LAシーンのキーパーソンが導く光の場所
2008年に記された彼のプロフィールにはこうある──「カルロス・ニーニョは音楽愛好家であり、音楽人間である。ロサンゼルス出身。ビルド・アン・アーク/アモンコンタクト/ライフ・フォース・トリオなどとして作品を発表。ラジオ・ホスト、DJ、プロデューサー、ミュージシャン、作曲家、アレンジャー、ミキサーなどの仕事をこなす。人生に肯定的で心に伝わる音楽の、制作と支持のために精力的に活動する」──その後、故・J.ディラのトリビュート『Suite For Ma Dukes』をミゲル・アトウッド・ファーガソンと共に手掛け、ギタリストであるジェシー・ピーターソンとのターン・オン・ザ・サンライトとしての活動も開始、ニック・ローゼンやギャビー・ヘルナンデスといったビルド・アン・アーク人脈のソロ作品を世に送り出すなど、ジャズ〜ソウル〜ヒップホップ〜フォーク〜アンビエントとジャンルを横断しながら極めて高いクオリティでキャリアは更新され続けている。つい先日もデクスター・ストーリーの素晴しいソロ・アルバム『Seasons』が彼の手から届かられたばかりだったが、さらに間髪を入れずにターン・オン・ザ・サンライトとしての新作『New Day』(ミア・ドイ・トッドが夕暮れの中、即興で歌詞を綴ったという「In The Dawn (For Rei Harakami)」のクレジットに、想いを馳せてしまう)も今春リリースとなった。「人生に肯定的で心に伝わる音楽の、制作と支持のために精力的に活動する」──その音楽にのみならず、プロフィールを目にして熱いものが込み上げたのは、初めての経験だった。僕はこれからもずっと、カルロス・ニーニョを強く支持する。文●中村智昭(MUSICAANOSSA/Bar Music)
Carlos Niño & Friends 『AURORASMUSHROOMTENDERNESS』
カルロス・ニーニョ&フレンズ名義の最新作『AURORASMUSHROOMTENDERNESS』は、
前作『AQUARIUSSSSSSS』をさらに深化させた最新型のアンビエント&ニューエイジな一枚。
Iasos/Cut Chemist/Daedelus/DNTEL/GBといったアーティストたちも参加して、
フレンズとの融和的な音楽空間を創出。今夏リリース予定!
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。