアルバムにして、過去最高傑作(本人談)アルバム。
lullatone 『song in that spin circle』 lullatone
聴く人々を心地よい眠りへと誘う、名古屋在住の夫婦ユニット=ララトーンの最新ララバイ(子守唄)コレクション。もともとは彼らに生まれた息子の為に作られたアルバムで、まるでメリーゴーランドのようなメロディは赤ちゃんにとって(そして勿論大人にとっても)、これ以上ないパーフェクトなベッドタイムBGM。
ghq 『grahambread quicklunch』 ghq
Quinka, with a Yawn、Plectrum、残像カフェなど多彩なゲストを迎えたライブイベント”Give me Chocolate”を主催し、都内を中心に積極的にライブ活動を行う4人組。"80年代UKロックを文学的な日本語詞に翻案して奏でたようなサウンド"と高く評価されたデビュー作から3年を経てリリースされた2nd。
特集 宮内優里