アニソン・メタル斬り!! KNIGHTS OF ROUND / YAZIN コラム!へ戻る

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2010年10月22日 (金)

KNIGHTS OF ROUND / Yazin

Profile / YAZIN [KNIGHTS OF ROUND, EYES OF FENRIR guitarist]



11月8日生まれ、東京在住。メロディック・スピード・メタル・バンド KNIGHTS OF ROUND のギタリストとして、関東を拠点に活動中。KNIGHTS OF ROUND では、ほとんどの楽曲の作曲を担当。YAZIN以外のメンバーを一新して2010年4月にリリースされた2ndアルバム 『The Book Of Awakening』 は、音楽雑誌「BURRN!」で日本人アーティストながらも好評価を獲得。他にも関西のハイトーン・シンガー Leo Figaro とのユニット Eyes Of Fenrir が好セールスを記録する等、国内メタル・シーンにとって欠かすことのできない存在となりつつある。「ギター最速決定戦」でファイナリストとなった速弾きのテクニックと、Yngwie Malmsteen や John Sykes に影響を受けたという情熱的なヴィブラートで奏でる哀愁のギター・ソロを最大の武器とする。

第二回 『RPGメタルの勇者、アニソン・メタル斬り!!』

 こんにちは。KNIGHTS OF ROUND のYAZINです。夏の暑さも陰を潜め、クサメロが聴きたくなる季節になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 僕はというと毎日レコーディングに励んでます。そうです、KNIGHTS OF ROUND はリズム隊が入れ替わった新体制でEPを制作中なのです。今度のCDでは、僕以外のメンバー作曲の楽曲も収録されます。普段僕が作らないようなメロディーが出てきて新鮮なのですが、このメンバーで演奏すると結局 KNIGHTS OF ROUND っぽくなってしまうのが不思議です(笑)。ちなみに僕の作ったオープニングの楽曲は「疾走+クサメロ+シンフォニック」と、メロスピの美味しいところが揃った王道チューンです。新布陣による代表曲 ”KNIGHTS OF ROUND“ のリメイク・ヴァージョンも収録されますので、是非楽しみにしてください。ジャケットもファンタジックで、これまた凄いことになってまして、早く皆さんに見てもらいたいです。いわゆる「ジャケ買い」必至の作品です(笑)。

 実は他にも Dragon Guardian の勇者アーサーとのコラボCDが出ます。Dragon Guardian & KNIGHTS OF ROUND 〜桜牙〜 というユニットで、例えるならばアニメ、メタル、和楽器、萌え、ツンデレ、クサメロ、新選組…日本のカルチャー全部乗せの作品です(笑)。『新選散華録』 という作品で10月31日に発売予定です。既に HMV ONLINE さんでPVが公開中ですので、是非見てみてください。きっとびっくりすると思います(笑)。おそらく恥ずかしさでいえばメロスピ史上最高峰なのではないでしょうか(笑)。こちらは HMV で購入すると、限定で”護国の刃(Vocchang ver.)”がもらえます。これは KNIGHTS OF ROUND の1stアルバム 『Eternity』 でヴォーカルを担当した Vocchang が歌っており、初期ナイツのファンの方には絶対気に入っていただける特典だと思います。こちらは先着で数に限りがありますので、お早めにお買い求めください(笑)。

そうそう、前回の第一回コラム、たくさんの方々に読んでいただけたようで本当にありがとうございます。とくに反響が大きかったのが『けいおん!! エンディング・テーマ NO, Thank You! / 放課後ティータイム』のレヴューでした(笑)。「やっぱりあのリフはイエテボリ系メロですよね!!」とか、「あずにゃんぺろぺろ」とかなかなかコアなご感想を頂きました(笑)。やはりアニオタ(アニメ・オタク)とメタラーにはかなり共通するものがあるのではないかと思います。というわけで今回はメタル、メタラーとアニソン、アニオタの共通点に関して考察していきたいと思います。

●音楽性

 陰陽座の”甲賀忍法帖”や MAKE-UPの”ペガサス幻想“等、メタル・アーティストの楽曲は、数多くアニソンに起用されています。昔メロスピを聴いた知人に「アニソンみたい」と言われたことがありました(笑)。僕としては「そこがいいのではないか」という思いもあり、お互いの主張が平行線だった経験があります(笑)。クサメロ、ハードなサウンド、闘争心剥き出し歌詞など、アニメの現実離れした世界観にとても合うのがメタル・サウンドなのではないでしょうか?アニメタルはアニソンをそのままメタル・サウンドに活かした顕著な例ですね。

●探究心

 アニソン歌手の水樹奈々が紅白歌合戦に出場して、『けいおん!!』主題歌がオリコン1位を獲得したりと、今アニソンの勢いはとどまることを知りません。なぜ今アニソンがこんなに売れているのか? それは好きなアニメの主題歌、キャラクター・ソングのCDなど好きなものを集めるためにはお金を使うことを厭わないスタンスがセールスに現れていると思います。これはメタラーの皆さんにも共通するところがあります。X-JAPANB’z の影響でメタルを聴き始めた人が。MR.BIG やら Dragonforce で洋楽に目覚め、時には DEEP PURPLELed Zeppelin などのルーツを辿り、もしくは激しい方向に進んでデス・メタルを聴いたり、プログレ・メタル等の難解な方向に進んだり…好きなものをとことん極める。その探究心には共通するものがあるのでしょうか?

●精神性

 メタルもアニソンも「大衆音楽としてのJ−POP」に対するアンチテーゼとして捉えられることが多いようです。流行の J-POP に自己を投影できず、学生時代メタルばかり聴いていて価値観を共有できず、あまり友達が出来なかったという人は結構いるのではないでしょうか(笑)。そんな思い出を酒の魚に自虐的に語る人にたくさん出会いましたが、なんだかんだ言いながらもCDを集め、ライヴに通い、メタル雑誌「BURRN!」を買い続ける。そう、結局メタルが好きなのです(笑)。そんな方とは、必ずといっていいほど意気投合します。普通では共有できない確固たるアイデンティティーを持っているからこそ、同類と出会えた時は仲良くなれるのではないでしょうか。メタラーは髪の毛を伸ばし、そしてライヴではここぞとばかりにヘッドバンギングしますが、アニオタも同様にビデオで振り付けを覚え、普段の生活では身を潜め、ライヴではここぞとばかりにオタ芸を披露します。リスナーとしての表現方法が異なるだけで、その精神性は共通するものがあるのではないでしょうか。

 このように、メタルとアニソンには共通する部分が多々あります。CDが売れないこの時代でも、『けいおん!!』主題歌がオリコン1位を獲得してしまうこのご時世、アニメタルや Dragon Guardian のヒット等、もしかしたらアニソンとの共存にこそ、メタルの未来があるのかもしれません…というのは言いすぎでしょうか(笑)。何はともあれ個人的にはもう一度メタル・ムーヴメントが興ることで、メタラーにとっての「武士のちょんまげ」に等しいアイデンティティーの1つでもある長髪を切らなくても、まっとうに生きていける世の中になってほしいものです(笑)。さてそんなわけで、今回もアニソンまで門戸を広げて、僕のお勧めのクサメロCDを紹介させていただきます。


『Cocktail Of Dream / Marchen Station』

僕と共にEyes Of Fenrirで活動する超絶ハイトーン・ヴォーカリスト:Leo Figaro氏と、超絶ギタリストで鬼才作曲家のCafe Au Lait氏のユニットです。メロスピをはじめ、民族音楽からプログレ、ジャズ、フィーリング・ミュージックまで、ありとあらゆるジャンルの音楽が高次元で融合を遂げています。中でも疾走曲の“Dream In The Shadow”と“Starlight Chandelier”のメロディーは、あまりのクサさに悶絶必至です。この音程差の激しいメロディーを歌いこなすLeo氏の超絶歌唱は凄まじいものがあります。そしてCafe Au Lait氏の圧倒的なクサメロ・センスと、メタルの枠を飛び越えた引き出しの多いアレンジ力には脱帽です。このユニットが凄いのは、他に例えるようなバンドが全く思いつかないところです。予測不能の展開のプログレ・メタルとしてはDream TheaterSymphony Xが思いつきますが、Marchen Stationは予測不可能な展開の中にも異臭騒ぎが起こりかねない圧倒的クサメロ、という部分で統一感が保たれており、クサメタラーには是非一度聴いていただきたい作品です。。

『Beyond The Space Beyond The Time / Pathfinder』

突如ポーランドから誕生した、いい意味でやりたい放題のバンドです(笑)。例えるならば、Dragonforceの疾走ピロピロ感とRhapsody Of Fireのような壮大なオーケストレーションの融合といったところでしょうか…シンフォニック・メタル好きには、もうこれほどわかりやすいバンドはなかなかないでしょう(笑)。ボーナス・トラックを入れて15曲という大ヴォリュームもあり、一聴するとお腹いっぱいになります(笑)。弦楽器中心のオーケストレーションのRhapsody Of Fireとは対照的に、管楽器主体のアレンジはまるで映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のサウンドを彷彿とさせます。緻密なオーケストレーションを活かしたクラシカルな楽曲構成は、聴けば聴くほど新しい発見があります。こういうアルバムのことを「スルメ・アルバム」と言いますが、メロディック・スピード・メタルであるがゆえの即効性もあり、いわばスルメにマヨネーズをたっぷりしこんで口にぶち込むといったところでしょうか(笑)。最近海外のメロスピ勢が大人しくなったと思っているそこのあなた、是非聴いてみてください。

『恋華大乱 TVアニメ「真・恋姫†無双」オープニング・テーマ / 奥井雅美』

三国志に出てくる武将を美少女化したTVアニメ『真・恋姫無双 〜乙女大乱〜』の主題歌です。TOTOのスティーブ・ルカサー(G)や、MR.BIGのビリー・シーン(B)との競演も経験したベテラン歌手:奥井雅美さんが、パワフルかつ表現力豊かな歌唱で歌い上げます。シンフォニックなストリングスにブレイクを有効に使った洗練されたバンド・アレンジ、コンパクトながらも構築美に溢れたギター・ソロは、メタラーの方にも聴き所が満載です。少し音楽的な話になりますが、この曲のサビの伴奏を聴くと、ギターやベースの音が半音ずつ下降するコード進行です。僕の経験上、この半音進行が使われている曲は、ほとんどがクサメロの名曲になります。この半音進行が使われている曲を探すのは僕のささやかな趣味の1つです(笑)。例を挙げてみると陰陽座の>『鳳翼麟瞳』収録の“面影”のサビ、Galneryus『Beyond the end to despair...』収録の“Braving Flag”のサビ、Dragon Guardian『真実の石碑』収録の“漆黒の将軍レギウス”のサビ等です。上記の曲を聴いていただければわかりますが、どれもクサメロに恵まれた名曲です。KNIGHTS OF ROUNDの曲でも『The Book of Awakening』収録の“In A Dream (overture)”や“Soldier Of Sadness”のBメロでもお世話になっている必殺パターンです。このコラムを読んだ皆さんも是非、半音ずつ下がるコード進行探しの旅に出ましょう。僕の曲を聴いていて発見した方は「コイツまた使いやがったwww」と大目に見てください(笑)。

夢のコラボ実現!

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