名門Impulse!デビューから2年 しなやかなベルベットヴォイスで魅了するサラ・マッケンジーの最新アルバムが登場

オーストラリア・メルボルン生まれのマッケンジーは、昨年バークリー・カレッジを卒業しパリに移住。パリの町を歌ったタイトル・トラックはパリへのラブレターともいえるだろう。自身の書き下ろしによるこの曲について、「本当に私はパリが好き。とても魅力的な街だわ。 美しく、さまざまな文化、食、スタイルに触れることができるの。パリの美しさ、魔法、そして精神すべてを捕えた曲を書きたいの」と語るマッケンジー。

アルバム全編には、オーストラリアからアメリカ、そしてヨーロッパと、まるで世界中を旅しているかのようなストーリーが詰まっている。イタリアへの旅は「When in Rome」となり、ポルトガルへの旅はジョビンの「Triste」、ロンドンは「Tea for Two」で表現されている、そして世界中の旅をまとめた自身のオリジナル曲ではピアノ演奏も聴かせてくれる。

自身のオリジナルは3曲、「Little Girl Blue」、「I'm Old Fashioned」、「Embraceable You」などグレート・アメリカン・ソングブックもふんだんに楽しめる一枚。アレンジもすべて彼女が手掛けており、前作以上にスタイリッシュ。また、ウォーレン・ウルフ（vib）、マーク・ホィットフィールド（g）、ルーベン・ロジャース（b）、グレゴリー・ハッチャーソン（ds）、ドミニク・ファリナッチ（tp）、ジェイミー・バウム（fl）、スコット・ロビンソン（as）、ラルフ・ムーア（ts）、ホメロ・ルバンボ（g）という豪華な顔ぶれがサイドを固めている。

収録曲

01． Tea For Two
02． Paris In The Rain
03． One Jealous Moon
04． Little Girl Blue
05． I'm Old Fashioned
06． When In Rome
07． Triste
08． Embraceable You
09． In The Name Of Love
10． Don't Be A Fool
11． Onwards And Upwards
12． Day In Day Out
13． Road Chops

Sarah McKenzie (p on M1〜7,10,13,vo)
Jamie Baum (fl on M1,5,7,11)
Dominick Farinacci (tp on M1,5,11,13)
Scott Robinson (as on M1,5,13)
Ralph Moore (ts on M1,3,5,12,13)
Warren Wolf (vib on M1,2,5,6,10,11)
Mark Whitfield (g on M1,2,4,6,8,10,11,13)
Romero Lubambo (nylon string guitar on M7,9)
Reuben Rogers (double bass on M1〜7,9〜13)
Gregory Hutchinson (ds on M1〜7,9〜13)

Paris In The Rain