2010年4月19日 (月)
2009年に名古屋で活動するふたりのDJとジャズ・ドラマーにより結成されたクラブ・ジャズ・ユニット、VERSION CITY SESSION。 リリース前のデモ音源が、Patrick ForgeやSimbad、Trus'me等のトップDJ達から注目された彼らが遂に1stアルバムをリリース。 今回はメンバーのひとり、DJの鈴木一彰に話を訊いた。
音楽ファンにとって新しい音楽への入口だったり、オリジナルの良さを再発見したりするきっかけだったり、そんな一枚になれれば最高だな、と。
- --- VERSION CITY SESSION結成のいきさつは?
-
鈴木一彰: 僕たちの活動拠点は名古屋なんですが、全国区で活動しているヒップホップやレゲエのアーティストは結構多いけど、ことクラブジャズ〜クロスオーヴァー界隈にはほとんど居ない状態で。
誰かと「DJ的な目線が入ったライヴバンドいたら良いよね〜」みたいな話をしてた時、自分がやればいいってことに気付きまして(笑) 昔から知ってたDJの沼田(ヨシタカ)くん、個人的に名古屋No.1ドラマーだと思ってた山下(佳孝:元native)さんに声を掛けました。 - --- ユニット内の役割分担はどうなっているんですか?
-
鈴木一彰: 僕と沼田(ヨシタカ)のDJチームがカヴァー曲の選曲やアートワークを含めたコンセプト・メイキング、それをドラマーの山下(佳孝)さんが現場のミュージシャンに伝え、実際に曲として仕上げていく、という分業体制です。
- --- 今回リリースのデビュー作『#1 plays japanese club classics』は全編カヴァー曲で構成されていますが、選曲の基準、コンセプト等はありますか?
-
鈴木一彰: 今回は名刺代わりという部分もあるので、国産クラブ・ミュージックに限定しました。
まず良い曲、というのは勿論ですが、日本のクラブ・ミュージックの歴史の中で重要かつ、海外での評価が高かったり、認知されてたりするアーティスト、楽曲を中心に選んでます。 あと、20代前半の現役のクラバーから、昔は行ってたけど今は行かないな・・・みたいな方まで、幅広い世代に興味を持ってもらえる選曲という点も重視しました。 - --- リスナーがこのCDを聴く際、どういった点を聴いて欲しいですか?
-
鈴木一彰: オリジナル曲を知ってる方にはアレンジの違いを楽しんでもらったり、ジャズ・ミュージシャンの生演奏の醍醐味を味わってもらえれば、と思います。ジャズを聴く方には、クラブ・ミュージックへの入口になれれば嬉しいですね。
いま巷にカヴァー・アルバムいっぱいありますけど、中には「これはちょっとなぁ・・・」みたいなのありますよね?正直なトコ(笑)
過去にいろんなアーティストがやってたカヴァーって、音楽ファンにとって新しい音楽への入口だったり、オリジナルの良さを再発見したりするきっかけだったと思うんですが、そんな一枚になれれば最高だな、と。 - --- これからの展開は?
-
鈴木一彰: リミックス・アルバムも作りたいですね。できればオリジナル曲のアーティストご本人にお願いしてみたいんですが(笑)
あと日本の楽曲だけでなく海外の楽曲にもチャレンジしたいですし。 - --- 次回作の予定はありますか?
-
鈴木一彰: そろそろ2ndの制作にもとりかかろうかな、と思ってます。まだまだカヴァーしたい名曲が山のようにあるので(笑)
- --- 今後の活動予定を教えて下さい。
-
鈴木一彰: 名古屋でパーティへの出演予定がいくつか。
5月28日にDrumlessonのChristian Prommerと、翌日5月29日にはQuasimodeのMatzzさんとご一緒させて頂きます。
6月以降は東京や大阪方面でもライヴを予定してます。
その他はこちらでチェックお願いします!
● VERSION CITY SESSION MySpace
http://www.myspace.com/versioncitysession
● POOL TARCKS official site
http://www.pool-tracks.com/
|
-
-
- #1 Plays Japanese Club Classics
Version City Session - 2010年4月25日発売予定
- #1 Plays Japanese Club Classics
- 関連サイト(外部サイト)