ミック・テイラー最後の参加作となった、ローリング・ストーンズ・レーベルからの第4弾アルバム。
ステージに欠かせないタイトル曲、キースのらしいカッティングが冴える「ダンス・リトル・シスター」、テイラーのセンスが凝縮された「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」他、小気味よいロック・サウンドに彩られた作品。

ストーンズのライヴ・アルバムとして3作目、初のLP2枚組となった決定盤的作品。
ロン・ウッド、ビリー・プレストン他を迎え、よりファンキーにバウンドする演奏を披露した1975-76年ツアーの模様に加え、LPではC面に収められた、1977年、スモール・クラブ＝エル・モカンボでのブルース／R&Rカヴァーも収録。

ドラマティックな楽曲、秀逸のストーリー、脂の乗り切ったプレイ。ロック・オペラ『トミー』と並び賞され、後に『さらば青春の光』として映画化されたことでも知られるザ・フー会心のコンセプト・アルバムを、発表当時のオリジナル・ミックスで収録。

60年代前半の英国ブルース／ジャズ・シーンで、超絶な技巧を誇った3人が集まって結成されたスーパー・トリオのデビュー作を、世界初CD化となるモノ・ミックスと併せて収めた2枚組。ボーナス収録のシングル曲「包装紙」「アイ・フィール・フリー」含め、イメージにそぐわぬ意外なポップ感覚を見せつつも、ブルースのカヴァー等では早くも壮絶なインプロヴィゼーションを展開する。

メンバーそれぞれのスキルをエゴイスティックにぶつけ合うことで、ロックを革新的に進化させたクリームの集大成的なサード・アルバムは、ジャック･ブルースの持ち味が最高の形で発揮された「ホワイト・ルーム」に始まるスタジオ盤と、初期クラプトンを代表するトラック「クロスロード」に始まるライヴ盤をセットした2枚組。同時期のシングル曲や、後に発掘されたライヴ・テイク等をボーナス収録。

ブライアン・メイによる優艶な“サイド・ホワイト”と、フレディ・マーキュリーによる幻妖 な“サイド・ブラック”。LPの両面でそれぞれのイメージを打ち出しつつ、バンドとしての美学を見事に具現化した、ファンからの圧倒的支持を集めるセカンド・アルバム。ハード･ロックを基調としたサウンドは、より劇的に、よりプログレッシヴに展開する。(1974年発表)

新たなシンガー、ジョー・リン・ターナーのライトなハイ・トーン・ヴォイスを生かしたポップ・サウンドで、大ヒット・シングル「アイ・サレンダー」と共に全米のマーケットを席巻した6thアルバム。リッチー・ブラックモアは、ベートーベンの「歓喜の歌」をハードなロックにアレンジした「治療不可」で真骨頂を発揮する。（1981年発表）

ピストルズ激動の歴史を虚実織り交ぜドキュメンタリー化した劇場用映画のサントラ盤。最初期に録られた荒々しいリハーサル・テイクやカヴァー曲、ジョニー・ロットン脱退後に各メンバーをフィーチャーしたキャッチーなナンバー、さらには代表曲のオーケストラ版やディスコ版など、多彩な楽曲が玉手箱のように飛び出す痛快な作品。（1979年発表）

ポリスをメイン・ストリームの中心に導いたメガ・ヒット作にして、最終作となった5thアルバム。80年代を代表する名曲「見つめていたい」、全米トップ10ヒット「アラウンド・ユア・フィンガー」「キング・オブ・ペイン」他、湧き出るアイディアが見事にまとめられた圧倒的なまでの完成度が金字塔たる所以。（1983年発表）

代表曲「愛するデューク」「回想」「可愛いアイシャ」「永遠の誓い」他、絶頂期のスティーヴィーが持てる全てをLP2枚+EPに注ぎ込んだ70年代のミュージック・シーンを代表する超名盤。14週連続全米1位。“最優秀アルバム賞”ほかグラミー賞も席巻。（1976年発表）