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ラトル&ベルリン・フィル来日公演情報

2011年6月6日 (月)

サイモン・ラトル&ベルリン・フィル
来日公演情報


2004年秋、2005年秋、そして2008年秋、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とサイモン・ラトルのコンビにより行われた来日公演は、その響きがベルリン・フィルが21世紀を担うオーケストラとして確実に進化し続けていることを改めて裏付けた。
 この進化を推し進めるのが、首席指揮者サイモン・ラトル。ベルリン・フィルとは1987年以来、定期的に共演を重ね、2002年からは首席指揮者・芸術監督として、オーケストラに確かな方向性とサプライズとも言える大胆なプランを提唱し続けている。ラトルとベルリン・フィルとのコンビネーションもいよいよ蜜月時代とよぶにふさわしい実りの時期にさしかかった。また、今回は樫本大進が2010年12月に第1コンサートマスターに就任後初の来日公演となる。今回の日本公演はアジアツアーの一環としてサントリーホールにて3公演を開催。言わずと知れた世界最高峰のオーケストラが待望の再来日を果たす。
 今回のオーケストラコンサートでは、マーラー没後100周年に相応しいマーラーの最高傑作である交響曲第9番を2公演のメインに据え、残る1公演のメインにはブルックナーの交響曲第9番を選定した。さらに、ベルリン・フィル自ら細川俊夫に嘱託したホルン協奏曲≪開花の時≫では、ベルリン・フィル首席にして世界最高峰のホルン奏者、シュテファン・ドールが超絶技巧で観衆を魅了する。

実施概要

【公演名】
TDKオーケストラコンサート2011
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 来日公演
指揮:サイモン・ラトル

【日程】
11月22日(火) 開演 19:00 プログラム1
11月23日(水・祝)開演 16:00 プログラム2
11月24日(木) 開演 19:00 プログラム1

【会場】
サントリーホール
(東京メトロ:南北線/六本木一丁目駅より徒歩約5分、銀座線・南北線/溜池山王駅より徒歩約10分)

【演奏曲目】
プログラム 1
・マーラー:交響曲第9番

プログラム 2
・ラヴェル:道化師の朝の歌
・細川俊夫:ホルン協奏曲 ≪開花の時≫
 (ホルン:シュテファン・ドール〈ソロ奏者〉)
・ブルックナー:交響曲第9番

【料金】
S席40,000円 A席35,000円 B席31,000円 C席26,000円 D席21,000円 E席16,000円 (全席指定・税込)

【発売日】
2011年7月16日(土)10:00〜(予定)※コンサート事務局は一般発売なし

【プレイガイド】
ローソンチケット:0570-000-407 (オペレーター対応)/0570-084-003 (Lコード31130)
チケットぴあ:0570-02-9999 (Pコード:138-999)/0570-02-9940(初日特電10:00〜23:30音声応答・Pコード入力不要)
e+(イープラス):(パソコン・携帯)
CNプレイガイド:0570-08-9990 (オペレーター対応)
サントリーホール・チケットセンター:03-3584-9999 (オペレーター対応)

入場券ご購入にあたり、下記についてあらかじめご了承の上お求め下さい。
※フジテレビ・コンサート事務局での販売はございません。※1回のお申し込みにつき1公演のみ1席種限り2枚までの枚数制限となります。※7月16日(土)発売初日の店頭販売はございません。※0570で始まる電話番号は、一部携帯電話・PHS・CATV電話・IP電話からはご利用になれません。※出演者、演奏曲目、曲順などが変更になる場合がございます。予めご了承ください。※公演中止の場合を除き、入場券ご購入お申し込み契約(ご予約)後のお申し込み内容の訂正やご予約の取り消し、また入場券ご購入後の変更や払い戻しは一切できませんので、予めご了承願います。※開演時間に遅れますと、休憩まで指定された場所にてお待ちになるか、指定された場所でのお立ち見のご案内となります。※ネット・オークション等での転売を目的とするご予約やご購入はご遠慮願います。また、ネット・オークション等、正規販売所以外でご購入になった入場券に関するトラブルについて、主催者は一切責任を負いません。※未就学児童のご同伴やご入場、お子様を膝の上にお乗せになりながらのご鑑賞はご遠慮ください。※車椅子をご使用のお客様のご予約は、フジテレビ・コンサート事務局にてお申し受けいたします(A席料金となります)。

【主催・協賛・問い合わせ】
・主催:フジテレビジョン
・特別協賛:TDK株式会社
・お問合せ:フジテレビ・コンサート事務局:03-5500-8267/平日10:00〜12:30、13:30〜18:00 (問合せのみ。チケット販売は致しません)
・オフィシャル・ウェブサイト:http://berlin-phil.jp

出演者プロフィール

【ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団】
1882年5月1日、ベルリン・フィルはベンヤミン・ピルゼのオーケストラから離れた54名に6人のメンバーが加わって発足。当初は常任指揮者をおかず、演奏活動を続けていたが、1887年にハンス・フォン・ビューローが初代常任指揮者に就任し、たった5年の舵取りでベルリン・フィルの名前と演奏水準を著しく向上させた。
 1895年からは、アルトゥール・ニキシュの時代となる。1922年に死去するまで27年にわたり、ニキシュはライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督も兼任しながらも、ブルックナー、
マーラー、リヒャルト・シュトラウスをはじめロシア音楽などの多彩なレパートリーの基礎を作り、彼の指揮の下、オーケストラは国際的地位を獲得し、オーケストラと共演しようと大物ソリストたちがこぞってベルリンに訪れた。
 第3代常任指揮者となったヴィルヘルム・フルトヴェングラーは当時36歳でありながら、短期間のうちにオーケストラを掌握し精力的な活動を展開。フルトヴェングラーもまた、1928年までゲヴァントハウス管の常任、1927〜30年まではウィーン・フィルの首席指揮者を兼務しながらも、20年間指揮し続けた。そのコンビネーションは、演奏史上でも際立った存在であったが、第2次世界大戦により活動が制約された上、戦後になりフルトヴェングラーが演奏を禁止されたことにより、オーケストラは危機的な状況を迎えることとなった。
 復興へと向かったオーケストラは、いよいよ1955年に初となるアメリカ・ツアーを行うこととなる。しかし、この前年、フルトヴェングラーが死去。アメリカ・ツアーは、ヘルベルト・フォン・カラヤンが指揮、1956年終身指揮者兼芸術監督に就任し、以後33年間にわたって、カラヤン/ベルリン・フィルは数多くのレコーディングを通じて、ブランドとしての名声を確立。音楽産業などに大きな影響を与えると共に、西ベルリンという特殊な都市において「西側」の文化的地位を誇示する象徴的存在となった。
 1963年には、本拠地ベルリンに近代的なホール、フィルハーモニーが完成し、1967年からは、ザルツブルク・イースター音楽祭に参加、オペラにも進出し、さらにその活動の幅を広げた。また若い才能ある器楽奏者に、トップクラスのオーケストラとの実地体験の機会を与えるため、ベルリン・フィル・オーケストラ・アカデミーを創立した。1987年には室内楽ホールも増築された。
 カラヤンは、亡くなる直前の1989年4月に辞任。東西ドイツが統一された1990年からは、クラウディオ・アバドが第5代常任指揮者に就任。メンバー自体の若返りをはかるとともに、柔軟性にも磨きがかかる。
 2002年秋より、サイモン・ラトルが首席指揮者・芸術監督に就任し、現在に至る。2004年秋のサイモン・ラトルとの初コンビでの来日公演を果たし、翌2005年、2008年にも来日、大好評を博した。2011年の今回は通算19度目の来日となる。

【サイモン・ラトル(指揮)】
サイモン・ラトルはリヴァプール生まれ、ロンドンの英国王立音楽院[ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック]で学んだ。
1980年から98年まで、ラトルはバーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問、次いで音楽監督となり、同楽団と盛んに演奏旅行と録音を行った。更に欧米の主要オーケストラに客演し、ボストン交響楽団とは緊密な関係を築き、最近はフィラデルフィア管弦楽団とも緊密な関係にある。現在も常に客演指揮者を務めるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[以下ウィーン・フィル]とは、ベートーヴェンの全交響曲及びピアノ協奏曲(ピアノはアルフレッド・ブレンデル)を録音している。またエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団の首席アーティスト、バーミンガム・コンテンポラリー・ミュージック・グループの設立者でもある。1977年のグラインドボーン・オペラ音楽祭へのデビュー以来、同音楽祭では何作ものオペラを指揮し、ネザーランド・オペラではオペラのシリーズを振っている。その他の主要オペラハウスでは、1985年に英国ナショナル・オペラ、88年にロサンジェルス・オペラ、90年にロイヤル・オペラ、96年にパリのシャトレ座に指揮デビューした。
遡ること15年の共演を経て、2002年の9月にラトルはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [以下、ベルリン・フィル]の首席指揮者兼芸術監督に就任した。ベルリンでの忙しい演奏会スケジュールをこなすと同時に、両者は世界各地に公演旅行を行い、その数々の録音と先駆的な教育事業で多くの賞を受賞している。演奏会の演目は広範に及び、バッハやラモー、ベートーヴェン、ハイドン、モーツァルト、ブラームスから、アデス、ベリオ、ブーレーズ、グリゼイ、グバイドゥリーナ、リンドベルイ、タネジといった現代作曲家に及ぶ。ベルリン・フィルと関係の深いヴェネズエラのシモン・ボリヴァル・ユース・オーケストラでは、ラトルは就任後2つのプロジェクトに着手した。
芸術監督を務めるザルツブルク・イースター音楽祭では、ラトルはベートーヴェンの「フィデリオ」、モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」、ブリテンの「ピーター・グライムズ」、ドビュッシーの「ペレアスとメリサンド」のオペラならびに、演奏会形式のモーツァルトの「イドメネオ」を含む多岐に渡る演奏会を、いずれもベルリン・フィルと行っている。また、ワーグナーの「リング・サイクル」(「ニーベルングの指輪」全作上演)をエクス=アン=プロヴァンスとザルツブルク・イースター音楽祭で行った。ベルリン・フィルとのこのサイクルは、2006年エクス=アン=プロヴァンスでの「ラインの黄金」で始まり、2010年ザルツブルク・イースター音楽祭での「神々の黄昏」で終結した。近年のオペラ指揮としては、2007年ロイヤル・オペラとの「ペレアスとメリサンド」、2009年ウィーン国立オペラ座との「トリスタンとイゾルデ」、2010年ベルリン国立歌劇場との「レトワール」のほか、2010年には「ペレアスとメリサンド」でメトロポリタン歌劇場デビューも果たしている。2011年には、ザルツブルク・イースター音楽祭にてサロメを指揮したのち、5月にネザーランズ・オペラと「ばらの騎士」の上演を予定している。
 また、近年はベルリン・フィルとのアジア・ヨーロッパツアーのほか、ウィーン・フィル、ロッテルダム・フィル、エイジ・オブ・エンライトメント管、フィラデルフィア管の各楽団とのプロジェクトをこなしている。2007/08年のシーズンには、ベルリン・フィルの創立125年記念事業、同楽団のカーネギー・ホールでのレジデント公演「ベルリン・イン・ライツ(Berlin in Lights)」と北欧ツアー、BBCプロムスのほか、生まれ故郷のリヴァプールにて2008年の欧州文化首都としての祝賀行事の一環としてベルリン・フィル及びロイヤル・リヴァプール・フィルとコンサートを行った。
EMIの専属アーティストであるラトルは、レーベルに70作以上の録音があり、国際的に多くの輝かしい賞に与っている。ベルリン・フィルとの近作では、コリン・マシューズの新作「冥王星」に、サーリアホ、ピンチャー、タネジ、ディーンによる世界初演録音の“小惑星たち”を含むホルストの「惑星」、ショスタコーヴィチの交響曲第1番及び14番、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」及び組曲「町人貴族」、ドビュッシーの「海」、ドヴォルザークの「交響詩集」、シューベルトの交響曲第9番、カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」、ブルックナーの交響曲第4番、ニールセンのクラリネット協奏曲及びフルート協奏曲、2007年のグラモフォン賞の最優秀合唱録音を受賞したロシュマンとクヴァストホフを交えてのブラームスの「レクイエム」などがある。最近では、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」が2009年グラミー賞の「Best Choral Performance賞」を受賞したほか、ベルリオーズの「幻想交響曲」、ラヴェルの歌劇「子供と魔法」、ブラームスの交響曲全集などがある。
サイモン・ラトルは、1994年にイギリス女王よりナイト爵に叙せられるなど、その芸術的功績により多くの名誉に輝いている。2009年のドイツ統一記念日には、芸術活動及び教育プログラム”Zukunft@Bphil”(未来@ベルリン・フィル)を創設した功績に対し功労勲章大功労十字章がドイツ政府より授与された。1996年には、ドビュッシーの「ペレアスとメリサンド」でハンブルクのテプファー財団からシェイクスピア賞を、97年には王立芸術協会[ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツ]からアルバート勲章を受けた。2002年9月にベルリン・フィルの芸術監督に就いてからは、オーケストラと共に教育プログラム”Zukunft@Bphil”(未来@ベルリン・フィル)を立ち上げるなど新分野を拓き、その献身的な仕事によって、2004年にはコメニウス賞、2005年5月にはマンハイム市からシラー特別賞、また2007年春にはウラニア賞とゴールデンカメラ賞[ドイツのメディア賞]を授与された。
 また、サイモン・ラトルとベルリン・フィルは芸術団体としては初めてユニセフ親善大使にも任命された。初の公式活動は、2007年11月にニューヨーク・ハーレムのユナイテッド・パレス・シアターにてダンスプロジェクト「春の祭典」に先立ち、カーネギー・ホールの「ベルリン・イン・ライツ(Berlin in Lights)」の一環として行われた。

【シュテファン・ドール(ホルン)】
シュテファン・ドールは“ホルンの王”とニューヨーク・クロニクルに評価された。その完璧なテクニック、音程、アーティキュレーションなどにより、ホルン 界のリーダー的存在となっている。エッセンとケルンで学び、19歳の時にフランクフルト・オペラの首席ホルン奏者となり、演奏家としての経験を始めた。そ の後、バイロイト祝祭管弦楽団、ニース・フィルハーモニック管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席ホルン奏者としても実績を積む。そして1993年、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ホルン奏者として任命された。
 ソリストとしてのシュテファン・ドールは、多くの著名な指揮者、ダニエル・バレンボイム、ベルナルト・ハイティンク、クリスティアン・ティーレマン、イン ゴ・メッツマッハー、ダニエル・ハーディング、クラウディオ・アバドなどと共演している。またアバドからはルツェルン祝祭管弦楽団の首席ホルン奏者としても招待されている。モーツァルト、ハイドン、シュトラウスといった古典派、ロマン派のソロ・レパートリーに加え、リゲティ、ナッセン、キルシュナーなどの 現代音楽にも意欲的に目を向けている。彼のために作曲された委嘱作品も多く、2010年10月にはヨハネス・ウォールマンによるホルン協奏曲、2011年2月には細川俊夫によるホルン協奏曲といった世界初演の作品をサイモン・ラトル、ベルリン・フィルとともに演奏した。
 室内楽奏者としては、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の団員との数多くのアンサンブルだけでなく、例えばマウリツィオ・ポリーニ、ラルス・フォーク ト、コーリャ・ブラッハー、イアン・ボストリッジといった著名な演奏家とも共演している。彼はまたアンサンブル・ウィーン=ベルリンのメンバーでもある。
シュテファン・ドールは定期的に室内楽の音楽祭に出演しており、教育者として世界中のマスタークラスを受け持っている。またベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーで後進の指導にも精力を費やしている。
 2007年には、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のホルン奏者たちと共に録音をしたCD「Opera」が発売された。また、モーツァルトの全ホルン協奏曲及び未完成曲の編曲・補筆作品を収録したソロアルバムが発売されている。

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