2月のドススメ! mura編
|
|
Makoto
『This is How I Do』
[2011年3月2日 発売]
[収録曲]
01. Makoto feat. Paul Randolph / Tower Of Love
02. Makoto & Deeizm / Release The Bird
03. DJ Patife feat. Cleveland Watkiss / Overjoyed(Makoto Remix)
04. Zinc & Makoto feat. Katy B / Fade Away
05. Makoto & Deeizm / Stop
06. Makoto & Deeizm / Untold
07. Makoto & Deeizm / Can't Hold It Back
08. Makoto / Clockworks
09. DJ Marky & XRS feat. Vikter Duplaix
/ Moments Of Lust(Makoto Remix)
10. Makoto / Monotonik
11. Makoto & Kez YM feat. Takumi Kaneko from Cro-Magnon
/ Chameleon
12. Angela Johnson / Hurts Like Hell(Makoto Cosmic Boogie Remix)
|
HMV ONLINE 邦楽担当による新企画『担当者今月のドススメ(仮)』!
我々が毎月1枚ずつ、ジャンルを問わずイチオシ作品をご紹介してまいります。
第3回目にワタクシが選んだのはコチラ!
Makoto 『This is How I Do』
今回は真っ当にClub作品です。
前作『BELIEVE IN MY SOUL』から約3年半ぶりのリリースとなる、日本を代表するドラムンベース・プロデューサー、Makotoの新曲/初CD化曲/Remixワークを含む作品集『This is How I Do』。
正直言って僕のレコ棚にはドラムンベース物ってのは数える程度にしかないので、あんまり上手いこと書けそうにないんですが、コレはかなりのブツですよ!
まずアルバムのド頭に収録されている、Jazzanova仕事でもお馴染みのPaul Randolphをヴォーカルに迎えた新曲「Tower Of Love」、コレがもうドラムンベースという枠を完全に踏み越えたソウル・ミュージックで、むしろClub前提でなくとも相当数の人達が反応するであろう1曲。スタカンなんかが好きな人にも是非聴いていただきたいです。
J-WA●E辺りのラジオ局でかかったらめちゃめちゃヒットするんじゃないかという予感がするんですが、いかがでしょう??
さらにラジオ向きな1曲といえば、Stevie Wonder御大のカヴァー「Overjoyed」のMakoto Remix。
トロットロにメロウなエレピ&アコギの上で歌うCleveland Watkissのシルキーヴォイス、そして小気味良いパーカッションが効いたビートという超スタイリッシュなプロダクション。
その他にも、フロア映えのする…というかすでに世界中でアンセム化しているという、配信リリースのみだった「Release The Bird」(←運転中に聴くのはアクセル的な意味で危険な1曲)、デトロイトテクノのコズミックソウル感を正統継承する黒々としたトラックなど、さすがLTJ Bukemのお墨付きといった楽曲から、ドラムンベース以外では、Gilles PetersonもプレイしたCro-Magnonのメンバーをゲストに迎えたHerbie Hancockの名曲カヴァー「Chameleon」などのクロスオーヴァー・ジャズ作、ハウス・アプローチのRemix「Hurts Like Hell」を収録と、アルバムを通して聴くと思いのほか幅広の間口を持った作品であると言えます。
ともかく、これだけフィジカルに直接訴えかけつつ聴き心地も極上、という盤もなかなかなく、健康的に覚醒出来るという意味ではジョガーや自転車乗りにもピッタリではないでしょうか(事故にはご注意下さいね)。
MAKOTO 関連作品
2009年10月05日 発売
|
2007年09月22日 発売
|
2011年02月28日 発売
|
|
|
ドススメ人 profile
mura
主な担当ジャンル: japanese club
都内勤務、昭和フタ桁生まれの実在青少年。『未来派野郎Aチーム』隊員。好きな飲み物は乳酸菌飲料。
関連リンク
|