シダー・ウォルトン1979年キーストン・コーナー・ライヴがHighNoteより登場


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ジャズ本流の美学と70年代ならではのクロスオーヴァーサウンドがミックス
シダー・ウォルトン1979年キーストン・コーナー・ライヴが初登場


1934年生まれ、ジャズの歴史の中に確固たる地位を築き、生涯現役を貫いたピアニスト、シダー・ウォルトン。1979年8月、米サンフランシスコの名ジャズクラブ、キーストン・コーナーでの未発表ライヴ音源が登場。

61〜64年にはアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに在籍。また、73年のジャズ・メッセンジャーズの日本ツアーに再びメンバーとして加わったことからも、王道バップピアニストとしての実力が伺えるというもの。同時に70年代のウォルトンは、時代の流れに身をゆだね、エレクトリック・ファンクやスピリチュアルなジャズの路線を展開したことでも知られています。本ライヴは、そん70年代のウォルトンの魅力をとらえた名演奏を収録。

オープニングには、エレキベースにフェンダーローズを大フィーチャー。グルーヴしまくるベースラインに、時代を感じさせるローズの音色。まさしくクロスオーヴァーサウンドが世を席巻した70年代の音空間。スティーヴィー・ワンダー楽曲のカヴァーにも、スピリチュアルなソウル・ミュージックが生まれた時代の空気が溢れ出しており、同時代に人気を博していたジョー・サンプルやリチャード・ティーなどにも通じるソウルジャズ・テクスチャを感じさせます。


シダー・ウォルトン(1934〜2013)


時代の流れをしっかりキャッチしながらも軸足はジャズに置いていたことは明らか。名スタンダード「For All We Know」のイントロやテーマのメロディは麗しく、「I Didn't Know What Time It Was」のピアノは端正なスウィング感がなんといっても魅力。

一方、オリジナル曲「Charmed Circle」には、ハードバップの熱量と、60年代半ばの新主流派を経た新時代を表現するジャズアーティストの気骨が聴こえ、70年代に教会で演奏していたことから生まれたという「」などでは、ゴスペルフィーリングがこれでもかと溢れ出ています。

シダー・ウォルトンが、キーストン・コーナーに初出演したのが1973年。HighNoteレーベルからは、1977〜78年のライヴ音源もCD化されており、かつてのメッセンジャーズの仲間フレディ・ハバードと共演するなど、キーストン・コーナーがシダーにとっていかに思い出深いベニューだったかを思いはかることができます。

79年、ウエストコースト・ツアーの一環としてブッキングされた1週間のキーストン・コーナー公演。この時代のアーティストの真の素顔をとらえた貴重な記録になります。

収録曲


01. The More I See You
02. Eastern Joy Dance
03. Grew's Tune
04. Soul-Leo
05. It Never Entered My Mind
06. Samba d'Blue
07. Brothers Under The Sun
08. For Those Who Do
09. New Wheels
10. Melody For Mulgrew

Cedar Walton (p,el-p on M1,5)
Steve Turre (tb except M2,6)
Manny Boyd (ts except M2,6)
Tony Dumas (b)
Ralph Penland (ds)
1979年8月14〜18日サンフランシスコ キーストン・コーナーでのライヴ録音


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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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