３枚のアルバムを残しリプリーズを去ったジミー・ウェブが、アサイラムに移籍して発表した5作目のアルバム。ジム・ウェブ本人が全曲のソング・ライティングとプロデュースを手掛けた。

ジミー・ウェブの作品の中でも、特に評価の高い作品。特筆すべきはこのアルバムで聴くことの出来る彼のヴォーカルが、他のアルバムと比べ格段に自信と誇りに満ちているということ。収録楽曲に関しても粒ぞろいで、「月はいじわる」はジョー・コッカー、リンダ・ロンシュタット、ジュディ・コリンズ、ジョーン・バエズらが歌いスタンダードとなっているし、「ハイウェイマン」はクリス・クリストファーソン、ウェイロン・ジェニングス、ウィリー・ネルソン、ジョニー・キャッシュらが歌い、グラミー賞を授賞している。また「P.F.スローン」はアソシエイションに提供した曲のセルフ・カヴァー。

1976年ニューヨークのセントラル・パークでスケートボードに興じていた女性1人を含む4人の高校生で結成されたスニーカーズ＆レースの唯一のアルバム。プロデュースはとトーケンズ（「ライオンは寝ている」）のフィル・マーゴとランディ＆レインボウズ（「デニーズ」）のニール・レヴィンソン。ストリングスとホーン・アレンジにはトーケンズの僚友ミッチ・マーゴも参加して70年代型東海岸ポップスを作り出している。

ボブ・ディランを聞きフォークの道にのめり込んだクーパーはニューヨークのレコード会社ルーレット契約、4枚のアルバムをリリースしたが2作目である本作は21世紀に入るとフォーキー・グルーヴの名作として好事家の間から再評価を受ける。アコースティック・ギターをファンキーに刻み、ハーモニカをブルージーに操るクーパーの名演は現代でも十分に鑑賞に値する。自作の他ジェイムス・テイラーの「サムシング・イン・ザ・ウェイ・シー・ムーヴス」などの素晴らしいカヴァーを収録。

モーガン、メイソン、ダウンズという3人名前をつなげた男性2人、女性1人のトリオがバルーレット・レコードからリリースした唯一のアルバム。 3名による混声の美しいヴォーカル・ハーモニーと自作の素晴らしい曲が魅力的なフォーク・ロックの隠れた名作。日本初CD化

アラン・メリルが70年代イギリスで結成し人気を博したポップ・ロック・トリオ唯一のアルバム。名曲のオリジナル「アイ・ラヴ・ロックンロール」他ボーナス・トラックを多数加えたファン待望の決定盤。

スワンプ的音色を残しながらもプログレッシヴ・ロック的であったり即興的なジャズ風になっていたりするなど、実験的な要素を強く感じさせるもエンターテイメント性は失わず1枚を通して楽しめる傑作。ダダはこの後ヴィネガー・ジョーと発展。エルキー・ブルックはその後ソロになり大活躍する。

イギリスのセッション・ユニット・サウンズ・ナイス唯一のアルバム。元ガンのキーボード・プレーヤー、ティム・マイクロフトの濃厚なオルガン・プレイが魅力の素晴らしインスト・ロック・アルバム。ヒット曲「ラヴ・アット・ファースト・サイト（ジュテーム）」のデモ・テープを聞いたポール・マッカトニーが「サウンズ・ナイス！」と思わず口にしたことからユニット名が出来たという。