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橋本徹の『ムーンライト・セレナーデ』全曲解説

2011年7月7日 (木)


橋本徹の『ムーンライト・セレナーデ』全曲解説



 
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 『Moonlight Serenade For Star-Crossed Lovers』
 Apres-midi Records RCIP0161 2011年7月10日発売予定
 
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すべてのロマンティストに捧ぐ「星空で拾った音楽」! 橋本徹(サバービア)が監修するレーベル「アプレミディ・レコーズ」から、この夏の最新コンピレイションは、「月と星と夜空に思いを馳せる音楽」を集めた、切ない恋人たちに捧ぐ永遠の調べ。入手困難な人気曲の名カヴァーを多数収録した、夏の夜のための極上のムーンライト・セレナーデ!







 『音楽のある風景』シリーズ、『チルアウト・メロウ・ビーツ』、『素晴らしきメランコリーの世界』の「ピアノ編」「ギター編」、『サロン・ジャズ・ヴォーカル』の「食卓編」「寝室編」、そして先日発売され大好評なUSENの大人気チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」の10周年記念作品『Haven't We Met?』と、常に良質なコンピレイションを発表し続けている橋本徹さん監修の「アプレミディ・レコーズ」より、“月と星と夜空”をテーマにした新作コンピが登場です。橋本さん監修のディスクガイド『Jazz Supreme』の“Moonage Spacy Rendez-Vous”の項で、「月をテーマにした音楽になぜか惹かれてしまう……」と書かれていたように、今までも橋本さんが選曲したコンピにはそういったテーマを時折感じることができました。特に近年の『ジャズ・シュプリーム』シリーズや、『チルアウト・メロウ・ビーツ』は心鎮めるために夜に聴きたい作品でもありましたが、今回の『ムーンライト・セレナーデ・フォー・スタークロスト・ラヴァーズ』は、『素晴らしきメランコリーの世界』と『サロン・ジャズ・ヴォーカル』の中間をいくような、メランコリックでありながら、静かに幸福感を誘うロマンティックな夏の夜に相応しい内容だと思います。そしてサバービア・マニアな方は、ヴィンテージ・ハワイアンの名作を収録した『Moonlight Serenade Of Heavenly Islands』とチェット・ベイカーの晩年期を記録した『Chet Baker Supreme〜Moonlight In Copenhagen』、それに『Jet Stream〜Summer Flight』なども一緒にライブラリーに並べることをお忘れなく!

(HMV商品部ワールド&ジャズ担当 山本勇樹)



* 楽曲レヴュー:黒字→橋本徹 青字→山本勇樹


01. Moon River / Gisle Borge Styve
映画「ティファニーで朝食を」でヘンリー・マンシーニがオードリー・ヘプバーンに贈った「Moon River」。最近いちばん気に入っている、ノルウェイの男性ジャズ・ヴォーカル・ヴァージョンで、このコンピレイションを始めることにしました。初めて聴いたときの、宝石のようなピアノに素晴らしい口笛が重なった瞬間の感激を忘れることはできません。“マイ・ハックルベリー・フレンド”というフレーズが昔から好きでした。同じ曲を男女のヴォーカルで続けて、というオープニングの流れは、1ダースの名曲を男女交互に24トラック、という当初考えていた曲順構成の名残で、それはもちろんバッハの「平均律クラヴィーア曲集」にインスパイアされたものでしたが(村上春樹「1Q84」もそうですね)、80分それで貫くと、コンセプト先行であまりリスナー・フレンドリーではないかな、と踏みとどまったというわけです。


02. Moon River / Janet Seidel
1曲目に続いて、次はオーストラリアの女性ジャズ・ヴォーカリスト、ジャネット・サイデルの「Moon River」です。彼女はノスタルジックな印象が強いヴォーカリストでもあるので、こういう古い名スタンダードが本当にハマりますね。ウクレレとの相性の良さでも知られていますが、ここではウィリアム・ギャリソンのハーモニカの音が哀愁を漂わせ、メランコリックな冒頭2曲で早くも涙腺が緩んでしまいます(笑)。ちなみにジャネットは『マナクーラの月』という素晴らしいハワイアン・ジャズの傑作も残していますね。橋本さんは、エヴァ・コルテス、マルシア・ロペス、ダイアナ・パントンの「Moon River」も、選曲候補に挙げていたようです。


03. When You Wish Upon A Star / Greetje Kauffeld
ディズニー作品「ピノキオ」の挿入歌「星に願いを」は、かつて「Suburbia Suite; Evergreen Review」に美しいジャケットを掲載し、DJでもよくかけていた、僕にとっては懐かしいオランダのフリーチャ・カウフェルトを選びました。グルーヴィーでコケティッシュなこのヴァージョンに軍配を上げましたが、フィンランド語で歌われる静かなクリスマス風のMariah Hortans - M Sandberg Duo 「Ser Du Stjarnan I Det Bla(When You Wish Upon A Star)」も最後まで選曲候補に残っていました。紛れもないジャズの名スタンダードでもあり、このコンピレイションの収録曲にひとつひとつエッセイを付けていったら、和田誠の「いつか聴いた歌」のような素敵な本ができあがりそうな気がしてきます。



04. Fly Me To The Moon / Blossom Dearie
2009年に亡くなった永遠のウィスパリング・ヴォイス、私も愛して止まないブロッサム・ディアリーによるレアなノヴェルティ・アルバムより、可憐なジャズ・スタンダード・カヴァーです。他にも『Free Soul Life』に収められていたジュリー・ロンドンやアストラッド・ジルベルトなど、数えきれないほどの名唱名演が残されていますね。彼女はヴァースから入り、「私を月に連れて行って」とこんなキュートな声でしっとり歌われたら、誰でも胸がときめくのではないでしょうか。



05. Ribbon In The Sky / Carme Canela
スティーヴィー・ワンダーが書いた、運命の赤い糸を信じる男の求愛の歌。オレが入れないわけにいかない、と選んだのは、今ではとても入手困難なスペインのカーム・カネラ。R&Bやソウルに比べジャズ・ヴォーカル&ピアノ・トリオでのこの曲の名カヴァーは珍しいのですが、これは転調を繰り返しながら昇りつめてゆくオリジナルの情感が乗り移ったような、胸を焦がす傑作ヴァージョンです。ロベルト・メネスカルがプロデュースしたタータ・メネゼスのメロウ・ボサ版よりエモーショナルな心の震えを大切にしてエントリー。



06. Moon Rays / Pharoah Sanders
僕がプライヴェイトで落胆や憤慨の後に心を鎮めるために聴く音楽のNo.1は、『チルアウト・メロウ・ビーツ〜ハーモニー・ドゥ・ソワール』に収めたファラオ・サンダースの「Moon Child」。ここで登場する、彼の同じアルバムからの「Moon Rays」もまた、「心の調律師のような音楽」です。まさに、美しい音霊の宿る慈愛と平安の調べ。ホレス・シルヴァーの幻想的でドリーミーなカヴァーですが、「Moon Child」より少しだけロマンティシズムの香るところがいいですね。



07. Galactic Interlude / Malone & Barnes And Spomtaneous Simplicity
フリー・ソウル前夜、もう18年前に廃盤レコード専門店で偶然手に入れた謎のレコード。その後ずっと目にすることがありませんでしたが、5年前にLuv N’ Haightから突然リイシューされました。これは27歳の夏の夜に繰り返し聴いた至福の名作。1994年春発行「Suburbia Suite; Welcome To Free Soul Generation」にはこう記しました――“アコースティック・ギターの刻みと絡みつくフルート、涼しげな風のような「Galactic Interlude」は、甘美なコーラスが彩る永遠のサウダージ・ミュージック”。



08. So Many Stars / Lovisa
北欧のクールな透明感と飾り気のないナチュラルな温かさを併せ持ったジャズ・ヴォーカリスト。実は私も大好きな現代女性歌手の一人です。これはセルジオ・メンデス作曲のボサノヴァ・スタンダードで、『音楽のある風景〜秋から冬へ』ではパウラ・オリヴェイラの珍しい高速リズム・ヴァージョンが収録されましたが、ここではオリジナルに忠実に、しっとりメロウなボッサ・ジャズでチャーミングにカヴァーしています。



09. Old Devil Moon / Leah Stillwell
2008年にアメリカのマイナー・レーベルから発売されたデビュー作から、ボブ・ドローのヴァージョンも人気の、月に魅せられたルナティックな愛を歌った名スタンダードです。ヴォーカルは清涼感があって親しみやすいですし、バッキングも控えめながら絶妙にスウィングしていて、王道ながら質は高いのですが、リリース当時あまり話題にならず・・・。今回の収録で彼女のフレッシュな魅力が見事に蘇ったのではないでしょうか。



10. Moonlight Serenade / Mon David
コンピレイションのタイトル曲と言える「Moonlight Serenade」を誰のヴァージョンにするかは、いちばん頭を悩ませたところです。最初は若きブラジリアン、Diogo Pocasのセンシティヴな好カヴァーを予定していましたが、マスタリング当日、フィリピン出身、今はLAで活動する男性ヴォーカリスト、モン・デヴィッドに決定。グレン・ミラーの輝かしく甘酸っぱい躍動する旋律にロマンティックな歌詞をのせたこの曲を、スキャットを絡め、フレディー・コールやフレッド・ジョンソンのようなスタイルでダンディー&ダイナミックに歌う彼を、ジャズDJたちに発見してもらいたくて。



11. What A Little Moonlight Can Do / Darden Purcell
邦題は「月光のいたずら」で知られ、ナンシー・ウィルソンやビリー・ホリデイといったアーティストの名唱も有名なスタンダード・カヴァーです。軽やかなスキャットから始まり、スマートで端正なピアノ・トリオの小気味よいリズムに、中盤のサックスとの掛け合いも洒落ていますね。こういうあまり知られていない素晴らしい楽曲も収録されていますので、ジャズ・ヴォーカル・マニアの方もこのコンピは要チェックですよ。



12. Clouds Across The Moon / Ely Bruna
『食卓を彩るサロン・ジャズ・ヴォーカル』ではオマー「There’s Nothing Like This」を彷彿させるベース・ラインが印象的だった「1986」が収録されたイタリアのエリー・ブルーナ。何といってもこれは、オリジナルはラー・バンドの1985年にヒットしたメロウなエレクトロ・ソウルの名曲。素晴らしく甘美で、琴線に触れるメロディーです。ここではオリジナルのドリーミー感をそのままに、アンテナ「Seaside Weekend」のようなクールなフェイク・ボッサに仕上げています。この辺りからの選曲の流れが橋本さんの裏クライマックスとみましたが。



13. Life On Mars / Sasha Masakowski And Musical Playground
この作品はまったく知りませんでしたが、とても素晴らしいデヴィッド・ボウイの名曲カヴァーですね。『素晴らしきメランコリーの世界〜ギター&フォーキー・アンビエンス』に収録されたアドリアーナ・マシエルのヴァージョン同様にポルトガル語で歌っています。切なくも印象的な静寂なピアノのイントロから、ボウイのオリジナルのように徐々にドラマティックに盛り上がっていく展開に感極まります。



14. Grapefruit Moon / Alexandra Naumann
ラー・バンド「Clouds Across The Moon」〜デヴィッド・ボウイ「Life On Mars」という胸を締めつける流れに続いて、ぜひ素晴らしいカヴァーを収録したかったロック&ポップスの名曲が、トム・ウェイツの「Grapefruit Moon」です。酔いどれトムも実は、運命の赤い糸を信じるロマンティストだとわかる詞も好きですね。これはメロウに揺れるヴァイブ/エレピも印象的なドイツの知られざる女性ジャズ・ヴォーカル・ヴァージョン。「Jet Stream〜Summer Flight」に入れたニール・ヤングの絶品カヴァー、カサンドラ・ウィルソンの「Harvest Moon」と一緒にお聴きください。



15. Starlight, The Song That's In Your Eyes / Sheila Landis And Her Bandits Of Bebop
ここでシーラ・ランディスですか! 嬉しいです(涙)。彼女はグルーヴィーな楽曲も人気ですが、実はメロウな好曲も多いのです。その中でも抜群なのがこちら。たおやかなフルートの音も心地よく、波の音を聴きながら星空を眺めるような、ハートウォーミングでサウダージなブラジリアン・ジャズ。やはりコンコード〜ディスカヴァリー〜スタッシュ好きとしてはこの手の音に弱いです。



16. Fly Me To The Moon / Djavan
「Fly Me To The Moon」も誰のヴァージョンを選ぶか、嬉しい悩みは尽きませんでした。男声版は、同タイプのトム・レリス&トニーニョ・オルタとの激戦を制して、見落とされがちな近年のジャヴァンを。胸に沁みる味わい深いジャヴァン節によるアコースティック・ブラジリアン。ちなみに女声版では、ブロッサム・ディアリー以外に、イザベラ・チェレンターノやエイミー・ハンコックといった「usen for Cafe Apres-midi」の定番を、候補に考えていました。



17. Shooting Star (Sketch) / The Innocence Mission
『素晴らしきメランコリーの世界〜ギター&フォーキー・アンビエンス』ではやはり彼女たちの「Moon River」が収録されましたが、カレン・ペリスの歌には静寂な星空がとても似合います。無垢な歌声と飾り気のないシンプルでアコースティックなアレンジはネオアコ好きにもおすすめですね。デモ・テープのような親密さに愛着が湧きます。蛇足ですが、私が以前選曲した『From Melancholy Garden』というコンピには「Over The Moon」をセレクトしました。


18. Star-Crossed Lovers / Joe LoCasio
エンディングはやはりこの曲以外に考えられませんでした。デューク・エリントンとビリー・ストレイホーンがシェイクスピア組曲のために書いた、何とも言えない気だるい哀愁をたたえたメロディー。僕は村上春樹の「国境の南、太陽の西」のバーの場面における「スタークロスト・ラヴァーズ」の描写がたまらなく好きなのです。それは、悲運の恋人たち、ロミオとジュリエット、織姫と彦星のための鎮魂曲のように響きます。そして今回、僕が最もこのコンピに託したい、儚く切ないニュアンスを繊細に表現してくれるのはどのヴァージョンか、様々な演奏を聴き直しました。エリントンはもちろん、ケニー・バロン、トミー・フラナガン、ペッパー・アダムス&ズート・シムズ、ウラジミール・シャフラノフ、ヤン・ラングレン、リニー・ロスネス・・・。そんな中から選びに選び抜いたのが、かつてチェット・ベイカーとも共演していた叙情派ピアノ詩人、ジョー・ロカシオだったのです。輝く月が照らす夜の優しいレクイエム、親密さと静かな感動を宿した、そう「月夜曲」(©奈良美智)というイメージで。





 



橋本徹 (SUBURBIA)

編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。サバービア・ファクトリー主宰。渋谷・公園通りの「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・グラン・クリュ」「アプレミディ・セレソン」店主。『フリー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』シリーズなど、選曲を手がけたコンピCDは230枚を越える。NTTドコモ/au/ソフトバンクで携帯サイト「Apres-midi Mobile」、USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」を監修・制作。著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。




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    この春10周年を迎えたUSENの大人気チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」。サバービア橋本徹氏による監修プロデュースのもと、音楽をこよなく愛する14人の選曲家が結集し、季節の移ろいや一日の時間の流れに合わせた、ジャンルを超えた極上のグッド・ミュージックをセレクトしています。その10周年を記念して、集大成とも言えるスペシャル・コンピレイションCDのリリースが決定! 14人の選曲家それぞれが、10年間の思いが詰まった「この1曲」をセレクト。さらに全員の総意のもと選びぬかれた6曲を加えた、最高の名曲ばかりを収録。曲ごとのエッセイや対談を収録した28Pにも及ぶブックレット、1枚ごとに手作りのパッケージまで、音楽を愛する全ての人へ、心をこめて贈る至福の1枚です!

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    人と時間と空間の奇跡的な調和を演出する、大人気ロングセラー・コンピレイション・シリーズ「音楽のある風景」より、久々となるファン待望の新作が登場!大切な人と食卓を共にする幸せな時間を彩る、美しいメロディーと軽やかなスウィングに胸躍り心ときめく、至福のジャズ・ヴォーカル名曲をたっぷりと収録! 絶品のオリジナル〜スタンダードに加え、有名人気曲の入手困難な傑作カヴァーも多数!

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    橋本徹(サバービア)選曲・監修の究極のメランコリック・コレクション第2弾。エリック・サティ「ジムノペディ」、ヘンリー・マンシーニ「ムーン・リヴァー」といった人気曲の絶品カヴァー。ニック・ドレイクに捧げられた追悼カヴァーの中でも最高と遺族が感涙のメッセージを寄せたスコット・アッペル。カルロス・アギーレも絶賛したホセ・ゴンザレス・ファン必聴のサン・キル・ムーン。カボ・ヴェルデから海を渡りブラジル〜ウルグアイ〜アルゼンチンへと連なるオーガニックでメロウ&サウダージな名曲群。キングス・オブ・コンヴィニエンスやヴィニシウス・カントゥアリアに代表される、ボサノヴァへの憧憬とアンビエント〜フォークトロニカへの共振にモダンな感受性が光る逸品たち。ヴァシュティ・バニヤン、ドゥルッティ・コラムといったヴェテランによる隠れた名品。オープニングはアルゼンチンでは結婚式や好きな人に贈られる、クチ・レギサモン作のフォルクローレ・スタンダード「900年のセレナーデ」の名カヴァー。

  • 素晴らしきメランコリーの世界

    素晴らしきメランコリーの世界
    〜ピアノ&クラシカル・アンビエンス

    「心の調律師のような音楽」をキーワードに、あらゆるジャンル/年代を越えてグッド・ミュージックを愛し、必要とする人々によって起こった2010年の静かなるムーヴメントの最後を飾る、橋本徹(サバービア)選曲・監修の究極のメランコリック・コレクション。今年大注目のアルゼンチン〜ブラジルの美しいピアノ曲から、欧米のインディペンデントSSW〜ポスト・クラシカル、そしてNujabes大人気曲ネタや、中島ノブユキのピアノが絶品のM-7といった日本が世界に誇れる名曲まで、80分間の”奇跡”がここに。

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    Chill-Out Mellow Beats
    〜Harmonie du soir

    夕闇と共に一瞬だけ訪れる刹那の奇跡と広大な宇宙に思いを馳せ、「夕べのしらべ」(Harmonie du soir = ドビュッシーの曲名です)をテーマに、どこまでも「美しさ」を求め時空を駆けるロマンティックな音楽紀行。あらゆるジャンルを自在に横断しながら、チルアウト・メロウな名曲群(現在入手困難なキラー・トラックも多く含みます)が80分間しなやかに繰り広げる甘美でスピリチュアルな音楽の旅。 NujabesやCALMのアートワークでも人気の高いFJDが手がけた幻想的なジャケット・デザインも印象的な、深い感動に包まれる後世に遺したい、永遠の絶品一大音絵巻です。

  • 美しき音楽のある風景

    美しき音楽のある風景
    〜素晴らしきメランコリーのアルゼンチン〜

    『音楽のある風景』のスペシャル・イシューとして、透明な叙情と幻想的な幽玄の美を描き出す音の桃源郷アルゼンチン編が登場。ジャズやクラシックとボサノヴァやフォルクローレがまろやかに溶け合い、現代音楽やエレクトロニック・ミュージックの意匠も繊細にちりばめられた、詩情と映像美あふれる神がかったような名曲たち。それは、水のゆらめきや光のきらめき、風のささやきを感じさせ、エレガントで儚い無常感をたたえている。滋味深い歌声の優しい語り口、ピアノやムビラ(親指ピアノ)、ガット・ギターの余情に富んだメランコリックな響きが郷愁を誘い、どこまでも穏やかに心を落ちつかせ、魂を鎮めてくれる音の印象派。美しく安らかな心象風景がたおやかに夢の中へ導いてくれる、静かな奇跡と恍惚を宿した一生の宝物にしたくなる音楽がここにあります。

  • 音楽のある風景-冬から春へ

    音楽のある風景-冬から春へ
    : Music With A View -Winter To Spring

    コール・ポーター、ジョニ・ミッチェル、スティーヴィー・ワンダー、ジョイス・クーリング、ジャヴァン、ビートルズ、ケニー・ランキンなどの絶品カヴァーを含む、入手困難なキラー・チューンをたっぷり収録。魅惑的な響きが甘美なグラデイションを描き、波のように心地よい音楽性の揺らぎが珠玉のハーモニーを奏で、ワルツやボサのしなやかなリズムがナチュラルな時の流れを生む一枚。人と時間と空間の奇跡的な調和を演出する、多幸感に満ちた胸躍り心ときめく音楽がここにあります。

  • 音楽のある風景-秋から冬へ

    音楽のある風景-秋から冬へ
    : Music With A View -Autumn To Winter

    『音楽のある風景 〜夏から秋へ〜』、『音楽のある風景 〜春から夏へ〜』に続く第3弾。このシリーズにて実感させられたのは橋本徹氏の持つ選曲によって、季節感を演出する能力の高さ。しかも、移り変わる季節をCDで表現している点。確かな構成力と選曲センスの高さによって、秋から冬への移り変わりを表現。聴けば分かります、空気が変わるんです。

  • 音楽のある風景〜夏から秋へ

    音楽のある風景-夏から秋へ
    : music With A View -Summer To Autumn

    前作『音楽のある風景 〜春から夏へ〜』よりもポップな選曲で、スティーヴィ・ワンダーの「BIRD OF BEAUTY」のカヴァーからロバータ・フラック/マリーナ・ショウ「FEEL LIKE MAKING LOVE」のカヴァーまで収録。1曲1曲で聴くのと、アルバムを通して聴くのとでは印象が変わる橋本徹の選曲の凄さを感じます。1枚で夏から秋への移り変わりを心から感じる選曲に脱帽。

  • 音楽のある風景-春から夏へ

    音楽のある風景-春から夏へ
    : Music With A View -Spring To Summer

    橋本徹(サバービア)全面監修レーベル「アプレミディ・レコーズ」発、「音楽のある風景」と題するコンピレーションの記念すべき第1弾。 「これほど人気曲が並ぶコンピレーションは久しぶり」と橋本氏本人も認める、アプレミディ/サバービア・ファンには特別な思い入れのある曲ばかりがずらり揃った、キラーチューン満載のセレクト。「春から夏へ」というサブタイトル通り、エヴァーグリーンかつ心躍る新旧ジャズ〜ボッサ系ヴォーカルの名曲がこれでもかと並びます。



 今回は特別に、橋本徹さんにお願いして、『ムーンライト・セレナーデ・フォー・スタークロスト・ラヴァーズ』をコンパイルする過程でピックアップされた楽曲の選曲リストをご提供いただきました。発売日に間に合うスケジュールで使用許諾が届かなかったり、ライセンスに手間どるメジャー・レーベルの音源だったり、橋本さんが以前に自らのコンピCDに収録していたり、今作の選曲の流れからはテイスト的に浮いてしまったり、といった理由で、『ムーンライト・セレナーデ・フォー・スタークロスト・ラヴァーズ』には収められていませんが、どれも橋本さんお墨付きの“月と星と夜空”をテーマにした名曲・名演ばかりです。HMVで取り扱っている作品も多数含まれていますので、ぜひコンピレイションの制作される様子を想像したり、自分なりのコンピレイションを作る感覚で、お聴きになってみてはいかがでしょうか?


Con La Guia De Lo Invisible

 
Tempo
 
Daylight At Midnight

 
Cast Your Fate To The Wind

 
Priscilla Loves Billie

Closing Time
 
Jordan The Comeback
 
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Golden Slumbers



Los Tres Deseos De Siemple
Ascaino - Menta with Carlos Aguirre
 
Grapefruit Moon
Tom Waits
Moonlight Serenade
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We Let The Stars Go
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Tahta Menezes
 
The Star-Crossed Lovers
Duke Ellington
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Harvest Moon
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