アイク・ヤード29年ぶりの新作!
2011年3月8日 (火)
ニューウェイヴの伝説的バンド、Ike Yardが29年ぶりの新作を発表!!
Ike Yardは、80年代にアメリカのバンドではESGと並んでただ二組しか存在しないUKレーベル=ファクトリーと契約したバンドであり、クレプスキュールに1枚 (シングル)、ファクトリーに1枚 (アルバム) と、たった2枚の作品を残しただけで83年に解散してしまったまさに孤高の存在かつ、今もなお伝説的として受け継がれるバンド。
リーダーであるスチュワートはIke Yardの解散後、Death Comet CrewやDominatrixを率いて主にヒップホップ畑で活動し、こちらもジャンルの垣根を越えて幅広く支持されていたものの80年代後半にはアルバム・アーティストとしての活動を終息、20世紀の残りの時間のほとんどを裏方として過ごしていました。
しかし!2000年代の半ばに突如Death Comet Crewが再結成を発表!
ここ日本でもライヴを披露してその健在ぶりをアピールし、その後スチュワートがポスト・パンク/ノー・ウェイヴ・リヴァイヴァルの拡大に重要な役割を果たしたソウル・ジャズ・レコードの名コンピ 『NEW YORK NOISE』 の第3弾をキュレート&コンパイルするなど経て、いよいよ満を持して本命Ike Yardの再始動へと至ったのです!
そして、遂に届けられる実に29年ぶりの新録スタジオ・アルバムは、ときにThrobbing Gristle やSuicideを思わせるようなダークなトーンと鋭利なエッジをきかせながら、スチュワート独特のエレクトロ・テイストやインダストリアル / EBM表現を散りばめた力作で、30年近くものブランクを微塵も感じさせない鬼気迫る仕上がり!
ザラついたギターの歪みとメランコリックなコーラスの対比も鮮やかなアンビエント曲 「Metalic Blank」 (M-5) や、日本人バンド、THE BACK HORNをカバーした 「Mirai」 (映画 『アカルイミライ』 の主題歌! )(M-2) を筆頭に、ファクトリー時代と何ら変わることのない “ダーク・サイド・オブ・スチュワート” が刻み込まれた傑作となっています!
当時のファンはもちろん、新世代ニューウェイヴ・リスナーも必聴の1枚です!
関連作品『New York Noise: Vol.3 』80年代のNYアンダーグラウンド・シーンをフィーチャーしたコンピ・シリーズ第3弾はスチュワートがキュレート&コンパイル。当時、自主制作レーベルよりリリースされた希少音源ばかりが収録されたマニアにはたまらない内容! |
バスキア在籍のGRAYが初リリース!
Gray 『Shades Of...』“ブラック・ピカソ”とも呼ばれ、アンディ・ウォーホルに認められた天才画家ジャン=ミッシェル・バスキアが組んでいたバンド、Grayの初となるアルバムが登場!メンバーには、バスキアの他にマイケル・ホルマン(80年代初めのN.Y.ヒップホップ黎明期の重要人物)、ニコラス・テイラー(80年代後半にはDeath Comet CrewでDJ/ビートメイカーを担当。“初めてスクラッチをした白人DJ”という都市伝説を持つ)、ウェイン・クリフォード(aka Justin Thyme)らで構成され、1979年の一時期には、現在は俳優として人気のヴィンセント・ギャロも在籍。 本作は、バンドの初期時代のサンプルやパフォーマンスなどの音源を構築/解体して現代に蘇らせた、実験性を感じさせる怪作。現在公開されている映画『バスキアのすべて』とともに注目作です! 詳細ページを見る |
ノーウェイヴの女王Lydia Lunch再発!
Lydia Lunch 『13.13』James ChanceやLizzy Mercier Descloux などのリリースで有名なZE RECORDSから発表されたソロ・デビュー作品『Queen Of Siam』(1980年)に続いて、1982年にリリースされたLydia Lunchの隠れた名盤『13.13』が再発!NYからカリフォルニアへ渡って作られた本作は、不穏でダークかつヒリヒリとする緊張感に包まれたスポークン・ワード・スタイルなLydiaのヴォーカル、シンプルながらも粘着力のあるダビーなポスト・パンク・サウンドなど、これまでNYでの前衛的な活動やサウンド志向を爆発させてきた彼女の作風とはまた違ったテイストを醸し出した逸品! 実は、Ike Yardは結成間もない頃にLydia Lunchの前座を務めたという事実も!! 詳細ページを見る |
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ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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