[4月のドススメ] 棒人間

2011年4月15日 (金)

今月のドススメ

4月のドススメ！ horita編

『Bo Ningen (棒人間)』 / Bo Ningen (棒人間)
2011年4月6日発売

Disc 1

1.4 Seconds To Ascension
2.Yurayura Kaeru
3.Koroshitai Kimochi (reprise)
4.Gasmask Rabbit
5.Kage
6.Post Yohkai
7.Maguro (rewind)
8.Yuruyakana Ao
9.△

Disc 2

1.Koroshitai Kimochi
2.Psychedelic Misemono Goya
3.Atami
4.Maguro
5.Kage (Arai Shu Remix)
6.Post Yohkai (Ena Remix)
7.Yurayura Kaeru (Dead Fader Remix)
8.Yuruyakana Ao (Taigen Kawabe Remix)
9.Maguro (Merzbow Remix)

今月のドススメもいよいよ5回目を迎えました。今月ドススメするのは本格的なロックバンド“棒人間-BO NINGEN-”。

まずはこのバンド名がやばくないですか？本格的ロックバンド“棒人間”！ってちょっとずっこける感じですよね(笑)。
しかしそこで侮るなかれ！これが最高にかっこいいです！僕も正直、バンド名を聞いたときはそんなに期待はしてませんでした(スイマセン。。)

そしてこのルックスを見て二度びっくり！灰野敬二が4人！？細身で黒髪長髪、黒づくめ。こりゃあサイケでしょ！ということでなんとなくバンド名にも納得。

そしてワタクシのプロフィールにも書いてあるとおり、サイケデリックなものが大好物。
ということで聴いてみたら、こんどはそのかっこよさにびっくり！

フィードバックノイズもそのままぶちこみ、村八分～裸のラリーズの系譜を脈々と感じさせながらも、2000年以降の近代的なリフ、センス、リズムが合わさる。一発録りかのような演奏には荒さもあるが、それをねじ伏せるかのような圧倒的なエネルギー、一癖あるTAIGENの甲高いVoはまさにサイケデリックで、脳髄の裏のあたりを直撃。

さてさて、この棒人間-Bo Ningen-とはどんなバンドなのかと言うと。“棒人間”なんてバリバリの日本語のバンド名ですが、ロンドンを中心に活動。そもそも結成自体がロンドンなのです。

ロンドンで知り合い、ロンドンで結成された棒人間。ザ・ホラーズのヴォーカリストFARIS に、「2009 年に観た最もエキサイティングなバンド」として紹介され、一躍注目を集める。2009 年12 月に4 曲入りのデビューEP "Koroshitai Kimochi"を限定200枚でリリース、即完売させると、日本でも一部の耳の早い人たちを中心にじわじわの話題となる。

昨年末に待望の凱旋来日、ライブをおこないましたが、現在もロンドンに在住で、海外での活動をベースにしている。おそらく今後も海外での活動が中心になるでしょうが、日本発の本格的なサイケデリックバンドとして今後の活躍が本当に楽しみなバンドです。

アンダーグラウンドなライブハウスから、野外フェスのような大きな舞台まで、スケール感を感じさせる棒人間。ぜひ今のうちにチェックをしておいてください！

棒人間 -Bo Ningen-

【棒人間 -Bo Ningen- profile】
ロンドン在住、UK ではSTOLEN RECORDINGS に所属する男性4 人組ジャパニーズ・サイケデリック・ロックバンド"BO NINGEN - 棒人間"。ザ・ホラーズのヴォーカリストFARIS に、「2009 年に観た最もエキサイティングなバンド」として紹介され、一躍注目を集める。2009 年12 月に4 曲入りのデビューEP "Koroshitai Kimochi"を限定200枚でリリース、即完売させる。UK をベースに活動しているにも関わらず歌詞は全て日本語、そしてメンバー全員が長髪で、70 年代のサイケデリックを全身で体現しているような独特な風貌と、へヴィサイケ、スペース・ロック、メタル、ノー・ウェイヴ、クラウト・ロックなどのエレメンツが混然一体となって怒濤のごとく押し寄せる強力なグルーヴに、UK インディ・ファンはたちまち熱狂。2010 年のロンドンOFFSET フェスティヴァルでは、まだEP1 枚のみのリリースでありながら、メイン・ステージに登場、その破天荒かつ驚くほど快楽的なパフォーマンスでオーディエンスの度肝を抜く。他、UK では元CAN のダモ鈴木、ジャーマンロックのゴッドファーザーFAUST、NY ノーウェイブLYDIA LUNCH などのレジェンドとも共演、また当レーベルから国内盤がリリースされ昨年10 月に行われた来日公演も盛況に終えた、日本人女性AKIKO 率いるCOMANECHI（コマネチ）のアルバムリリースパーティでも共演を果たしている。精力的なライヴ活動、またザ・ホラーズやS.C.U.M のメンバーと別名義での活動も行いながら、レコーディングを敢行。遂に2010 年11 月、セルフタイトルとなる待望のデビュー・アルバムをリリース。NME、ARTROCKER、SUNDAY TIMES、DAZED AND CONFUSED などを始め、海外メディアで高評価を獲得。